カナダ留学のおすすめ都市
カナダ人気都市ランキング
バンクーバー | |
トロント | ビクトリア |
モントリオール | カルガリー |
- バンクーバー
- トロント
- ビクトリア
- モントリオール
- カルガリー
カナダには魅力的な都市が多数あるが、なかでも留学先として人気の都市をランキング形式で紹介する。
1位にランクインしたのは太平洋側の都市・バンクーバー。バンクーバーはカナダのみならず、他国を合わせても留学生数1位となった留学先として大変人気のある街。自然と都市が融合し住みやすいだけでなく、人が優しいという側面も。
以下、トロント・ビクトリア・モントリオール・カルガリーが続く。各都市の魅力について見ていこう。
(2022年留学ジャーナル利用者統計より)
1位 バンクーバーVANCOUVER
調査機関などによる発表で「世界で最も住みやすい街」に選ばれる常連のバンクーバー。欧米諸国やアジアからの移民が多く、異なる文化を優しく受け入れてくれる。物価は、アメリカ、イギリスと比べ、やや安い傾向。標準的な発音の英語を、リーズナブルに学べる点でカナダを評価する人も多い。
また、日本を含めアジア系の移民が多いため、海外での生活が初めての方にもおすすめ。アジアの商品を扱う店舗も多く、日本で使っていた日用品や食材などが簡単に手に入る。太平洋側にあるため、カナダ東部の都市よりも比較的短時間でアクセスできるのもポイント。
夏場はドライで涼しく、高緯度ながら冬場の寒さもそれほど厳しくない。四季の移り変わりを楽しみながら、快適に過ごせる。近代的な大都市でありながら、すぐ近くに海や山が広がるロケーションこそ、バンクーバーの魅力といえる。
スローライフに憧れるなら、バンクーバーと同じくブリティッシュコロンビア州にあるケローナやカムループスがおすすめ。いずれも自然が豊かで四季の移り変わりを楽しめる。バンクーバーからは国内線の飛行機で1時間ほどで行くことができる。
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気 候
夏は一番暑くても20℃と涼しめ。冬は温暖だが、雨が多い
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時 差
-17時間(サマータイム期間中は-16時間)
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主要観光スポット
イエールタウン、ギャスタウン、スタンレーパーク、バンデューセン植物園、UBC人類学博物館
2位 トロントTORONTO
オンタリオ湖の北岸に位置するトロントは、治安が良く美しく整備された、摩天楼輝くカナダ随一のビッグシティ。国際的規模の美術館や博物館が点在し、都会的なビジネス街はカナダ経済の中心地といえる。
ハーバーフロントには有名なCNタワーがあり、ショッピングセンターが並ぶ繁華街、ヤング・ストリートなどを中心に市内は常に人々の活気に満ち溢れている。演劇などエンターテインメント分野も充実している。
トロントもバンクーバーと同じく移民が多く、海外生活が初めての方にとっても暮らしやすい。さまざまな国の文化に触れる機会も多いため、国際人としての感性を磨く場としてもおすすめ。
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気 候
夏は30℃近くの真夏日が続き、冬は氷点下まで下がる日も多い
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時 差
-14時間(サマータイム期間中は-13時間)
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主要観光スポット
CNタワー、セントローレンスマーケット、トロントアイランド、エヴァーグリーン・ブリック・ワークス、ナイアガラの滝
3位 ビクトリアVICTORIA
バンクーバー島の南端に位置し、三方を海に囲まれたビクトリアはイギリスの伝統をそのまま受け継ぐ風情のある都市。カナダの主要都市の中で一番温暖で、カナダ人もビクトリアを憧れの地として挙げることが多い。
冬も雪が降ることはほとんどなく、寒さが苦手な方にもおすすめ。街全体にも穏やかな空気が流れているため、都会すぎず、かといって不便なほどの田舎街は避けたいと考えている方にも適している。
バンクーバーからはフェリーでアクセスでき、観光地としても人気が高い。街並みはバンクーバーとは対照的にイギリス調建築の建物が多く、ビクトリアの象徴でもある重厚な国会議事堂をはじめとする建造物は大変美しい。
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気 候
カナダの主要都市の中では一番温暖で、2月には花が咲き始める
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時 差
-17時間(サマータイム期間中は-16時間)
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主要観光スポット
