オーストラリア
ワーキングホリデーの特徴
海外生活が初めての人でも安心して暮らせる環境
フレンドリーで親日家が多いといわれているオーストラリア。現地では、ほとんどの州が外国語学習を必修化しているなか、日本語が人気言語の1つになっている。
そのため、日本に親しみを持っている人や、カタコトでも日本語を話せる人が多くいるので、初めて海外生活するという人にも溶け込みやすい環境だ。また、多民族国家のオーストラリアには200以上の異なる民族的バックグラウンドを持つ人々が暮らしている。外国人を受け入れる土壌ができているため、安心して生活を送れる。
ワーホリビザの発給数が多く、外国人向けの求人も多い
多くの国とワーキングホリデーの協定を結んでいるオーストラリア。世界中から若者が集まってくることもあり、現地には外国人向けの求人も多くある。求人募集が多い時期と少ない時期には差もあるが、他の国と比べて働きやすいといえるだろう。
雄大な大自然を満喫できる
オーストラリアといえば雄大な自然を数多く楽しめる国。世界最大のサンゴ礁であるグレートバリアリーフ、ウォーキングが楽しめるブルー・マウンテンズ、神秘あふれる一枚岩ウルルなど、世界自然遺産に登録された見どころも多数。
オーストラリアをワーキングホリデーで訪れる人の多くが、「ラウンド」と呼ばれるオーストラリア一周旅行で各地を巡り、アウトドアライフを満喫している。
オーストラリアで
ワーキングホリデーする都市
どの都市からスタートする?

学校が多いアカデミックな街、観光客が多く仕事が探しやすい街、物価が安く滞在しやすい街など、都市の特徴がある。アルバイトの種類も都市によって違ってくる。
オーストラリアのワーキングホリデーでは、現地で語学学校などに通って学べる期間は、4ヵ月以内。最初に落ち着いた街でしっかり英語力をつけてから、他の都市に移って仕事、というスタイルも可能だ。
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シドニー
語学学校も多く、ここからスタートする人は多い
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ゴールドコースト
気候が良く、観光客相手の求人も多い
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ブリスベン
しっかり英語力をつけ、生活に慣れるのに適した街
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ケアンズ
リゾート気分を楽しみながら滞在してみたい人に
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パース
気候は温暖、街は清潔、ワーキングホリデーの人にも人気
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アデレード
生活物価が安く、安全で暮らしやすい
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メルボルン
アカデミックな環境で、しっかり学ぶのにおすすめ
人気都市ベスト3とおすすめの学校
シドニーSydney

オーストラリア最大の都市、シドニーは、都会で暮らしたい人におすすめの街。
公共交通機関が整備されているため、さまざまな場所を巡って観光やショッピングを楽しめる。都市生活を送れる一方、ビーチや公園など自然を感じられる場所が近くにあることも嬉しいポイント。
求人情報も多く、調理スタッフや美容師、日本語教師や配送ドライバーまで、仕事の選択肢が幅広くある。また、オーストラリア人が経営するお店だけでなく、日系企業の求人情報も得やすいため、ここを拠点にワーキングホリデーをスタートさせる人が多い。
シドニーでおすすめの語学学校
授業がすべて選択制で、自分の興味や目的に合わせて学習できる。オーストラリア国内での実践的なワークスキルを身につけることができる「カフェワークスキル」と「接客英語」の科目は、ワーキングホリデーを目的とした学生に特におすすめ。
