Film/Cinema and Video Studies(映画・映像学)
映画・映像学は、映画や映像に関する幅広い分野を学ぶ専攻です。その範囲は多岐に渡り、映画史のように映画の成り立ちや変遷を学ぶ科目から、映画理論、脚本、編集、プロデュース方法といった映画・映像制作に不可欠な知識や実技を学ぶ科目まで含まれています。大学院によっては、映画撮影法と映画・映像制作 (Cinematography and Film/Video Production)のように、撮影、演出、音響といった映像制作のテクニックや効果に重点をおいているプログラムもあります。
また、学位習得までに、映画やショートフィルム、アニメーションなどの作品を仕上げる場合もあります。この専攻には、University of California, Los Angeles (UCLA)のようにアニメーションの分野も含む大学院や、Montata State University, Bozeman のように自然科学ドキュメンタリーの分野に特化した大学院などもありますから、自分の勉強したい内容を明確にして大学院を選ぶと良いでしょう。
【この専攻を学べる大学例】 | |
学校名 | University of California, Los Angeles(UCLA) |
必要な英語力 | TOEFL iBT83 |
GRE または GMAT | 要 |
履修科目例 | 文学・絵画・舞台などの芸術と映画/ヨーロッパ映画史/アメリカ映画史/アメリカテレビ史/古典映画理論/ドキュメンタリーフィルムと現代文化/フィクションと現代文化/アニメーションと現代文化/現代放送メディア/文化・メディアと社会/デジタル映像/映像マーケティングの特性/ネットワークテレビの経営学/契約と交渉術/タレント事務所の役割/映像の編集/演出方法/コンピュータによるアニメーション制作など |
この学校で学べる 内容 |
映画学において常にトップランクの評価をされている大学院です。映画やテレビなどの映像を数多く保管している点でも世界的に有名で、その数は世界中の大学のトップであり、アメリカ国会図書館に続く2番目を誇っています。このライブラリーを利用できることも、同大学で学ぶことの大きなメリットになるでしょう。修士課程では、専攻をアニメーション、制作・演出、プロデューサー、脚本の4つに分けて、それぞれの分野でプロフェッショナルな人材を輩出しています。修士取得までの期間は、アニメーション、制作・演出が約3年、プロデューサー、脚本が約2年です。UCLAには博士課程も開設されていて、修士と博士を合わせて毎年295名程度が在籍し、男女比はほぼ5:5、留学生は10%程度です。 |
映画や映像学が学べる海外の大学院を、いくつかご紹介しましょう。
【この専攻が学べる学校例】 | |
国 | 学校名 |
アメリカ | Yale University |
New York University | |
University of Southern California | |
カナダ | University of Toronto |
イギリス | University of Kent |