ブッチャートガーデン、ブリティッシュコロンビア州議事堂、ロイヤルブリティッシュコロンビア博物館、クレイダーロック城、フィッシャーマンズ・ワーフ・パーク
4位 モントリオールMONTREAL
カナダ第2の都市モントリオールは、英語とフランス語が話されるバイリンガル都市。セント・ローレンス河に面した街並みは「北米のパリ」とも呼ばれ、近代的なビルやショッピングスポットが立ち並ぶ。
一方、セント・ローレンス河沿いに広がる旧市街は、植民地時代をそのままにとどめる石畳の道に、ネオ・ゴシック調の教会、由緒ある建物が建ち並ぶ。2つの言語と文化が交差する環境はまさにコスモポリタンである。
芸術に対しての意識が高い点もモントリオールの魅力。美術館や庭園などの美しいものに触れる場所が多いだけでなく、日常的にアートを楽しむ風土がある。アートを学びたい方にも適した街といえるだろう。
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気 候
夏は30℃までになる日もあるが、冬が厳しく-10℃以下になる日も
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時 差
-14時間(サマータイム期間中は-13時間)
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主要観光スポット
ノートルダム大聖堂、旧市街、モントリオール美術館、モン・ロワイヤル公園、聖ジョゼフ礼拝堂
5位 カルガリーCALGARY
1988年冬季オリンピック会場となったカルガリーは、人口約110万人、ロッキー山脈のふもとに位置する活気ある都市。雄大なカナディアンロッキーへのゲートウェイでもあり、アウトドアアクティビティが盛んな環境も、留学生にとっては魅力的といえる。
観光地として有名なバンフまでは車で約1時間、レイク・ルイーズへは2時間ほどの距離にある。州税がなく生活費を比較的抑えやすいため、勉学に加えアクティビティも充実させたい方にもおすすめ。
全体的に雪が多く冬は寒いカナダでは珍しく、カルガリーは天候がよいのも特徴。年間300日は晴れているともいわれ、穏やかな天候で暮らしやすい。
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気 候
冬は-20℃近くにまで下がることもあるが、夏は過ごしやすい
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時 差
-16時間(サマータイム期間中は-15時間)
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主要観光スポット
カルガリータワー、プリンシズ・アイランド・パーク、カルガリー動物園、カルガリー・ファーマーズマーケット、カナディアンロッキー
カナダが留学におすすめな理由
治安がいい
Global Peace Index 2023(世界平和指数2023年度版)でのカナダのランキングは第11位。治安がいいといわれる日本(第9位)とほとんど変わらず、安心して生活できる。
なお、公用語として英語を使う国としては、第3位のアイルランド(第二公用語が英語)と第4位のニュージーランド、第6位のシンガポールに次いでカナダの治安がいい。海外留学が初めての方や英語を学びたい方も、渡航先としてカナダを検討できる。
教育水準が高い
U.S.NewsのThe 2023 Best Countries for Education rankings(2023年版・教育に最適な国ランキング)によれば、カナダは第4位にランクインしている。なお、1位から3位はアメリカ・イギリス・ドイツ。
この調査では、公教育制度の水準の高さと、その国への大学進学を希望する度合いに基づいてランキングを決定している。世界的に著名な大学を有するアメリカやイギリスと並び、カナダの大学・大学院の魅力も高いことがわかる。
異文化に寛容
異文化に対して寛容である点もカナダの魅力。居心地のよい留学生活を送りたい方にもカナダがおすすめ。
とりわけ都市部は移民や留学生などが多く、公用語である英語以外にもさまざまな言語が飛び交う。英語に慣れていない人に対してゆっくりと話すなどの配慮が身についている方も多く、言語に不安があるときでも暮らしやすい。
一定条件を満たせば就労できる
カナダでは、中小都市の経済発展や日本と同じく社会の高齢化などにより、外国人の労働力を必要としている。たとえば、ワーキングホリデーなら、最長1年間のビザ規定内で働くことが可能。
また、大学や大学院などの高等教育機関への留学生なら、授業期間中は週20時間、休暇中はフルタイムで就労することもできる。学位取得後には就労許可証を申請することもでき、専攻分野はもちろん、そのほかの分野でも最長3年間の就労が可能。
カナダに留学するメリット
大自然を満喫できる
海外留学するなら、言葉を学ぶのはもちろんのこと、その国でしか経験できないアクティビティなどにもチャレンジしてみたいもの。カナダには雄大な山脈や湖、島などの豊かな自然があり、まるで絵葉書のような美しい景色の中で、さまざまなアクティビティを楽しめる。