ブリスベンBrisbane

大都会のなかに美しい公園が多く点在し、都会すぎず田舎すぎずという理由で留学生に人気の都市。ショッピングモールやスーパーマーケット、カフェやレストランがコンパクトにまとまっていて生活しやすく勉強に集中できる環境。冬でも平均最高気温が20℃を超えるので、年間を通して快適な気候も魅力だ。
ブリスベン中心部から車で南へ1時間ほど行ったところには、世界的なリゾート地であるゴールドコーストがあり、観光地ならではの仕事の募集がある。ブリスベンで語学学校に通った後、近くのゴールドコーストに移動し、働く人もいる。
ブリスベンでおすすめの語学学校
学校内では母国語厳禁ルールが徹底されていて、英語漬けの環境を希望する人には理想的な環境。ホスピタリティ業界で働くための接客マナーやカスタマーサービス英語+バリスタ運営について学べるコースを提供しており、就労する際に、即戦力となるスキルを身につけることができる。
メルボルンMelbourne

「ガーデンシティ」と呼ばれるほど、美しい緑にあふれた環境のメルボルン。イギリスからの移民の歴史を感じさせるビクトリア様式の建築物が立ち並び、街全体が落ち着いた雰囲気。イギリス「エコノミスト誌」の調査部門であるエコノミスト インテリジェンス ユニット(EIU)が発表した2023年の「世界で最も住みやすい都市」によると、メルボルンは3位にランクインし、治安も良く、留学初心者や海外生活が不安な人におすすめ。
シドニーほどではないが、オーストラリア第2の都市として、求人情報も比較的多い。コーヒー文化が発達しているメルボルンは、街のいたるところにカフェがあり、他の都市と比べてもその数は多い。コーヒーが好きな人はもちろん、バリスタやカフェで働きたい人にぴったり!
メルボルンでおすすめの語学学校
Impact English College, Melbourne
「バリスタ・カフェ英語コース」を設けていて、カフェでよく使われる実践的な英語を学び、バリスタ技術を習得できる。コース修了証がもらえるので現地での仕事探しに大変有利。カフェやレストランで働くための履歴書の書き方や面接のテクニックなども授業で教わることができる。
オーストラリアで
できる仕事と英語力
英語力別!オーストラリアでの主な仕事
ワーキングホリデーでどんな仕事ができるのか、英語力別に確認してみよう。
英検 | TOEIC L&R テスト |
TOEFL IBT テスト |
仕事 |
1級〜準1級 | 870-990 | 74以上 | 地元カフェ、レストラン、ホテルのフロント、地元企業での一般事務やアシスタント |
2級 | 720-860 | 57-71 | 日系企業での一般事務、ツアーガイド、語学学校スタッフ |
2級 | 600-710 | 46-56 | 土産物店店員、ツアーガイド、日本食レストランのホールスタッフ、ホテルのクリーナー |
準2級〜5級 | 595未満 | 45以下 | 日本食レストランの調理スタッフ、日系・アジア系テイクアウェイ、ファームでの仕事 |
英検 | TOEIC L&R テスト |
TOEFL IBT テスト |
1級〜準1級 | 870-990 | 74以上 |
仕事 | ||
地元カフェ、レストラン、ホテルのフロント、地元企業での事務やアシスタント |
英検 | TOEIC L&R テスト |
TOEFL IBT テスト |
2級 | 720-860 | 57-71 |
仕事 | ||
日系企業での事務、ツアーガイド、語学学校スタッフ |
英検 | TOEIC L&R テスト |
TOEFL IBT テスト |
2級 | 600-710 | 46-56 |
仕事 | ||
土産物店店員、ツアーガイド、日本食レストランのホールスタッフ、ホテルのクリーナー |
英検 | TOEIC L&R テスト |
TOEFL IBT テスト |
準2級〜5級 | 595未満 | 45以下 |
仕事 | ||
日本食レストランの調理スタッフ、日系・アジア系テイクアウェイ、ファームでの仕事 |
※各試験は利用目的が違く、スコアは一概には比較できないため、あくまでも目安となる。
ワーキングホリデーの時給はどのくらい?
