大学生向け「海外インターンシップ研修」

海外研修と言えば「ホームステイをしながら英語の勉強をする」というスタイルが定番ですが、最近は英語学習以外に『体験型』の海外研修プランのご相談をいただくケースが増えてきました。
中学や高校時代に、すでにホームステイや英語研修を経験している学生向けだったり、大学様によっては学年毎に海外研修を企画し毎年参加することを推奨していたりなど、2回目の海外研修としてご要望をいただくのが海外インターンシップです。
日本ではもはや就職活動の一環となっているインターンシップですが、海外で行うインターンシップとはその条件や内容は、日本のものと大きく異なります。今回は、留学ジャーナルで企画し実施している大学生向けの海外インターンシップ研修についてご紹介いたします。
夏休みを利用した、アメリカでの英語+インターンシップ研修

研修1週目は、語学学校での英語研修を受けながら、翌週からのインターンシップに備えます。語学学校では、世界中から集まる留学生と一緒に、英語力に応じたインターナショナルクラスで英語の授業を受けます。英語の「読む」「書く」「聞く」「話す」の基本4技能をすべてカバーしたカリキュラムで、多くの日本人が苦手意識のある「話す」ことに重点をおいた授業内容です。
そして、英語研修中に現地スタッフと一緒にインターンシップ企業へ伺い、企業の担当者との顔合わせを行います。一緒に働くスタッフに挨拶をして、職場見学や就業規則、仕事の内容について説明を受けます。実際の仕事は翌週からですが、この顔合わせはすべて英語で行われますので、すでにインターンシップが始まっています。
また、到着直後から地元のアメリカ人家庭でのホームステイ生活もスタートしますので、1週目はアメリカの食文化や生活習慣に慣れるための時間でもあります。最初の数日間はカルチャーショックやイメージショックを受ける学生もいますが、現地スタッフが生活面もしっかりサポートします。
研修2週目と3週目はインターンシップです。インターンシップ先の実績として、観光・旅行関係、ホテル、IT・ウェブマーケティング、出版・広告、アパレル、スポーツ関連、NPO 法人、教育関係などがあります。実際にアシスタントとしてお客様の接客を行うこともめずらしくありませんので、学生の英語力やスキル(アルバイト経験、専門知識など)によって受入企業が決まります。
この研修では、申し込み時に日本とアメリカをつないでウェブ面接を行います。ここで学生の英語力もチェックされますので、例えば上級レベルだとアメリカ系企業、中級レベルだとアメリカ系NPO団体、初中級レベルだと日系企業に受入企業が決まることが多いです。
ベトナムで行う、英語でのインターンシップ
海外でのインターンシップの需要が高まる反面、欧米諸国では入国査証(ビザ)のルールが厳格化され、留学生のインターンシップが規制されるケースも出てきています。そのため、最近ではアジア諸国で行うインターンシップにも注目が集まってきています。留学ジャーナルでは、ベトナムでの短期・中期の英語インターンシップに実績があります。特に人気があるのが、3つ星以上のホテルで行うインターンシップです。1ヵ月から3ヵ月までの期間で、ハウスキーピングからスタートし、ベルパーソンやレストラン、フロントやコンシェルジュ、マーケティングやセールス(営業)まで、学生の能力や経験に応じてインターンシップ期間中にさまざまな仕事を任されます。
ベトナムでのホテルインターンシップは、航空業界を含めたサービス業の就職を希望している学生からの問い合わせが多く、個人(1名)単位での申し込みが可能で通年開始できます。実際にこのインターンシップに大学3年生時に参加されたお客様から、帰国後に希望していた航空会社の客室乗務職で内定が出たという嬉しいご報告もいただきました。

ベトナムでのインターンシップは、ホテル以外にも医療系やエンジニア系、日本語教師、マーケティングやマネージメントなど、さまざまな分野で手配が可能です。学生の英語力と大学の専攻(専門知識)、アルバイトの経験などを考慮して受入先を提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
今回のコラム担当
名古屋支店 T
【Profile】
留学カウンセラーとして20年以上にわたり、語学留学から大学院留学まで多くのお客様を世界に送り出す。現在は法人担当として、主に学校法人や企業からの留学のご相談を受けているほか、高校や大学での留学セミナーなどを行っている。 短大在学中にアメリカ・ロサンゼルスに留学したほか、カナダ、イギリス、オーストラリアでのホームステイ経験あり。
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