WFP編 国際機関で活躍する日本人職員を紹介

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世界のために、できること 国際機関で働こう!

グローバルに社会貢献ができる国際機関で働くには、どのようなステップが必要なのだろう。
いま活躍する日本人職員に、その道のりを聞いた

Vol.15 ホストファミリーに聞かれた将来の夢に、「国連」と答えていた WFP WFPウガンダ事務所 プログラム・ポリシーオフィサー 川﨑冬樹さん

ウガンダ人は日本人に似ている!?

川﨑さんの1日
6:00起床
8:00自宅から徒歩15分でオフィスに到着。メールチェックや同僚と打ち合わせ
9:00フィールドにいるWFPスタッフと電話でプロジェクト進捗の確認
11:00WFP内部向けの業務進捗レポートの作成
12:45昼食
13:00事務所でフランス語講義の受講
14:00政府担当者や他の国際機関と、難民向け学校給食立ち上げに関する打ち合わせ
17:00議事録の作成。デスクにて執務
19:00帰宅。妻との夕食。ジムでの運動や読書などで時間を過ごす
23:00就寝

 食糧事情の改善を目的とする、WFP国連世界食糧計画は、アフリカのウガンダで50年以上も活動を続けている。1年前に、首都カンパラの事務所に着任したのが、川﨑冬樹さんだ。「ケニアの西隣に位置するウガンダは、ビクトリア湖とナイル川の水に恵まれた農業国ですが、南スーダンなどからの難民140万人が生活しています。WFPは難民への食糧支援を中心に、学校給食の実施、小規模農家の支援などを行っています」

 川﨑さんは難民の雇用を創出するプロジェクトを担当している。難民に単に食糧を配るだけではなく、かんがい設備や道路整備の工事で働いた報酬として渡す仕組みを作ろうという計画だ。また、学校給食の立ち上げ、気候変動の中でソルガムなどの作物の栽培方法をどう変えていくかといった問題にも取り組む。月に1回は現場を訪れ、現地の責任者、政府、NGO職員などの話を聞いて仕事を進めている。

 事務所での上司はイギリス人、同僚の大半はウガンダ人だ。「ウガンダ人は日本人に似ていて、あまり自己主張をしないので、仕事がしやすい反面、どこまでが本音か分からない難しさもあります。でも、現場に行って、子どもたちが元気に登校し、農家の人が楽しそうに仕事をしているのを見ると、この仕事をやっていてよかったと感じますね」

川﨑さんの着任までのStep

2008年3月立命館大学法学部法学科政治行政専攻国際インスティテュート国際公共プログラム卒業 / 米国アメリカン大学国際関係学部卒業 (学部共同学位プログラム)
2008年4月日系の総合商社でベトナムでの発電所建設事業に従事
2014年6月英国サセックス大学大学院入学、翌年9月に同大学修士号取得 (MA in Human Rights)
2015年10月国連WFP日本事務所でのインターン(6ヵ月間)
2016年5月外務省、平和構築・開発
におけるグローバル人材
育成事業を通じて国連
WFP東ティモール
事務所に赴任
2016年12月外務省による書類選考、国連WFPによる英語での筆記試験・面接を経てJPOに合格
2017年5月国連WFPウガンダ事務所のプログラム&ポリシーオフィサーに着任

結婚の取りやめをきっかけに
国際機関への道を歩き始める

 川﨑さんが国連を意識したのは、高校生の時だった。交換留学で1年間滞在したカナダのホストファミリーから、「将来は何になりたいの?」と聞かれて、何となく出てきた答えが国連の職員だった。大学は法学部に進み、就活ではJICA、開発系のコンサルティング会社を受けたものの採用されず、大手商社の関連会社に就職した。「まず、働いてみようという気持ちでした。ベトナムに発電所を建設するプロジェクトを担当し、出張が多くて体力的にも大変でしたが、責任ある仕事をさせてもらいました」

 しかし、入社6年目、結婚するつもりだった女性と破局してしまう。貯めていた結婚資金と、自分一人のことを考えて人生を描ける自由を手にして、海外の大学院に留学するという選択肢が浮上してきた。国際機関で働きたいという夢がよみがえったのだ。

 川﨑さんは30歳を目前にしていた。外務省が若手の日本人を国際機関に派遣する、ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)制度への応募は35歳まで。それを考えると早めに大学院を修了しておきたかった。そこで、仕事を続けつつ、留学手続きの代行業者に依頼して、イギリスのサセックス大学大学院を受験した。1年で修士号が取れるイギリスの大学院の中で、国際関係で知られていることに加えて、ロンドンから1時間という立地も気に入って、ブライトンにあるこの学校を選んだ。

「受験の時は、出張の飛行機の中で志望動機書を書いた記憶があります。時間のない社会人にとっては、留学エージェントは便利でした。大学院での勉強は大変でしたが、地方都市ということもあって、のんびりした雰囲気でした。学校の裏山にみんなで寝そべって本を読んだりして、すごくいいところでした」

