海外留学保険について

留学ジャーナルでは、海外留学をされるみなさまに、必ず海外留学保険にご加入いただけるようご案内しています。海外留学は旅行とは異なり、期間も旅行より長く、活動範囲も広くなりますので、急に病気になってしまったり、運悪く盗難に遭ってしまったり、思いがけないトラブルに巻き込まれることがあります。トラブルなくお過ごしいただけるよう、ご出発前オリエンテーションでもお話させていただいていますが、万が一のトラブルに備えて、ぜひご加入をおすすめいたします。

保険加入の重要性

海外留学保険のご加入をおすすめすると、「日本でも病院にほとんど行かないから大丈夫!」や「2週間の短期間だからクレジットカード付帯の保険のみで大丈夫!」などとおっしゃる方が、たまにいらっしゃいます。

medical-563427_1920.jpg留学ジャーナルでご留学された方で、実際に海外留学保険をご利用になる割合ですが、3~6ヵ月のご留学期間の場合は約25%、6~12ヵ月の場合は約50%、1年以上の場合ですと90%以上の方がご利用になっています。留学期間が長くなると、行動範囲も広がり、保険事故率も上がる傾向にありますが、1ヵ月以内のご留学の方でも保険事故は発生していますので、万が一のトラブルへの備えは必要です。クレジットカードの付帯保険は、一般的にゴールドカードであっても、治療救援費用が数百万円と支払額が非常に少ないことも多いですし、携行品損害補償(盗難などの補償)や賠償責任補償(他人や他人の物に損害を与えた場合などの補償)がついていないこともあります。また、病院によっては、何らかの保険に加入している確認が出来ないと、支払い能力があると判断されず、治療さえも受けられず、病院をたらい回しにされてしまうこともあるとの報告もあります。

留学先の保険

大学進学をされる方や、短期間であっても大学が提供する語学プログラムに参加される場合は、現地の大学が指定する保険に入らなければならない場合があります。そのような場合、「日本から海外留学保険には入らなくてよいですよね?」とご質問いただくことがよくありますが、現地の保険と日本の海外留学保険は、同じ保険でも補償の内容はもちろん、付帯するサービスも大きく異なりますので注意が必要です。

まず、大学で強制的に加入させられる現地の保険は、通常「治療・救援費用」の補償のみしかない場合がほとんどです。上述のクレジットカードの付帯保険と同様、携行品損害や賠償責任に対応する補償はついていないことが多いです。 また、現地の保険の場合、自国内で発生した事故しか補償できないこともあります。例えばアメリカに留学中の場合、週末や夏期休暇中にカナダに旅行に行くこともあると思いますが、カナダで事故が発生した場合は補償の対象外となることがあります。その点、日本の海外留学保険は他国に旅行中の事故も補償されるので安心です。

ambulance-architecture-building-business-263402.jpg最後に、一番大きな違いとして、当然ながら現地の保険の手続きは全て英語で行います。電話の問い合わせや書類の手続きまで全て英語になりますが、保険を利用するような病気やけが、何らかのトラブル時は、異国にいながら英語で対処しなければならず、どの方もやはり不安なものです。そんな時には、日本の保険会社で、日本語でスムーズに手続きができると安心です。

それでも、2つも保険に加入するのは、保険料の負担を考えるとちょっと…という方も多いかと思います。そんなお客様のご要望にお応えして、留学ジャーナルでは、現地の保険に加入する方専用に、現地の保険で補償される治療・救援費用の補償のみ補償金額を少なくし、お支払いいただく保険料をおさえた海外留学保険プランもご案内しています。

実際の事故例

では、実際海外で病院にかかった際に、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
具体的に想像ができない方が多いと思いますので、実際にあった事故例をご紹介します。

事例1:北米 自動車事故に遭い、5日間入院する。
留学先で自分の車で高速道路を運転中、急にハンドル操作ができなくなり、ガードレールに激突。 内臓を損傷し、ICU(集中治療室)で治療を受ける。計5日間入院し、退院後も現地でリハビリ治療を受けた。保険会社からは、病院へ約1,200万円が支払われた。
→この方の場合、保険会社のキャッシュレスサービスが利用できたため、お客様の一時的な費用負担もありませんでした。通常は、病院から請求される費用は一旦お客様が支払い、後から支払った分の保険金を保険会社に請求する流れになります。

事例2:イギリス 台風のため、帰国便が欠航になった。
台風により帰国の飛行機が欠航になり、航空会社が代替便を手配してくれた。が、飛行機がしばらく混み合っており、航空会社が予約した便は、4日後の便だった。そのため、ホームステイを4日間延長し、追加でホストファミリーに160ポンド(約24,000円)支払った。
→この方の場合、追加で支払ったホームステイ代は、日本に帰ってから保険金の請求をし、支払った約24,000円は保険金として保険会社から支払われました。また、この方は、4日滞在が延長になったことで、日本から加入していった海外留学保険が4日分足りなくなってしまいました。海外留学保険は留学ジャーナルで加入いただいていたため、すぐに弊社から日本のご家族様にご連絡を入れ、事情をご説明の上保険延長の手続きを行い、無事にご帰国いただけました。

事例3:北米 感染症に感染し、留学継続が困難になり日本に緊急帰国した。
留学先で急に体調不良になり、緊急入院。感染症に感染しており、4日間入院したが回復せず、看護師を伴い、ビジネスクラスの飛行機の座席で緊急帰国した。保険会社の支払いは、約600万円だった。
→この方は、入院中は保険会社が手配した通訳の方がつき添い、帰国時の飛行機の手配、看護師の手配は保険会社が全て行いました。日本に帰国後も治療が継続しており、帰国後の治療費も保険会社で補償されています(※注1)。

※注1 ご加入いただいた保険会社では、旅行行程中に発病し治療を開始した後180日間の治療費用を補償する規定になっていたため、日本に帰国後の治療も補償されました。



海外留学保険をご利用いただけるようなトラブルに遭遇した場合、目の前のトラブルを対処するに精一杯で、なかなか保険が利用できるかなど判断ができないことも多いと思います。 留学ジャーナルでは、万が一トラブルに遭遇した場合も、ご留学先の学校や保険会社と協力して、みなさまのサポートをさせていただいております。ご出発からご帰国まで安心してお過ごしいただけるようトータルでお手伝いさせていただきますので、ぜひご相談お待ちしております。

今回のコラム担当

法人部 S

【Profile】

大学卒業後、日系航空会社に就職し、成田空港にて国際線担当地上職員として勤務。その後、実践的な英語コミュニケーション能力を身に付けるため、退職後オーストラリアに語学留学。帰国後は、留学ジャーナルにて留学手配を担当。

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