どこで語学留学すれば良いのだろう?という方に語学留学が実現できる最適な学校選びについて説明します。
語学留学といっても、日本ではあまり馴染みのない語学学校といった形式で学ぶパターンや、大学に通って一カリキュラムとして受講するパターンなど方法はいろいろあります。
将来の目的や、自分がどういう環境で学びたいか、希望によって語学留学に適した学校は変わってきます。とくにアメリカに留学を希望する場合、大学キャンパスに校舎を持つ語学学校がいくつかあり、その選択肢は広がります。
夏休みなどの短期留学でも、憧れの大学キャンパスで学ぶことができます。ぜひあなたの希望にあう学校で語学留学を実現してください。
語学留学を実現する2つのパターン
語学留学とは?
語学留学とはずばり、語学力をアップさせるための留学。ただ、”どこで”学ぶのかは意外と知られていません。
語学留学を実施する場所、授業を開講している場所は大きくわけて「語学学校」と「大学」の2つです。とくに語学学校は日本では街で見かけることが少なく、語学学校と言われてピンと来ないために、「語学留学=大学に通う」と思われる方もいらっしゃいます。
また、場所の違いは「語学学校」と「大学」ですが、提供されるプログラムとしては「語学学校独自のプログラム」と「大学が運営している英語コース」という違いがあります。どちらのカリキュラムも語学力を上げることを目的に作られていることに変わりありませんが、「大学が運営している英語コース」は、大学進学のための準備という意味合いが強いです。
2つの大きな違い
語学留学が語学力を上げることを目的としているのに対し、大学留学は現地の大学で専門分野(専攻)を学ぶことを目的としています。そのため、語学留学は大学留学への準備にもなりえます(大学留学が目的でそのために先に語学留学をするという流れです)。
また、大きく違うのは一緒に学ぶ人たち。語学留学は世界中から集まる留学生たちのみ、大学留学は留学生だけでなく、現地の学生とも一緒に学びます。そのため語学留学では「意外にネイティブの人と話していない」と感じることも。生活や滞在先でいかにネイティブと話すかも語学力アップには欠かせない要因となってきます。
自分に合う「語学学校」を見つける
それでは、「語学学校」に留学するスタイルから詳しくご紹介していきます。
街中にある語学学校
語学学校とは文字通り、語学を学ぶための学校です。世界展開し、いくつもの校舎を持つ大型のチェーン校から、家族経営のアットホームな学校まで規模はさまざま。ビルまるごと1つが校舎であったり、ビルの数フロアのみ、また同じビルに違う語学学校同士がシェアして入居しているといったところも最近ではあります。
もちろん校舎はビルだけでなく、一軒家のような校舎や、広い庭がある学校も。またカフェテリアや寮などを併設していたり、施設にも違いがあります。
さらに、学校のある場所も大都市の中心から郊外やリゾート地、地方都市など多岐にわたるので、都市を楽しみたい、静かなところでゆっくり勉強したい、といった自分の希望に合わせて学校を選ぶことができます。
大学キャンパス内にある語学学校
語学学校が街中で運営されている形態のほかに、大学キャンパス内に校舎を持つ学校があります。とくにアメリカで見られ、大学キャンパス内だけで展開するというよりも、ひとつのチェーン校が街中とキャンパス内と、両方に校舎を持っています。
キャンパス内の校舎に通う特徴としては、大学の施設(図書館やカフェテリア、ジムなど)が使えたり、大学の学生と交流する機会があったりと、まるで大学に留学しているような気分を味わえること。もちろん、大学への進学準備にあたるコースもあります。
<ELS Language Centers の場合>
ELS Language Centersは、アメリカを中心にカナダでも展開する大規模な語学学校。豊富なキャリアを持つ質の高い教師陣が、55年以上にわたり、各国から訪れる留学生に英語を指導してきました。
上級レベルを修了すると、TOEFLやIELTSスコアの提出なしで、アメリカ、カナダなどにある約650校の大学やカレッジに進学できるのが特徴です。
◎大学キャンパス内にある校舎例:University of La Verne (運営:ELS)
ロサンゼルス郊外にあるラバーン大学キャンパス内に位置する校舎。ELSの中でも3校舎しかない「学部パスウェイプログラム」と呼ばれる約1年間の留学生向けプログラムを提供しており、修了するとラバーン大学の2年次にそのまま編入できます。もちろん、大学進学に関係しない、一般英語コースもあります。
<学部パスウェイプログラム>
1年間の授業料 US$47,494 滞在費の目安 US$11,162 その他 US$4,576 Total US$63,232 (2020-21年度)
総費用の内訳: 入学申請料+授業料+滞在費+教材費+雑費
◎街中にある校舎例:ELS Language Centers, New York-Manhattan
ハドソン川の河口付近ロウアーマンハッタンにあり、ウォールストリートやニューヨーク証券場がすぐ近く、自由の女神が近くに見えるビルの9階に校舎はあります。学生向けの集中英語から社会人向けのエグゼクティブ英語、英語+文化体験ができるバケーション英語プログラムなどを提供しています。
<一般英語コース Intensive English Program>
12週間 US$9,995 24週間 US$18,974 48週間 US$36,308 (2020年度)
費用の内訳:入学申請料+授業料+滞在費(Manhattan外)+教材費+空港出迎え費
以上のように同じ語学学校でも校舎のある場所によって学べること、経験できることが違ってきます。どちらのパターンが自分に合うのだろう、語学留学についてもっと知りたいという方はぜひお気軽に留学ジャーナルまでお問い合わせください。
「大学の付属英語コース」に通う
続いて、「大学の付属英語コース」に通う語学留学について説明します。
大学の付属英語コースとは?