たとえばハイキングやキャンプ、カヤッキング、スキー・スノーボードなどにも気軽にチャレンジできる。世界中から大自然でのアクティビティを楽しみたい人々が押し寄せるため、初心者から上級者まで各自のレベルにあわせた挑戦ができるように、施設やスタッフがそろっているのもカナダならでは。
また、アクティビティを楽しまなくとも、見ているだけでも癒されるのが大自然の魅力。氷山やオーロラ、美しい花が咲き乱れる丘などもカナダでは身近に体験できる。自然を満喫したい方も、ぜひカナダに留学してみてはいかがだろうか。
キレイな英語の発音を習得できる
英語を公用語として話す国・地域は世界中にあるものの、地域によっては独特の訛りやアクセントがあるのも事実。語学留学をするならば、できればあまり訛りや特殊なアクセントがない地域を選びたいもの。
カナダはイギリス英語をベースに、立地的な条件からアメリカ英語の影響を受けた聞き取りやすい英語。訛りや特殊なアクセントはほとんどなく、クセのない英語を習得できるとされている。
また、カナダ人はゆっくりと話す傾向にあるため、聞き取りやすいのも特徴。英語に慣れていないときでも話題についていきやすく、キレイな発音を習得しやすい。
フランス語も学ぶことができる
カナダの公用語は英語とフランス語。フランス語を学びたいけれど、まったく話せない状態では、フランスやベルギーなどのフランス語圏に行くのは不安かもしれない。カナダなら英語で通じるため、日常生活の不安が少ないだろう。
せっかく留学するなら英語とフランス語を同時に習得したいという方には、カナダ・ケベック州への留学がおすすめ。ケベック州の都市モントリオールには、英語コースはもちろん、フランス語コースも用意されている語学学校があり、英語とフランス語の両方を選択できる。
また、ケベック州には英語・フランス語のバイリンガルの方が多く、語学学校で学んだ英語やフランス語を、そのまま街でも活用できる。やはり実践の場があれば、会話力は飛躍的に向上する。日本語・英語・フランス語のトリリンガルを目指すなら、ケベック州への留学も検討したい。
アメリカに気軽に遊びに行ける
カナダはアメリカと国境を接しているため、週末旅行や日帰り旅行としてもおすすめ。たとえば、バンクーバーからアメリカ・シアトルまでは自動車で3時間ほど。トロントからニューヨークまでは飛行機で1時間半ほど。自動車や飛行機だけでなく、行き先次第ではバス、自転車、徒歩でもアメリカ旅行を楽しめる。語学学校によっては、アメリカ旅行のアクティビティを計画していることもあるので、ぜひ参加してみよう。
また、留学中の長期休みにアメリカを旅行するのもおすすめ。日本からアメリカに行くのは渡航費だけでも高額になるが、カナダからならレンタカーやバスなどでも行けるため、費用を抑えて長期滞在できる。カナダ・アメリカ間は行き来する人も多いため、飛行機やバスなどの公共交通機関の便数も多い。
カナダに留学する注意点
日本人が多い
治安がよく自然が豊か、なおかつアートや文化にも触れられるカナダ。日本からの留学先としても人気のため、日本人が多い点に注意が必要。とりわけ春休みや夏休みなどの長期休みを利用して語学留学をすると、クラスの大半が日本人というケースも。
日本人同士で固まると、つい日本語で話してしまい、英語が身につきにくくなることがある。短期留学などの場合は、意識的に日本語を話さない環境に身を置くほうがよいだろう。語学学校によっては、特定の国籍の生徒が増えすぎないように、同一国籍の制限を設けていることがある。気になる方は、学校選びの際に国籍比率についても確認しておこう。
また、学校の寮で暮らす際にも、できれば日本人同士で偏らないように配慮してくれる語学学校がよい。短期間で語学力を伸ばすためにも、英語を話せる環境かどうかチェックしておこう。
冬の寒さが厳しい
カナダは国全体が高緯度地域にあるため、たいていの場所で冬の寒さが厳しい。バンクーバーなど比較的温暖な都市もあるが、マイナス10度、マイナス20度といった厳しい寒さが冬の間は続く地域もある。
たとえばトロントでは12月~3月の中ごろまではマイナスの気温が続くとされている。トロント以外でもカナダ東部の都市は寒さが厳しめだ。とりわけ冬休みや春休みに短期留学するときは、本格的な防寒着を持っていこう。
寒さに弱い方にとっては過ごしやすいとはいえないが、ほとんどの地域でウインタースポーツを楽しめるのはカナダならではの特徴。スキーやスノーボードなどを楽しめる場所も多くあるため、午前中は語学の勉強、午後は毎日スノーボードといったスケジュールも可能だ。
寒さを避けて留学したい方は、夏の留学がおすすめ。カルガリーやビクトリアなど暑すぎず気持ちのよい気候の都市も多いため、快適に勉学に励める。
生活費が高い
円安の影響もあり、日本よりも物価が高い国は増えている。アメリカやカナダもそのひとつ。カナダはアメリカほどではないが、日本と比べると物価は高く、しっかりと予算を立ててから留学することが必要だ。
