子ども時代の海外体験はどんな効果があるのか。現場スタッフが実体験を共有

早いうちから子どもを海外へ送り出す側の胸中としては、どんな効果があるのか知りたいという気持ちも大きいのではないでしょうか。そこで今回は、法人研修のコーディネーターをしているIと、同じく法人研修の手続き業務を担当しており、自身の子ども2人をオーストラリアへホームステイに送り出した経験のあるSの対談をお届け致します。

CONTENTS
●英語教育現場の変化
●子どもたちの現地での成長と、帰国後に親から見えた成果
●お客様と当社との関わり、また、学校様との取り組みについて

英語教育現場の変化

I:みなさん、こんにちは。留学ジャーナル法人部Iです。法人部では、今年7月からweb上でコラムの掲載を開始いたしました。今回は対談形式ということで、2人でお送りいたします。手続き業務担当のSです。(拍手)こんにちは。

S:よろしくお願いします。

I:さて、今日はこちら、『子ども時代の海外体験はどんな効果があるのか』ということについてお話ししていきたいと思います。今日、Sさんに登場してもらった理由が2点あります。まず、現役のママさんであること。2つ目は、法人研修の手続き業務の過程で、渡航者の方や、先生方とお話しする機会がありますので、その点も少し含めながらお話をしたいと思います。

I:早速ですが、英語教育現場の変化については耳にしますが、Sさんのお子さんの学校もやっぱりそうですか。

S:はい、今まで英語の授業は5年生からでしたが、今年になって3年生から授業が始まるようになりました。我が家の2人の息子たちも今年は学校がしばらくお休みだったのですが、小6の長男は英語での自己紹介、小3の弟はローマ字の練習が課題として出されていましたね。

I:成績もつくのでしょうか。

S:長男の方は今年から他の教科と同じように、3段階でつくようです。「よくできる」がつけばいいのですが…。英語の4技能を4年間通して基礎をしっかり理解した上で中学へ上がることが狙いで、ある程度の英語力を小学生のうちにつけておく必要があると聞いています。

I:私たちが子どものときには考えられない変化ですね。そういった現状があるからこそ、Sさんはお子さんの海外行きを決意されたのですね!

S:はい、2年前の夏休み、子どもが小1と小4のときに良いチャンスがあって、オーストラリアのケアンズにホームステイをさせました。たまたま主人も長期の休みが取れたこともあって、主人と子ども2人は先に出発し、私は最後の1週間だけ合流しました。

子どもたちの現地での成長と、帰国後に親から見えた成果

I:ホームステイをしたとのことで、きっとママの不安もあったかと思いますが、3週間の現地での様子を教えてください。

S:はい、ホストファミリーには、同じ年代の女の子2人がいたのですが、主人曰く、最初の1週目は、向こうの子供たちが話しかけても、何を言っているか分からないようで、全て主人を通してコミュニケーションを取っていたそうです。これでは勿体ないと思い、2週目に現地の子どもの友達家族と外で遊ぶ機会を作ったところ、気づいたら、「Come on!」とか「Wow!」とか自然に英語が口から出てくるようになったそうです。そして、私が合流した3週目には、「I got it!」とか、文章もスラスラっと出てくるようになっていました。

I:わぁ!とっても嬉しい成長ですね。

S:主人が言うには、子どもなりに勇気を振り絞って話してみたら「自分の英語が通じた!」「相手の言っていることがわかった!」というのがとても嬉しかったようで、それをきっかけに、急に単語とジェスチャーでコミュニケーションを取り始めたようでした。

I:ひとつひとつがほほえましくなりますよね。親の立場からしても、印象的なことがきっと多かったと思いますが、実際の成果としてはどのようなことがありましたか。

S:なんといっても、特に下の子が英語に興味を持ったことです。お兄ちゃんと違い、今までは「英語は下手だから嫌い」と言っていたのですが、オーストラリアから帰ってきてからは「ママ、英語で○○ってなんていうの?」とよく聞いてくるようになりました。

I:見える成果ですよね、まさに。

S:自分のことは自分でやるという感覚も身につきました。お世話になったご家庭のお子さん2人が、食事のテーブルセッティングなど積極的にお手伝いをしていたのですが、それに触発されたのか、帰国後は前よりもお手伝いを積極的にしてくれたり、また、小さなことですが、脱いだものを洗濯かごに入れたりという姿が見られました。なんでも自分でやってみようという自立心が芽生えたな、ということも強く感じます。

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お客様と当社との関わり、また、学校様との取り組みについて

I:私も振り返れば、担当させていただいた生徒様の保護者様からそういった声をよくお聞きしました。Sさんも留学手続きを担当していて、そうしたことはありますよね?

S:はい、仕事をしていて、学校の先生方はもちろん、保護者の方とお話しすることが多くありますが、お子さんはもちろん、保護者の方も行かせるのが不安だとよくご相談いただきます。親の立場から考えても、お気持ちは本当によくわかりますので、お荷物の準備だけでなく、気持ちの上での準備、心構えまで、事前にいろいろなお話をさせていただいています。

I:そのように、ご不安をできるだけ払拭しながら、現地でこういうことをしてきたらいいよ!というようなアドバイスもさせてもらっていますよね。

S:そんな方から帰国後、「参加させてよかったです!」とお礼を言っていただけたり、学校の先生から「〇〇くん、とても成長したんです」などお声をお聞きしたりすると、お子様の成長に少しでも関われたのだなという気がして、とても嬉しく思います。

I:留学ジャーナルではただ海外へ行かせるのではなく、渡航前の目的意識を促す取り組みとして事前学習~事後学習を組み込んだプログラムを企画・運営しています。学校で学んだことを海外で生かし、帰国後にさらに磨きをかけて自身の将来設計につなげるという、一貫したつながりをもったプログラム提供を得意としています。

生徒様が成長できる研修プログラム作りは、点と点をつなぐフォローアップをしながら未来に向けた人材育成のお手伝いをする留学ジャーナルにお任せください。

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今回のコラム担当

法人部 研修手配担当 S.S.

【Profile】

前職は日系航空会社での国際線担当地上職員。その後、実践的な英語コミュニケーション能力を身に付けるため単身オーストラリアへ。帰国後現職に至る。お客様へのフォロー技術と語学力を活かし、学校・企業研修の手続きを担当することで、営業支援を行う。

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