【中学生】マレーシア サマーキャンプで生徒達は何を学んだか
2024年7月、留学ジャーナル主催の「名門インターナショナルスクールでサマーキャンプ&SDGsを学ぶinマレーシア」が催行されました。
対象は中学生、イギリスに本校のある名門スクールのサマーキャンプに参加する、10日間の海外スタディツアーです。
その内容をレポートいたします。
10日間のカリキュラム
マレーシアは多民族国家で構成されるアジアの中でも発展目覚ましい国です。公用語はマレー語、英語、中国語で、ほとんどのマレーシア人がバイリンガル、トリリンガル以上と言われています。
学校はイギリスで500年の歴史を誇るウェールズの寄宿学校の姉妹校で、真の国際教育を目指した教育を行っています。今回のキャンプは学校が開校する多国籍なサマーキャンプに参加して、に授業を受けたり、クラブ活動に参加したりするほか、大学訪問、企業訪問、市内観光などを行う盛りだくさんのスタディツアーでした。
学校の授業や寮生活
授業
1レッスンが1時間30分で、通常3レッスンが行われます。例えば1時間目英語、2時間目Malaysian Culture、3時間目STEAM のようなカリキュラムです。英語やSTEAMの授業はペアワークやグループワーク、Malaysian Cultureは講義スタイルが多く採用されていました。授業にはメインの先生のほかサポートの先生が2名程度つき、すべて英語で行われます。
常に発言や思考を促す授業で、「いつもオープンな雰囲気でした」という感想があったように、生徒が緊張せずに参加しやすいよう、細やかなノウハウが散りばめられていました。
宿題・放課後
宿題は毎日、30分ほどで終わるような内容が、Google Classroomで配信されました。若干のデジタルスキルが要求されるのも、生徒にとっては良い経験となったようです。 放課後はチームスポーツを楽しむクラブ活動や、日替わりのナイトアクティビティが行われます。
寮生活
2名でひと部屋が割り当てられます。もっとも衝撃的だったのは「スマートフォンと薬を学校が預かる」というシステムでした。スマートフォンは1日90分間のみ使用が許可されます。薬は学校が預かるときに詳しくヒアリングをし、服用時間に応じて学校が用意してくれ、慣れない海外生活でも飲み忘れがないよう配慮します。
「寮のスタッフはずっとフレンドリーだった」「一緒に雑談した」など生徒たちからは好評価でしたが、ルールに関しては厳格で、ある意味この点も大きな学びになったと思われます。
食事はブッフェスタイルで、一般的な西洋料理やマレーシアの伝統料理が多かったようです。最初の頃は「美味しくない」という感想も複数名から聞かれましたが、徐々に慣れてきたようです。
生徒達の学んだもの
多様な国から学生たちが集まるサマーキャンプに、生徒からは「他の国から来た人たちとコミュニケーションをとるのが楽しかった」「外国人の友達を作りたいと思っている人が多かった気がする」「外国の文化について知ることができて楽しかった」「自分の要望を伝えるのが大変だったが、そのぶん、伝わった時の感動が大きかったです」など、多くの感想をいただきました。
「学校の柵の外側に猿がたくさんいて驚いた!」「スーパーにみんなで行って、買い物体験ができた」など、異国ならではの驚きや体験もありました。
企業訪問では、クアラルンプール内のショッピングモールと、日本企業でマレーシアに展開する家具・インテリア小売業を訪問しました。従業員から業務内容について説明を受け、生徒達は多くの刺激を受けたようです。
「店長さんがおっしゃっていたように、やりたいことに挑戦することは、本当に大切だと思った」
「日本に帰ったら、自分の未来についてもっと深く考えて、将来の目標を決めたい」など、口々に多くの感謝や前向きな感想を述べてくれました。
最後に、中学1年生S.M.さんからの感想をご紹介します:
「いろんな国の人のことを知って、協力したり、一緒にスポーツをしたりして、とても楽しかったです。英語も前より話せるようになったし、自分から行動する力もついて、成長したな、と思いました。学校生活以外も英語で生活して、大変だったけれど、コミュニケーションをしっかりとって、伝えようとすることで、すごく楽しいツアーとなりまいた。英語の面以外も育つ、いい留学でした」
留学ジャーナル法人部では、これからも生徒様の成長に少しでも寄与できるよう、活動を続けてまいります。
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㈱留学ジャーナル 法人部
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今回のコラム担当
A.M.
【Profile】
トビタテ!留学Japanサポーター。国家資格キャリアコンサルタント。新聞社、雑誌社、PR会社の勤務経験を経て現職へ。
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