ネット検索、地図アプリの利用、友達との連絡etc……。さまざまなシーンで毎日をサポートしてくれるスマホを、留学先でも使えるようにするには？SIMカードを使った方法をご紹介。

スマホはもはや生活における必需品。留学先で使えるよう準備を

日本での生活でもスマートフォンを手放せない人がほとんどだろう。留学中も、ネット検索や地図アプリの利用、日本の家族や友達との連絡など、さまざまな点で毎日をサポートしてくれる。海外でスマホを使用するための手段は多岐にわたり、現在では海外SIMカードを使う人が増えている。

今の主流は海外SIMカード

そもそもSIMカードとは

「SIMカード」とは携帯電話の加入者を特定するためのICカードを指し、スマホ本体のSIMカードソケットに収納されている。後述するSIMフリーのスマホやSIMロック解除済みのスマホを利用している場合、本体の電源を切った後に日本のSIMカードを抜き、海外対応のSIMカードを挿入すると、現地でも通信ができるようになるという仕組みだ。

Step1
SIMフリースマホを用意

Case 新たに購入

「SIMフリー」と明示されたスマートフォンを新品または中古で購入することができる。これならば海外のSIMカードを入れれば特別な手続きなしに、現地の通信キャリアを使って各種通信が可能。

Case SIMロックを解除

auなど日本の大手携帯キャリアで購入したスマホの場合、購入日から100日経過しているなどの条件を満たせばSIMロックを解除して他社のSIMを使えるようになる。場合によっては解除手数料が必要。

Step2
海外SIMカードを購入

Case 日本で購入

日本国内でも「海外トラベルSIM」などの名称で、外国で使用できるSIMカードが販売されている。データ通信のみのもの、音声通話やSMS送受信が可能なものなど、いろいろなプランが用意されている。

Case 留学先で購入

現地の到着空港や街中のショップで気軽に購入できる。中には無料配布している語学学校も。こちらも日数やデータ通信量によって多彩なプランがあり、通信料金としては通常、最も安価になる。

Attention!

SIMにはサイズがあるのでよく確認してから入手を

SIMカードと一口に言っても「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」の三つのサイズがあり、機種ごとにどれが使えるかが決まっている。実際にSIMカードを取り出して確認するか、ネット上で機種名を入れて検索してみよう。なお、好きなサイズに切り取って使えるタイプのSIMもある。

Step3
設定

日本で購入する場合、会社によっては日本語サポートが受けられるので、設定に自信がない人向き。留学先での購入なら現地の表示言語で設定を行う必要があるが、ショップ店員が設定を行ってくれることも。

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1～2週間の短期留学なら国際ローミングやWi-Fiルーターもあり

SIMカードを購入するよりは割高になるものの、海外で手軽にスマホを使いたいなら各携帯会社が提供している国際ローミングサービスを使ったり、海外で利用できるWi-Fiルーターをレンタルしたりする方法も。「短期なので料金があまり気にならない」という人はこちらも検討を。