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アメリカの大学留学の費用を徹底解説!節約法3選も紹介

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公開 : 2019.12.11

更新 : 2022.02.14

大学の留学先として人気の高いアメリカ。毎年世界中から100万人以上の学生がアメリカの大学に入学しているといわれています。多様性豊かな学生たちと一緒に憧れの学生生活を送ってみたいけど、留学費用は一体いくらかかるの?と思っている方が多いのではないでしょうか。ここでは学費や滞在費に加え、保険や教材費など実際にかかる費用を詳しく説明していきます。気になる節約方法も合わせてご紹介いたします!

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アメリカ大学留学の費用詳細

日本人がアメリカの大学に通う場合、トータルでどのくらい費用がかかるのでしょうか?学費はもちろん、家賃、生活費、教材費、交通費など、さまざまなコストがかかります。通う大学や住む地域によってもその差は大きく異なってきます。

学費

留学費用と聞いて、まず思い浮かぶのが学費です。学費は各大学によりかなり差が開きます。私立なのか、州立なのか、また州立でも研究大学なのかどうかなど、大学の種類にもよります。

名門大学の場合
名門大学には私立が多く、名門になればなるほど学費は高い傾向にあります。基本的には年間US$50,000前後ですが、奨学金が充実している場合は安く通うことも可能です。ただし、州立大学はその州出身の学生を優先する傾向があるので、留学生に対する奨学金は充実していないのが現状です。

<名門大学の学費例>

学校名
授業料の目安
ハーバード大学(私立)
Harvard University
US$55,587(約634万円)
イェール大学(私立)
Yale University
US$59,950(約683万円)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校/UCLA(州立)
University of California, Los Angeles
US$43,012(約490万円)

※2022年2月時点 US$1=114円で計算

州立大学の場合
州立大学の中でもカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のように博士課程のプログラムを持ち、研究に力を入れている州立大学の学費は年間US$40,000前後です。しかし実務的・実践的教育に力を入れていて、博士課程のプログラムがない州立の大学や田舎の方にある大学は比較的低予算で大学に通えます。

<博士課程までのプログラムを持つ州立の研究大学の学費例>

学校名
授業料の目安
ワシントン大学
University of Washington
US$39,900(約455万円)
カリフォルニア大学バークレー校
University of California, Berkeley
US$44,393(約506万円)

※2022年2月時点 US$1=114円で計算

<博士課程のない(修士まで)の州立大学 または田舎にある州立大学の学費例>

学校名
学費
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
California State University, Long Beach
US$16,338(約186万円)
マーレイ州立大学
Murray State University
US$14,058(約160万円)
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校
California State University, Northridge
US$16,374(約187万円)

※2022年2月時点 US$1=114円で計算

2年制大学の場合

2年制大学はコミュニティカレッジとよばれ、日本語では短期大学と訳されます。しかし、短期大学というより高校と4年制大学の中間の学校という位置づけが大きいです。ほとんどの2年制大学の学費は年間US$10,000前後と比較的安いので、学費を抑える目的で、最初に2年制大学に2年間通いその後名門大学の3年次に編入する学生も数多くいます。

<2年制大学の学費例>

学校名
学費
エドモンズ コミュニティ カレッジ
Edmonds Community College
US$9,947(約113万円)
エル カミノ カレッジ
El Camino College
US$8,664(約99万円)
ディ アンザ カレッジ
De Anza Colleg
US$8,496(約97万円)

※2022年2月時点 US$1=114円で計算

教材費

授業で使う教材にはコストのかかるものが多く、中には$100以上する教科書もあります。受講する授業の数や種類によって変わりますが、1年間でおよそUS$1,000程度の見積もりは必要です。中古であれば新書の約半額で手にする事もできますが、節約の術を知っている学生はこれらをどこで買っているでしょうか?

ブックストア
教材は学校のブックストアで購入できます。自分の受講する授業のラベルが貼ってある棚に、授業に必要な教科書がすべてそろっています。新品も中古もありますが、中古の場合は品質にばらつきがあるにも関わらず、値段があまり変わらないという事や在庫が少なくてすぐ売り切れてしまうことが欠点です。

オンライン
アマゾンなどを利用してオンラインで教材を購入することもできます。中古はかなり安く売られていますし、品質に関することもきちんと記載されています。しかし、オンラインは実際に届くまでに時間がかかる時があります。特に学期始めなどは、アメリカ中の学生が一斉に教科書をオンラインで購入するので、とても混み合います。手元に届くまでに2~3週間程度かかることもよくあるので注意が必要です。

