Development Studies(開発学)
開発学は、開発途上国の抱える政治、経済、社会などの諸問題について、様々な角度から研究する学問です。複雑な問題が絡み合った現実の開発問題を研究することから、学際的な学問といえます。特にこの学問を学ぶ場合、研究を進めていくにつれ、自分自身の専門分野の確立が必要不可欠となります。
大きく分ければ、地域単位での専門分野と、経済、教育、人類学、政治、ジェンダーなど学問単位での専門分野に分けられます。イギリスのTaught Programme で開発学を学ぶ場合は、期間が1年間しかないので、大学院留学をする前にあらかじめ上記のような研究テーマ・専門分野の目星をつけておく必要があります。
開発学の基礎知識を学べる必修科目がしっかりしていることと、自分の専門分野を築き上げるチャンスを与えてくれる選択科目の多い大学院を選ぶことがカギとなってきます。
| 【この専攻を学べる大学例】 | |
| 学校名 | The London School of Economics and Political Science |
| 必要な英語力 | IELTS7.0 |
| GRE または GMAT | GPA of not less than 3, but normally 3.3 or above |
| 履修科目例 | 開発学の理論、歴史、政策/開発学研究方法/社会学研究の基礎/論文/開発学/人類学/経済史/経済/ジェンダー/地理と環境/政治/IT/国際関係/人口学/社会政策学など |
| この学校で学べる 内容 |
開発学は、必修と選択の両方にあり、必修科目の開発学は、開発学の歴史、紛争地域研究、開発経済学などを学習します。選択科目の開発経済学は、実際行われている国連のプロジェクトをケーススタディとし、グループに分かれてそのプロジェクトの分析・評価・発表をします。バックグラウンドのほか、立場や考えもまったく違うクラスメートと意見交換をしながらプロジェクトをひとつの成果として発表するのは難しいですが、その分充実感を感じることができるでしょう。卒業後の進路は、国際機関、NGO、JICA、外交官、研究者、コンサルタントファーム、金融機関、商社、マスコミ、製造業など多岐にわたり、国際的な仕事に就いている人が多いようです。 |
開発学を学べる大学院をご紹介します。
| 【この専攻が学べる学校例】 | |
| 国 | 学校名 |
| イギリス | University of East Anglia |
| University of Oxford | |
| University of Cambridge | |
| University College London | |










海外の大学にも日本語と英語の通訳・翻訳を学べる専攻があります。大学院のプログラムでは、職業としての専門性を養い、通訳者や翻訳者の育成を目的としています。そのため入学条件は非常に高く、日本人のように英語が母国語でない場合は、TOEFL250点以上、またはIELTS Band 7.0以上を必要とします。
行政学は、官僚制、行政組織、行政管理における意思決定のあり方や地方自治について研究する学問で、政治学の関連分野です。そのため、行政のあるべき機能や制度、今日の統治構造における行政の役割など、今日の行政に課せられた基本的な課題を論究することが主要な内容となります。
TESL (Teaching Engilsh as a Second)や TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)は、一般的に英語教授法と呼ばれますが、厳密には英語を母国語としない人を対象とした英語教育における教授法を意味します。単に英語を教えるテクニックを学ぶのではなく、応用言語学の理論や研究に基づく言語教育という広義の中で、理論と実践を学びます。
経済学とは、経済社会の複雑な動きを体系的に把握し、理論的に解明する手段を学ぶ学問です。経済社会の動向は、マクロ的、ミクロ的、歴史的、国際的と、いろいろな方面から考察することができます。こうした考察の具体的な方法として、大量の統計データを用いた統計的分析、数理的モデルによる分析、および歴史的な考察が用いられます。
映画・映像学は、映画や映像に関する幅広い分野を学ぶ専攻です。その範囲は多岐に渡り、映画史のように映画の成り立ちや変遷を学ぶ科目から、映画理論、脚本、編集、プロデュース方法といった映画・映像制作に不可欠な知識や実技を学ぶ科目まで含まれています。大学院によっては、映画撮影法と映画・映像制作 (Cinematography and Film/Video Production)のように、撮影、演出、音響といった映像制作のテクニックや効果に重点をおいているプログラムもあります。
教育学とは、教師を目指す学生が卒業後、学校などの教育機関で生徒を指導し、サポートするために必要な知識を学ぶ学問です。それぞれの専攻は、対象とする生徒により異なります。
人間の心理について、科学的に様々な角度から分析し研究する学問で、大きくは実験心理学と臨床心理学とに分けられます。アメリカでは日本に比べて数十年も進んだ研究がされているため、アメリカで心理学を学ぶメリットは大きいでしょう。
国際関係学は、国際紛争、環境問題、および安全保障など地球規模で起こっている世界の諸問題の解決に向けて、政治的、経済的、軍事的、そして文化的な観点から、問題を理解し解決する方法を模索する学問です。そのため、まず社会学、政治学、および経済学などの分野から関連する科目を履修し、国際関係学の基礎知識を身につけた後、自分がやりたい分野を決定し、専門知識を習得します。専攻分野は多種多様で、人権問題、国際政治経済学、国家安全保障、国際環境問題、国際法などがあります。