世界各国にチェーン展開しているマクドナルドのビッグマックの価格をとおして、物価を測るビッグマック指数(2023年8月3日)というものがある。アメリカ国内の2023年7月の価格を0とすると、日本は-43.2であるのに対し、カナダは-4.0とほぼアメリカと同水準だ。毎日外食が続くと生活が厳しくなる。とくに留学が長期になるときは、自炊なども考えておくほうがよいだろう。
なお、カナダ国内では基本的な食材や農産物などには消費税が発生しない。栄養バランスに注意する必要はあるが、工夫次第で食費を抑えることは可能だ。また、家賃を抑えるために、あまり治安がよいとされていない地域に住むこともおすすめできない。健康と安全は確保しつつ、無理のない程度に節約するようにしたい。
カナダ留学に必要なもの
パスポート・航空券
パスポートがないと日本出国もカナダ入国もできない。申請から発給までに1週間はかかるため、パスポートを持っていない方は早めに申請手続きをしよう。
また、パスポートの有効期限にも注目しよう。最終的にカナダを出国する予定日よりも有効期限のほうが早いときは、パスポートの更新が必要だ。
パスポートとあわせて、滞在期間が6ヵ月未満のときは電子渡航認証(eTA)の申請が必要。6ヵ月以上の留学のときは学生ビザ、ワーキングホリデーならワーキングホリデービザを取得する必要がある。ビザを取得するときには写真と指紋を登録するバイオメトリクス(生体認証)も忘れずに。日本では東京と大阪でしか登録できないため、早めに準備を済ませておこう。
なお、ビザを取得せずに電子渡航認証でカナダに入国する場合は、往復航空券を購入し、帰国便を予約しておくことが必須。入国審査のときに確認されることもあるため、忘れずに帰国便の航空券も携帯しよう。
入学許可証
学生ビザでカナダに入国するときは、入国審査の際に入学許可証の提示を求められることがある。入学許可証は留学先に授業料などを払い込むと発行される。手荷物のなかに入れておこう。
海外留学保険証
トラブルなく過ごせるよう準備を整えた上でも、急に病気になってしまったり、運悪く盗難に遭ってしまったり、思いがけないトラブルに巻き込まれる場合がある。万が一のトラブルに備えて、海外留学保険に加入しよう。長期的に滞在するときは、入国審査の際に留学保険証の提示を求められることがある。忘れずに手荷物に入れておこう。
現金
カナダもキャッシュレス決済が進んでいるが、万が一のときにあると安心。滞在先までの移動や飲み物などに現金が必要になることがある。日本円で10,000~20,000円程度はカナダドルを用意しておこう。
クレジットカード、プリペイドカード
カナダでは日常的な買い物はクレジットカードで支払うことも多い。現金とは異なり、万が一紛失したときにも保証されるため、普段からクレジットカードを持ち歩くようにしよう。利用できる店舗が多いVisaとMastercard®の国際ブランドがついたクレジットカード2種類を用意しておきたい。
キャッシュカードとクレジットカードの機能をあわせ持つ海外用のプリペイドカードやデビットカードもあると便利だ。口座残高が利用限度額となるため、使いすぎを防げる。また、日本でカナダドルを準備するよりも両替レートがよくなる点もメリット。日本で発行しておこう。
防寒グッズ
冬から春にかけてカナダに行く場合、防寒グッズは必須。とりわけ小柄な方は現地サイズがあわない可能性もあるため、数日分は用意しておきたい。
紫外線対策グッズ
空気が澄んだ自然豊かな地域は、紫外線も強くなるため注意が必要。紫外線予防加工された衣類や日焼け止めクリームを持っていこう。
カナダ留学の滞在費用
同じ学校でも、地域によって留学費用は異なる。一般的に都市部は高く、地方にいくほど安くなる。
下記は、バンクーバー、トロント、モントリオールに校舎を持つ語学学校「ILSC」の留学費用一例。
2023年度参考費用 | 12週間 | 24週間 | 48週間 |
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ILSC バンクーバー校/トロント校 週17レッスン+ホームステイ |
CA$7,980 | CA$15,420 | CA$30,140 |
ILSC モントリオール校 週17レッスン+ホームステイ |
CA$7,350 | CA$14,190 | CA$27,710 |
ILSC バンクーバー校/トロント校 週17レッスン+ホームステイ |
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12週間 | CA$7,980 |
24週間 | CA$15,420 |
48週間 | CA$30,140 |
ILSC モントリオール校 週17レッスン+ホームステイ |
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12週間 | CA$7,350 |
24週間 | CA$14,190 |
48週間 | CA$27,710 |
※費用に含まれるもの:入学申請料+授業料+教材費+滞在申請料+滞在費+空港出迎え費
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