こんにちは。名古屋留学ジャーナルの高持です。
「留学」というとアカデミックなイメージが先行しがちですが、学校で勉強する以外に「海外で経験を積む」ことも留学の醍醐味です。私の場合、海外の大学で勉強ができたことと同じぐらい、寮やホームステイでの体験から学んだ処世術が大きな財産となって、その後の社会人生活の中でとても役立っています。
今考えると大変恵まれていたのですが、子供の頃に夏休みを利用して海外研修に参加する機会がありました。当時は聞いたこともない国から来た留学生とお互いにジェスチャーだけでコミュニケーションを図り、子供ながらに寮生活を乗り切ったことは私の人生で最初の大冒険でした。
高校卒業後はオーストラリアとアメリカを渡り歩き、複数のホストファミリーとの生活を体験しました。さまざまな家族構成や個性豊かなホストファミリーがいましたが、一番印象的だったのはメキシコからの移民のファミリーでした。
私とはもちろん英語でコミュニケーションを取ってくれますが、家族が集まると家の中はスペイン語圏に早変わり。それが原因で出て行った留学生もいたようですが、ホストマザーが作る美味しいメキシコ料理の誘惑には勝てず、「私がスペイン語を覚えれば大丈夫!」と考えを切り替えたおかげで、スペイン語は(話せませんが)日常会話なら理解できるようになりました。
そして、転校後に一番長く居座り続けたホームステイでは、ホストファミリーの家庭行事から揉め事(!)まで本当にたくさんのことを一緒に経験させてもらいました。卒業後20年以上経った今でもホストマザーはもちろん、当時小学生だったホストシスターとも交流があり、私が出張などでアメリカを訪れた際にはディナーに招待してくれます。すっかり大人になったホストシスターから、「今度ホストファミリーになって、初めての留学生を受け入れるの!」と聞いたときには本当に嬉しく思いました。
留学期間が長くなればなるほど、楽しいことと同じ数だけ嫌なことや不安なことにも遭遇すると思います。何事にも失敗や間違いを恐れずにぶつかっていくことで、それを乗り切った自信と経験がきっと将来役に立つはずです。もちろん、笑ったり泣いたりしながら、その会話の中から一つでも多くの英語表現や単語を覚える貪欲さも忘れずに!
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