 無事に修士号を取得し、帰国してWFPの日本事務所で半年間、インターンをした。日本の事務所は拠出金を集めることがひとつの大きな仕事になっている。個人から寄付金を集める仕組み作りなどを担当した。その後外務省の「平和構築におけるグローバル人材育成事業」に応募して合格した。日本で2ヵ月の研修を受け、その後の1年間、国連ボランティアとして活動するというもので、生活に困らない程度の手当が出る。川﨑さんはWFPの東ティモール事務所に派遣され、イギリスの大学院で知り合った妻も同行した。英語が堪能なのはもちろん、国連で働くことにも理解を示してくれているという。

ノウハウを身に付けて食糧支援のプロになる

 東ティモールでの活動期間中、川﨑さんは、今度はJPOに応募して合格し、そこからWFPに採用された。ウガンダ事務所で2年という契約だ。日本の終身雇用制度からすると、こうして次々に自分で仕事を探していくのは、大変なことに思える。将来について、川﨑さんはこう語る。

「先輩たちを見ていて、何とかなるだろうと。逆にWFPの正規職員になると、数年ごとに異動があり、提示された行先から選ぶことになります。家族を連れていくのが難しい国もあります。正規職員にならなくても、ノウハウを身に付け、この業界のプロになれば仕事はあるのでは。あと何年か経験を積めば、立場が安定してくると思います。自分のキャリア形成の面から、40歳まではWFP関連の仕事を続けていきたいと考えています」

国際機関で働くまでの道のり

高校でカナダに1年
大学で米国に2年留学

高校で留学希望者募集のポスターを見て、気軽に応募。ホストファミリーや周りの人から将来の進路をたびたび聞かれ、考えたときに、国連への憧れが芽生えた。「英語が上達したし、すごくいい経験になりました。今のキャリアの原点です」。大学は立命館大学と米国のアメリカン大学に2年ずつ通って4年で卒業した。

商社の関連会社に6年
基本の仕事術を習得する

プロジェクトマネージャーとして仕事を任され、契約書の読み方からスケジュール管理、人事、労務まで、幅広い経験をしたことが、現在の仕事に大いに役立っている。「日本企業では当たり前の『ほうれんそう(報告、連絡、相談)』が、海外ではできない人も多い。日本人の調整能力、事務処理能力は重宝されます」。

イギリスの大学院に留学
WFPの世界に飛び込む

WFPの日本事務所でインターンをした後、東ティモール事務所で活動しながらJPOに応募し、WFPへの派遣を希望した。「中で働いているので、どういう組織か分かっていますし、情報も入ってくる。職員や同僚に相談することもできて、試験準備に役立ちました」。JPOに合格後、任地のウガンダへ。

WFPって?

国連WFP(World Food Programme)の活動

WFP国連世界食糧計画は、紛争や自然災害などの緊急時に食糧支援を届けるとともに、途上国の地域社会と協力して栄養状態の改善と強い社会づくりに取り組んでいる機関。毎年80ヵ国、8,000万人に支援を行っている。世界の9人に1人が十分な食料を得られない生活をしている中、飢餓と貧困の連鎖を断ち切るため、学校給食プログラム等を通じて支援を行ったり、現金・電子マネー・食料引換券を使った食料支援を行うことで、地元店舗の活性化を行う。職員は世界中で1万4,000人を超え、その90%以上が支援が行われる開発途上国を拠点にしている。


赤ちゃんや妊娠・授乳中の女性の栄養状態を改善し、未来の
社会を支える母子の栄養を支援(バングラデシュ)©WFP/Saikat Mojumder
学校で栄養たっぷりの給食を
提供。子どもの栄養改善だけ
でなく、学校の出席率向上に
も役立つ。食材は地元の小規
模農家から調達し地域経済の
促進にもつなげる
(カンボジア)©WFP/Ratanak Leng
国連人道支援航空サービス(UNHAS)を運行し、
現場で働く支援関係者の足となると同時に、
物資の輸送も行う(コンゴ民主共和国)©WFP/Griff Tapper
日本は国連WFPにとって有数の支援国。
配布される食糧袋には日本の国旗が
(ウガンダ)©WFP/Henry Bongyereirwe
紛争や自然災害時、現地政府からの支援要請を受け、
緊急食糧支援を届ける(南スーダン)©WFP/Lara Atanasijevic
自立支援を通して干ばつなど災害への対応能力を
高め、強い地域社会づくりを手助けする(マラウイ)©WFP/Badre Bahaji

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国際機関でのインターンシップ

 将来、国連をはじめとする国際機関で勤務しようと志す人にとって、国際機関でのインターン経験は、実際の業務や組織の文化を知る上で非常に有益だ。対象は主に大学院生だが、一部の国際機関では学部生もインターンを受け入れている。通常、インターンは無給だが、国際機関によっては、手当が支払われるポストもある。また、インターン時代に国際機関の上司に自分の仕事ぶりを評価してもらうことができれば、将来、正規職員として応募する際に、採用への強いアピールになるだろう。一人でも多くの学部生・院生が国際機関でのインターンを経験し、将来、正規職員のポストを獲得してほしい。

外務省 国際機関人事センターhttps://www.mofa-irc.go.jp/

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