日常から感じる日本のグローバル化

私は以前、飲食店で接客業務をしていた際、「近年来日される外国人の方が増加している」ということをひしひしと感じていました。職場が京都だったということもあり、お客様の半数近くの方が外国人観光客でした。客席から聞こえてくる会話の言語はさまざまで、京都にいながらも国際空港にいるかのような気分で、接客をしていました。外国人の増加はお客様に限らず、一緒に働く従業員も、外国人の方が増えているように感じていました。そうした環境で、他言語を話すことができない自身の語学力の低さを感じ、2つの課題を抱えていました。

1. 外国人のお客様のクレーム対応ができないこと
トラブルがおきた際、責任者である自分自身が対応したいけれど、他言語が話せないゆえに、留学経験のある新人アルバイトを通して話をしなければならなかった。

2. 外国人アルバイトに対し、適切な指導ができないこと
ある程度日本語を話せるスタッフばかりでしたが、細かい表現を日本語で伝えられず、結果として簡単な仕事ばかりをお願いすることが多かった。「英語を話せていたら、もっと適切な指導ができ、より多くの仕事を任せられるのに...」と思うことも。

コラム用写真.jpgこのように、日々、外国人との関わりが増えていく中で、さまざまな課題と直面した私は、語学を学ぶため留学を決意!前職を退職しカナダに1年間、ワーキングホリデーをしに旅立ちました。

「ワーキングホリデー」はカナダでの就労体験ができるビザですが、当時の自分の語学力で働くにはためらいがあり、何より語学をきちんと学びたい!という気持ちが強くあったので、渡航してすぐの約3ヵ月間は現地の語学学校に通いました。

その中で、私を驚かせたのは、"企業の研修"で語学学校に来ている同世代の日本人の存在でした。私の前職の会社には「海外での語学留学を研修の中で行う」という制度がなかったため、企業から複数で来て一緒に学んでいる姿を見て、とても羨ましく感じました。また、私が通っていた学校以外の語学学校でも、企業の研修の一環で来られている方が多く、カナダでも日本の企業のグローバル化が進んでいることを実感しました。

現在の日本において、たとえ一生涯国外へ出る機会がなかったとしても、外を歩けば外国人と会わない日はありませんし、今日外国の方と関わりがなかったとしても、明日どこかで関わる機会は日本中に溢れています。より多くの人とコミュニケーションを取れるようになることは、仕事においてもプライベートにおいても、非常に有意義ではないでしょうか。

短い期間でも、実際にその国に行ってその国の言語を学ぶことは、語学力だけでなく、その国の人たちの文化や価値観を学んだり、語学学校では多国籍のクラスメイトと交流するなど、広い視野を持ってコミュニケーションをとるために大きく役立つ経験だと思います。

私たち留学ジャーナルは、お客様にお話を伺いながら、"漠然としている留学"を明確にし、実現させるためのお手伝いをしています。個人のお客様から企業様の研修まで、幅広く最適なプランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

今回のコラム担当

広島支店 M

【Profile】

大学卒業後、飲食チェーンに入社。接客業の傍ら、留学に興味を持つ。前職を退職しカナダ、バンクーバーで1年間のワーキングホリデーを経験。帰国後、留学ジャーナルに就職。カウンセラーとして勤務している。

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