大学の付属英語コースは、大学が運営しており、大学に入るための準備コースというのが主目的で、大学の開講日程にも合わせてあるため、受講期間が長いのが特徴です。
ただし、夏休みなど大学生が帰省し、キャンパスから学生がいなくなる間に空いた教室や寮を開放し留学生を受け入れ、短期の語学コースを開講している場合もあるので、短期留学も十分実現可能です。
大学に入るという目的でなく、単に語学力アップを目指す留学でもコースはありますので、名門大学に通う経験をしてみたい、大学独自のカリキュラムで学んでみたいという方におすすめです。
さらに、大学に正規留学しないまでも、大学付属の英語コースの履修後に大学の授業を受けられる方法があります。4年間みっちり大学で勉強するのではなく、短期間大学の授業を受けてみたいという方向けに、「学部聴講プログラム」と「エクステンションプログラム」をご紹介します。
学部聴講プログラム
休学留学したい大学生におすすめ。多くの大学では留学生を対象にした1学期(約3ヵ月)~1年程度の学部聴講プログラムを設けており、大学付属の英語コースと学部聴講を組み合わせることが可能です。さらに、本科の授業を受け単位取得した場合、日本の大学の単位として認定される場合もあるので事前に日本の大学に確認しておくとよいでしょう。
例:英語コース 4~6月 ⇒ 聴講準備コース 7~9月 ⇒ 学部聴講9月~翌1月または3月
エクステンションプロプラム
キャリアアップやキャリアチェンジを目指す社会人におすすめ。エクステンションとは主にアメリカの社会人向けに開講している公開講座です。アート系からビジネスまでジャンルは豊富で短期間でレベルの高い大学の授業を体験できるのが特徴。修了時にはサーティフィケート(修了証)が取得できます。3ヵ月前後、6ヵ月、9ヵ月のコースが主流です。
◎学べるジャンル例(カリフォルニア大学アーバイン校の生涯学習部門で選択できるトピックの場合)
- ビジネスアドミニストレーション
- デジタルマーケティング&コミュニケーションズ
- インターナショナルファイナンス
- グローバル人材管理
- 応用プロジェクトマネージメント
◎カリキュラム例(カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンションのビジネスマネージメントコース、マーケティング専攻の場合)
必須科目 | 選択科目 | |
1学期(3ヵ月間) | ・効果的な経営方法とリーダーシップの実践 ・財務会計 ・マーケティングの要素 ・実践力を養う(ディスカッション、インターンシップの準備)など | ・製品管理 ・ブランドの確立と位置付け ・優位に立つ顧客サービス など |
2学期(3ヵ月間) | ・施策決定の方法 ・実践力を養う(120時間のインターンシップ参加、リサーチプロジェクト)など | ・独創的な広告戦略 ・実践的な市場調査 ・マーケティング関連科目 など |
3学期(3ヵ月間) | なし | ・製品管理、ブランドの確立と位置付け ・ウェブ上でのマーケティング戦略 |
自分の希望に合った場所で語学留学を!
語学留学といっても、語学学校(街中にある校舎、大学キャンパス内にある校舎)で学ぶ、大学が運営する英語コースで学ぶ方法があることをお伝えしてきました。
さらに、大学が運営する英語コースで学べば、その後に学部聴講やエクステンションに参加することで「大学で学ぶ」経験もできます。
自分の希望が叶えられる場所でぜひ語学留学を実現させましょう。語学留学の目的に合わせた最適な学校選びについては留学ジャーナルまでお気軽にご相談ください。
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