TESL/TESOL(英語教授法)
TESL (Teaching Engilsh as a Second)や TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)は、一般的に英語教授法と呼ばれますが、厳密には英語を母国語としない人を対象とした英語教育における教授法を意味します。単に英語を教えるテクニックを学ぶのではなく、応用言語学の理論や研究に基づく言語教育という広義の中で、理論と実践を学びます。
専攻科目は多岐にわたりますが、大きな4つの柱は、Linguistics(言語学)、 Methodology(教授法)、Second Language Acquisition(第二言語習得理論)、 Curriculum (カリキュラム・教材開発)です。英語学習者が様々なバックグラウンドを持ち、学ぶ目的によって学習方法も教授法も異なるということを学び、教職の現場に応用することができます。
大学によっては、応用言語学に属する場合と、言語教育学に属する場合があります。またどちらの学部からもTESLという学位が与えられるという大学もあります。それぞれの大学の特徴が表れ、言語学研究色の強い大学は前者、教育者養成に力を入れる大学は後者という傾向がみられます。日本でもTESL/TESOLの認知度が高くなり、英語教育がますます盛んになることから、大学院では人気の専攻と言えます。
【この専攻を学べる大学例】 | |
学校名 | New York University |
必要な英語力 | TOEFL iBT100 ※ALI(付属英語集中コース)でPlacement test を受験する必要あり |
GRE または GMAT | 不要 |
履修科目例 | 第二言語教育:理論と実践/言語分析/アメリカ英語構造/マルチリンガル教育における文化的考察/外国語教育演習/IT社会における第二言語教育/言語レベル評価/第二言語習得研究/国際社会における英語教育/アカデミックライティングの研究と実践/実習・インターンシップ/プロジェクトなど |
この学校で学べる 内容 |
理論と実践のバランスが良く、選択科目の幅も広い理想的なプログラムです。バイリンガル教育や外国語教育、リーディングといった言語教育関連だけでなく、教育行政や国際教育などの科目も履修できます。また、サマーコースを含み14ヵ月で修士号が取得できる First track と呼ばれるコースもあります。卒業生は、小学校から大学まであらゆる教育機関での教職やプログラムコーディネーター、カリキュラムスペシャリスト、審査官などの職業で、世界中で活躍しています。 |
英語教授法を学べる大学院をご紹介します。