大学のFacebook
学生間で教材を売買することもあります。いらなくなった教科書を「いくらで売ります」と大学のFacebookに投稿して、買いたい人がその人にコンタクトをとるという形です。欲しい教材を売っている人が必ず見つかる訳ではありませんが、運が良ければ格安で手に入ります。

友人と共有する
E-bookのように教材をデータで買えば、友人と半分ずつお金を出して買って共有できるので便利です。ノートパソコンやタブレットなどにダウンロードすれば、持ち運びにも便利でどこでも見られるので使い勝手がいいです。

最近では、大学もペーパーレス化してきましたので、教科書や資料は、全てデータとして教授から送られてくるということもあります。教材費を節約できるという点で、とても喜ばしい兆候です。

滞在費(家賃)

滞在費は住む地域によってかなり差が生じます。ニューヨークやサンフランシスコ、ロサンゼルスのような大きな都市になると高く、中小規模の都市や田舎であれば安く抑えられるのは万国共通です。

滞在方法によっても費用は異なります。日本で生活している大学生はアパートで一人暮らしや実家暮らしが一般的ですが、アメリカの学生に一番多いのは、ルームシェアか寮です。学生同士で共同生活を送るのが一般的で費用もかなり抑えられます。

<1ヵ月の家賃比較アパート(1ベッドルーム)センター外>
・大都市(ニューヨーク州ニューヨーク)の場合:US$2,268~
・中小規模都市(オハイオ州コロンバス)の場合:US$700~

大都市の家賃の方が圧倒的に高いですね。ここに好条件が加わればもっと高くなります。家賃をできる限り抑えたいという方は、大都市の生活は避けた方がいいかもしれません。

●ルームシェアの場合
キャンパス外のアパートでほかの学生何人かと一緒に共同生活をします。ベッドルームを2~3人でシェアする場合が多いですが、自分だけのプライベートルームを持てる場合もあります。家賃は月々、現金または小切手で払う場合が多く日本のような口座引き落としはめったにありません。

●寮の場合
寮も大都市であれば高くなります。中小規模の都市であれば一人部屋も可能ですが、UCLAのような大都市の大学になると2~3人部屋が基本です。

<寮の年間費用例(食事つき)
・オレゴン州立大学:$13,860~
・カリフォルニア大学ロサンゼルス校:$16,763~

生活費(食費や生活雑貨、娯楽など)

大都市では生活費も高くなります。また遊べる所がたくさんあるので無駄なお金を使ってしまうこともしばしば...。それに引き換え、田舎の方にある大学は生活費も安く遊ぶ場所も少ないので無駄なお金を使うことも少ないかもしれません。

<1ヵ月の生活費(家賃除く)比較>
・大都市(ロサンゼルス)の場合:約119,000円
・中小規模都市(インディアナポリス)の場合:約103,000円

交通費

大学に徒歩圏内で通学できる場合は、交通費はかかりません。しかし、学校から離れた場所に住み、バスや車で通う場合は交通費がかかってきます。バス代やガソリン代など州によっては税金も違うので注意が必要です。

1ヵ月の交通費例

カリフォルニア州(ロサンゼルス)
オハイオ州(シンシナティ)
ガソリン代
US$1.16/1L
US$0.71/1L
バス代(片道)
US$1.75
US$2

※2022年2月時点

カリフォルニア州のガソリン税金、自動車保険料ともにとても高いです。しかし、車がないとかなり不便なので必要経費として考えておきましょう。オハイオ州も車社会ですが、カリフォルニア州に比べ交通費を安く抑えられそうです。

健康保険料

学生は健康保険への加入が必須です。基本的に学校の保険に強制加入なのですが、日本から海外留学生保険に加入してきている人は、学校に証明をすれば考慮してもらえる大学もあります。

<健康保険料の例>
ウィチタ州立大学:$2,300/年
オレゴン州立大学:$5,000/年
※2022年2月時点の料金

保険は地域による差はあまりなく、大学による違いの方が大きくなります。留学生は大学の保険に加入するのが一般的ですが、大学の編入時など一時的に大学に所属しない期間があるので日本の保険に加入しておくとよいでしょう。

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お金の管理方法

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留学費用の内訳としてさまざまな費用をご紹介しましたが、留学生はどうやってこれらのお金を管理したり支払ったりしているのでしょう。

留学生が現地に到着してまずやることリストの中に「銀行口座の開設」があります。口座を開設後は、速やかに親に連絡して日本から送金をしてもらいます。そして、その口座から学費や生活費を支払っていきます。銀行からはキャッシュカード兼デビットカードがもらえます。

デビットカードはクレジットカードと異なり、使ったその場で自身の口座からお金が引き落とされます。日常的な生活費や交通費の支払いに関しては、このデビットカードを使っている学生が多いです。アメリカはキャッシュレス化が進んでいるので、支払いはカードで行われることがほとんどです。

大学留学費用を安く抑えるための節約術3選

これまででわかる通り、留学にはある程度の費用がかかります。特に学費が大きな割合を占めます。名門大学になれば年間500万円超えは普通です。そのため、費用を理由に留学をあきらめてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。でもそれではもったいない!留学費用を節約・削減する方法が存在するのです!

