2015年留学ジャーナルのUCLA留学生による留学ブログ|Interpreter of Maladies(移民文学)

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Interpreter of Maladies(移民文学)

July 30, 2015

今日は毎週、楽しみにしていることについて。

 

リーディングの授業でExtensive Reading (補助教材)

として紹介された本がある。

 

月から木曜は、UCLA特製のちょっと内容に偏りのある

メイン教材に沿っての授業。

(ゆえに、あまりexcitingではない、

と学校側アンケートに意見しておいた。)

そして金曜は、この本についてのディスカッションに費やされる。

IMG_2092.JPGJhumpa Lahiri, Interpreter of Maladies (1999)

これが本当に美しい。

 

インド系アメリカ人の女性作家の短編集。

授業では、一編ずつ毎週ディスカッションするが、

私は最初のチャプターをを読むと止まらなかった。

移民としての「意識」、インドの「歴史」、人種を超えた「情感」

それぞれに切なく胸打つものがある。

 

これはアジアの血が流れた人間に共感を呼ぶのだろうか。

レビューをみると、

日系アメリカ人作家ミチコ・カクタニも絶賛している。

(これは、すごい。彼女は結構辛辣な批評家としてアメリカでは有名。

米ドラマ、Sex and the Cityのキャリーも彼女に酷評された

とかで凹んでたはず。

光栄にも、彼女と同じそう多くない漢字を苗字に持つばかりに、

私も海外で文学をやっているなんて言うと、

「あの、ミチコ・カクタニとご親戚?」なんて言われるため、

勝手に個人的親近感を感じている)

 

いや、この感覚はアジア人に訴えるばかりではない。

2000年かな?ピューリーツァー賞も受賞している。

 

決して熱い感動ではないが、

とりあえず、一編一編に流れる「時」を流れを味わってほしい。

あったかい飲み物と一緒に。

 ≪ Hollywood(アメリカ疲れ) The Boiling Crab(食べ物) ≫ 

プロフィール

profile
Yumiko Sumitani
神戸女学院大学文学部英文科卒業後、同大学大学院へ進学。イギリス文学を学ぶ。研究の傍ら、大阪、神戸の大学にて非常勤講師として英語や文学を教える。2015年、博士号(文学)を取得。同年、留学ジャーナルより「2015年UCLA奨学生」に選ばれる。半年の休暇を利用して、UCLA Extension提供の Academic Intensive English Program (AIEP) を12週間受講。さらなる語学力向上を目指す。

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