シンガポール研修引率で感じた4つの良いこと
近年、フィリピンや韓国、東南アジアなど、近隣諸国への留学や研修希望が増えています。先日ある学校様の海外研修のため、シンガポールへ引率へ行って参りました。
最近ではシンガポールよりもベトナムやカンボジア、そしてタイなどの発展途上国への留学や研修も増えていますが、今回シンガポールを訪問し、改めて知った、感じた『シンガポールの良さ』をお伝えします。
【1】 多民族国家に触れる大切さ
シンガポールは東南アジアに位置する国の1つで、大きな特徴が多民族国家であることです。中華系、マレー系、インド系、さらにはその他の外国人もたくさん住んでいて、いろんな文化に触れることができます。また、宗教も、仏教(道教)・イスラム教・ヒンズー教に分かれており、こういった多民族国家に触れることが、子供たちの視野を広げ、グローバル人材を育てるための一番の近道ではないかと強く感じました。
【2】 気候が温暖で治安が良い
気候は「熱帯モンスーン気候」で日本のように四季がありません。雨期(11〜2月)と乾期(3〜10月)に分かれており、年間の平均気温は28.4℃ととても暖かいです。また、時差も1時間しかないため、時差ボケを気にする必要がなく、短期研修には最適な場所と言えるでしょう。
また、シンガポールは世界的にみても治安の良い国です。留学ジャーナルが主に紹介しているアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドのどこよりも低い犯罪発生率を誇っており、スリや泥棒の被害はあるようですが日本と同じ常識的な行動を心掛ければ、日々の生活で危険な目にあうことはまずありません。
【3】 さまざまな言語に触れることで英語の重要性を知ることができる
シンガポールは英語・中国語・マレー語・タミール語が公用語となっていますが、学校では英語を教育言語として使用し、ビジネス文書なども全て英語が使われており、アジアで唯一、公的にも実社会でも英語が日常的に使われている国です。
ただ、多言語であるシンガポールでは、様々な母語を持つ人々がそれぞれのお国訛りで堂々と英語を使っています。英語に苦手意識を持ち、間違ってはいけないという完ぺき主義の傾向にある日本人にこそ、シンガポールの様々な英語に触れることによって、英語への苦手意識を取り除いて欲しいと思います。
【4】 日本人が住みやすい環境
シンガポールの街はコンパクトにまとまっており、インフラがしっかりと整備され、近隣諸国へのアクセスの良さなどからも東南アジアやアジア太平洋地域のビジネス拠点として、シンガポールはこれからもアジアをリードしていく国だと感じました。特に最近は日本から多くの企業がシンガポールに進出し、グローバル戦略の拠点として、物流・金融・情報・教育・人材・採用などあらゆる分野のハブとしてシンガポールを活用していますので、若いうちにシンガポールを訪れておくことがとても大切なことだと思います。
日本と同じアジア圏であるシンガポールという国を知ることで、「今後、海外で活躍するためには何が必要なのか」ということを知るきっかけになるのではないかと思います。シンガポール研修をお考えの先生方や教育関係のみなさま、ぜひとも留学ジャーナルまでお問い合わせください。お話を伺いながら、各学校に合ったプログラムをカスタマイズさせていただきます。
今回のコラム担当
グローバルビジネス部 K
【Profile】
大学卒業後、自動車メーカーに就職後、ニュージーランドへ1年間の語学留学。その後、オーストラリアでのワーキングホリデーを経験し、現在に至る。 入社後、カウンセラーとして約10年間勤務したのち、現在は法人担当として学校や企業の案件を取り扱う。
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