(1)2年制大学から4年制大学に編入

2年制大学から4年制大学の3年次に編入する進学方法は留学生のみならず、現地のアメリカ人にも定着したスタイルです。下の表を見てもわかるように、4年制の名門大学の学費が$50,000前後なのに対し、2年制大学の年間の学費は$10,000前後です。一般教養課程に当たる1~2年生を2年制大学で過ごし、その後4年制大学の3年次に編入すれば2年間でおよそ$80,000もの節約になるのです。実際、経済的なことを理由にこの進学方法を選ぶ人がたくさんいます。

学校名
授業料の目安
プリンストン大学
(4年制名門大学)
US$51,870(約591万円)
サンディエゴ州立大学
(4年制州立大学)
US$44,487(約507万円)
エルカミノカレッジ
(2年制大学)
US$8,664(約99万円)

2022年2月現在 US$=114で計算

(2)田舎の州立大学に行く

大都市で生活すると滞在費が相当かかります。滞在費を抑えるには、中小規模の都市や田舎の大学に入学するのが賢明です。また、そうした地域の大学の方が学費も安い傾向にあります。

中小都市にある州立大学の年間学費例

学校名
授業料の目安
オハイオ大学
Ohio University
US$22,810(約260万円)
イースタンミシガン大学
Eastern Michigan University
US$14,260(約163万円)
マーシャル大学
Marshall University
US$19,606(約224万円)

※2022年2月時点 US$1=114円で計算

オハイオ大学は博士課程のプログラムもある大規模で優秀な研究大学です。大学周辺の環境は大自然に囲まれていて、国有林が広がっています。また、イースタンミシガン大学やマーシャル大学は小規模で地域に密着した大学です。地方にある大学であれば学費もかなり安くでき、大学留学においてネックとなる学費もかなり浮きますよね。

(3)勉強して奨学金をゲットする

アメリカの私立名門大学は、潤沢な資金源を背景に奨学金制度が充実しています。名門大学の学費は年間500~700万円ほどですが、実際に支払うのは半額以下の場合もあります。

アメリカの奨学金には種類が2つあります。メリットベースとニードベースです。メリットベースは、学生の成績やリーダシップなど、個人の能力に応じて支給されるもの。一方、ニードベースは、学生やその家庭の財政状況に応じで支給されます。名門私立大学の奨学金は留学生であっても支給される場合が多く、また支給人数に制限を設けていない大学もあります!

ハーバード大学を例にとってみていきましょう。

ハーバード大学はニードベースの奨学金を採用しており、また支給人数に制限も設けていません。「優秀な学生を合格させ、その中で奨学金が必要な人には支給する」というシステムです。世界中の優秀な学生を集めるためならお金に糸目をつけないようです。実際、20%の学生が学費全額免除で大学に通っていて、その他の学生にも両親の収入に応じて奨学金が支給されています。ハーバードのウェブサイトに奨学金のシミュレーターがあり、実際にいくら奨学金が支給されるのか誰でも計算することもできます。

例えば、

家族構成:4人家族/自分を含めて子供が2人(2人とも大学生)
両親の収入:年間$100,000(それ以外の収入が一切ない・土地や株などなし)
貯金額:$100,000

上記の場合、学費と寮費あわせて、およそ年間$69,000も奨学金として支給されます。
つまり実際に支払う額は学費と寮費あわせても年間$8,000程度です。

どうですか?なんだか世界最高峰といわれるハーバード大学への留学も夢ではない気がしてきませんか?

まとめ

アメリカの大学留学の費用や節約の方法について詳しく見てきましたが、高いと思っていた学費が、大学の選び方によっては、意外にも日本の大学と大差ない事がおわかりいただけたのではないでしょうか。有名大学留学も地域や進学方法によって、かなりコストを抑えられます。奨学金が充実している大学であれば、学費すらいらないというケースも!

大学留学が進路選択のひとつとして視野に入ってきたのではないでしょうか。もっと詳しく知りたい方は、留学ジャーナルカウンセリングセンターまでお気軽にお問い合わせください。情報があふれている今だからこそ、プロフェッショナルの確かな目で間違いのない留学指針が必要ではないですか?学校リサーチから出願に至るまで49年のキャリアを活かした手厚いサポートで皆さんの大学留学を応援します。

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