2025年3月時点の全国最低賃金は、時給AU$24.10。オーストラリア政府の機関「Fair Work Commission(FWC)」により、毎年、最低賃金は見直され、例年7月1日以降から適用されるのが一般的。
また、たとえば、レストランなどの飲食店で働く際、最初の入門レベルでは限られた期間、最低時給を下回ることもあるが、仕事のレベルが上がるに連れて、時給もアップする。
求人数が多いのは、10月~3月の春・夏シーズン
オーストラリアの観光シーズンである春・夏の10月~3月は、特に観光に関する仕事の求人が増える。また、果物など農作物の収穫時期にもあたるため、ファームジョブといわれる農場での収穫の仕事も募集が増えてくる。
英語力に自信がない人は、まずは高度な英語スキルがそこまで求められない日本食レストランのスタッフやファームジョブから仕事を始め、現地の働く環境に慣れていくのがおすすめだ。
また、オーストラリアでワーキングホリデー中に1人の雇用主の下で働けるのは基本的に最長6ヵ月間だ。
>オーストラリアのワーキングホリデーでできる仕事を紹介!最低賃金の目安も解説
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ワーキングホリデーで
オーストラリアを旅する!

旅のスタイルは大きく2つに分かれる。1つは大陸を移動して、オーストラリアのさまざまな顔に触れる長めのラウンド(周遊)。もう1つは拠点を定め、そこから行きたい場所に短めの旅をするスタイル。まずは行きたいところをピックアップしてみよう。
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ウルル-カタ・ジュタ国立公園
大地にそびえ立つ世界最大の赤い砂岩の一枚岩は、ユネスコの世界遺産にも登録されていて、国立公園内の展望台からその姿を見ることができる。ウルル周辺では、先住民文化を学んだり、ラクダに乗って砂漠を巡ったりするツアーなどが催されている。
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グレートバリアリーフ
世界最大のサンゴ礁で知られる。美しい海とサンゴ礁に囲まれた島々が点在し、ダイビングを始め、さまざまなマリンスポーツも楽しめる。島への拠点となるのはケアンズ。ここから船で島へ向かう各種ツアーがある。
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ブルー・マウンテンズ
シドニーから車でわずか90分で行ける世界遺産。日帰りでも行けることから人気が高い。切り立った岩と森林が織りなす壮大な景観が魅力。ユーカリの大森林から発生するオイルが大気中で太陽光に反射し、青く霞んで見えることがその名の由来。
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タスマニア
オーストラリア大陸の南東に位置するタスマニア。島の40%が国立公園や自然保護区に指定され、本土とは全く異なる深い緑の雄大な森林が広がる。トレッキングで原生林や野生動物を観察しながら歩くことができる。
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シャーク・ベイ
地球で最古の生命体といわれるストロマトライトの群生地として有名なビーチ。絶滅危惧種となっているマンタや、アオウミガメ、エイなどを含む多くの哺乳類が生息し、貴重な自然と生物を目にすることができる。
必要な費用は?
滞在費の目安(シドニーの場合)
最初はホームステイからスタート、あとからアパートに移るケースが多い。その他、レジデンス、ホステルなどでの滞在も可能。
語学力アップにはホームステイが良いが、自由度が高いのはアパート。それぞれに特徴があるため、自分の目的や予算に応じて考えよう。
ホームステイ(個室・食事つき) | 週AU$370~※ |
学生寮 | 週AU$300~※ |
アパート・ハウスシェア(個室) | 月AU$2,269~ |
アパート・ハウスシェア(相部屋) | 月AU$1,321~ |
※語学学校「BROWNS English Language School, Brisbane」2025年の滞在費を参照。
オーストラリアでのワーキングホリデー資金の目安(シドニーの場合)
現地で仕事をするか否かで、事前の準備資金が変わってくるワーキングホリデー。必要となる資金も確認しておこう。
1年間のワーホリにかかる資金は、アルバイトをしっかりするなら156万~186万円程度、仕事をしないなら417万~447万円程度が目安。ただし、病気などの不慮の事態を考慮して少し多めに用意しておく方が安心だ。
以下の表は、ホームステイ滞在をしながら語学学校に3ヵ月間通った後、ルームシェアをしながら9ヵ月間滞在した場合の費用例となる。
▲出発前にかかる費用(片道航空券代・ビザ申請料・ワーホリ保険) | 約49万円 |
▲語学学校の授業料(3ヵ月間) | 約54万円 |
▲ホームステイ(3ヵ月間) | 約58万円 |
▲生活費(食費込み)(9ヵ月間) | 約236万円 |
▲予備費 | 約20万~50万円 |
◎アルバイト収入(9ヵ月間) | 約261万円※ |
1年間の総費用(▲-◎) | 約156万~186万円 |
※時給AU$24.10で、1日6時間×週5日働いた場合。
参加するには?
