Grammar(日本の英語教育)
タイトルからして文句言いそう?
いいえ、とんでもない。
今日は、日本の英語教育も捨てたもんじゃない、
むしろ感謝してますという感想。
午前の必須授業「Grammar」では、
例えば、Modals of Necessity, Modals of Certainty,
Adjective Clauses, Adverb Clauses などを習いました。
と、聞くと???、なにそれ?という感じかな。
日本で、日本語で、文法を習った者には、一瞬「へ?」
でも、日本で「ちゃんと」勉強してたら、
授業が進むとすぐに分かる。
must, should, can, could, may, might などの
助動詞の(確実性や話者の意思の強弱による)使い分けであったり、
when, while, since, because, although, as, if などの
時や理由、条件を表す副詞節のことであったり、
who, which, that, whose などの関係代名詞のこと。
ピンとくる人は、全世界、どこで受けても、文法なんて楽勝。
は?のままの人は、老婆心ながら声を大にして言いたい。
外国語の文法は、母語で教わりマスターしておけ、と。
帰国子女や子供は別。
せっかく日本で否が応でも6年ある英語教育。
母語で学べるうちに、好いとこ取りをしないと、もったいない。
これ、結構しんどいと思うよ
外国で外国語の文法いちから習うって。
もちろん、日本の学校にも質にばらつきがあるだろうけど、
英語はほかのラテン語系に比べて、名詞に性別もないし、
時制もすごい少ない。絶対マスターできる。文法だけなら。
日本の英語教育が、暗記ばかりで実用性に乏しいと批判され久しいが、
あの、飽きるほど繰り返し、繰り返し解かされる演習問題で、
私は文法を覚え、例文を頭に叩き込んだ。
丸暗記した例文とは便利なもので、その後、
必要に応じて、名詞やら動詞やらを入れ替え、なんとかやってきた。
「文法ばかりしているから、日本人は・・・」
文法ばっかり?文法は大きな強みである。
読むにも書くにも、喋るにも、文法。
結局、「レベル」を測られるのは文法力でしかない。
「実用性」は測りにくいのだ。
中東から来た子が、「自分はとても低いクラスに入れられてしまった。
私たちは喋れるし言うことも全てわかっているのに」と嘆いていた。
そう、ほんとしゃべれる。
でも、彼女を宿題をのぞいてみて納得。
非常に基本的な文法事項があやふやすぎた。
他にも、もう一年半以上、語学学校にいるベラベラな、
これまたアラブの子は、IELTSやTOEFLで点が取れないから、
なかなか大学に入れないと。
例え、スピーキングテストでも、試験(官)というものは、
文法力や語彙をチェックする。
しゃべれるっぽい、ほとんど分かっちゃいる、ではダメなのだ。
世界中、最終的な教養は読み書きで判断されることを忘れてはいけない。
抽象的で複雑な文章を理解し、
洗練された文章で自分の意見を明解に書くことは容易ではない。
その礎となるのは、なんといっても文法と語彙力。
文法はコツコツとした者だけが必勝する
しゃべりに、リスニングなんか現地に住めば楽勝
発音やイントネーションは「カッコつけ」で「真似し」が圧勝する
だから!日本人はまずは文法だけでもいい。
(逆に言えば、それを取ったら何が残る?!)
完璧にマスターし、レベルの高い教育機関に振り分けられ、
それから、生活の中で英語にこなれていったらいい。
後者は誰にでも出来る。
日本人よ、文法を侮ることなかれ。アメリカ本土で
"Preposition Queen" (前置詞の女王)
の異名を取るのも悪くないぞ。
"Santa Barbara"
A city 1.5 hours away from Westwood
Famous for wineries