ワーキングホリデービザ発給条件
(日本国籍を有する者に限る)
- 1. 対象年齢
- 申請時に18~30歳
- 2. 滞在できる期間
- 入国日から1年間
※1年目で条件を順守すれば、2年目のワーキングホリデービザ申請が可能。
※2年目のビザ保有時に条件を順守すれば、3年目の選択権が得られる。 - 3. 学校に通える期間
- 4ヵ月以内
- 4. 就労できる期間
- 同一の雇用主の下での就労は6ヵ月以内
- 5. 申請料
- 必要
- 6. 条件
- ● 有効なパスポート
● 扶養する家族などを同伴しない
● 健康で人物審査の基準を満たしている
● 航空券:1年間有効のオープンチケットまたは帰りの航空券を購入できるだけの資金
● 資金:原則としてAU$5,000 - 7. 必要書類
- ● パスポート(コピー)
● 英文の預金残高証明書
※生活費の資金証明が必要となる。
※胸部レントゲン検査、健康診断の受診が必要な場合がある。 - 8. 定員・受付時期
- 定員なし。通年受付
- 9. 問い合わせ先・
申請先 - オーストラリア大使館
※ビザ規定は随時変更になります。最新情報や詳細については申請先で必ずご確認ください。
実際どう働いた?
オーストラリア・ワーキングホリデー
の体験談
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英語勉強・観光・友達づくり・就労すべてを満喫!
体験した感想留学とワーホリ期間中にやってみたいことは、シェアハウスに住む、観光地巡り、アクティビティに参加、友達を作る、です。語学学校卒業後は、お寿司屋さんで働きました。英語での接客はとても難しいけれど、拙い英語力でどうにか頑張っています。意外にも日本人のお客さんはまったくいないので、英語力を伸ばせるチャンスだと思い、日々励んでいます。
> 詳しくみる -
英語力向上と経験を積むために4つのカフェで勤務!
体験者 : 大学生(N・Tさん)
滞在期間 : 2019年3月~1年間
語学学校 : Browns English Language School, Gold Coast(1ヵ月半)
仕事 : 4つのカフェでバリスタ体験した感想ワーキングホリデー中の目標は「日本語を話すような感覚で英語を話す」こと。アルバイトは面接を100ヵ所以上受けて、4つのカフェで働きました。業務に追われるなかで自分の英語力のなさを痛感し、最初のころは落ち込む日々が続きましたが、一緒に働く仲間やお客様のおかげで最後まで楽しく働くことができました。
> 詳しくみる
充実した
ワーキングホリデーにするために
親日家な人が多く、外国人向けの求人も多いオーストラリア。海外初心者にぴったりの国といえるだろう。
ワーキングホリデービザ発給数に制限もなく、ビザ取得のハードルの低さと、さらに、他国にはないセカンドビザ、サードビザがあるため、長期間の滞在ができるという点が魅力だ。
ワーキングホリデーで行くオーストラリアの都市選びやスケジュールの立て方、費用の相談、ビザ取得方法など、オーストラリアのワーキングホリデーについて、もっと詳しく知りたい人は、留学ジャーナルの無料相談でお気軽にご相談を!
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