サンフランシスコは、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部の国際都市。ドラマチックな眺めが魅力的な「坂の町」で知られ、碁盤の目のように整備された市内を走るケーブルカーで自由に観光が楽しめます。住みやすい街としてアメリカ人にも人気が高く、留学生にとっても暮らしやすい環境が整っています。留学生活のスタイル別に、おすすめの語学学校を紹介します。
サンフランシスコ留学の相談は
サンフランシスコ留学の基本情報
まずは、サンフランシスコがどんな所かを見ていきましょう。
~場所~
サンフランシスコはカリフォルニア州の北部、海に囲まれた半島の先端部に位置する人口約88万人(2018年)の都市です。人口ではロサンゼルス、サンディエゴ、サンノゼに続いて州内第4位ですが、面積は東京を走る山の手線の内側ぐらいの大きさしかないので人口密度では州内No.1です。
サンフランシスコと言えば一般的に上記のサンフランシスコ市を指しますが、ここでは「サンフランシスコ・ベイエリア」と呼ばれるサンフランシスコ湾岸の周辺都市をまとめた広域都市圏への留学をサンフランシスコ留学として説明していきます。ちなみに、サンフランシスコ・ベイエリアの総人口は約760万人で、広域都市圏としては全米6番目の規模です。
サンフランシスコ・ベイエリアはサンフランシスコ湾から見てどの方角に位置するかで、おおまかに5つのエリアに分けられています。サンフランシスコ市内は「ザ・シティ」、ベイブリッジを渡った東側は「イーストベイ」、ゴールデンゲートブリッジを渡った北のマリン郡やナパとソノマは「ノースベイ」、湾の西側は「ペニンスラ(半島)」、シリコンバレーを含む南側は「サウスベイ」と呼ばれています。
サンフランシスコ市内には数えきれないほどの観光スポットがあり、ノースベイにはナパバレーやソノマなど世界屈指のワイナリーが広がっています。また、サウスベイにはGoogleやApple、Facebook、YouTubeなど世界に名だたるIT企業が本社を構えるシリコンバレーがあり、スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校といった有名大学をはじめとする良質の教育機関が数多くあります。サンフランシスコ周辺は観光、経済、教育と三拍子そろった魅力的なエリアと言えるでしょう。
日本からのアクセスは抜群で、サンフランシスコ空港までは羽田空港、成田空港、関西空港から毎日直行便が出ていて、往きは9時間半程度。帰りはジェット気流の影響で11時間ちょっとかかります。日本を夕方に出発して現地には朝に到着するので、さほど時差ボケを感じることはありませんし、サンフランシスコ空港からダウンタウン(街の中心部)までは電車で約30分程度と、非常にアクセスが良いのが魅力のひとつです。
~気候~
夏は暑すぎず、冬は寒すぎず、春秋は暖かいというのがサンフランシスコの特徴です。具体的には6~9月の夏期の平均最高気温が22~23℃程度、12~1月の冬期の平均最低気温は7~8℃で、どの季節に行っても快適に過ごせる街といえます。11~3月は雨季ですが日本の梅雨ほどは降りません。
サンフランシスコといえば霧が有名ですが、これは夏の朝夕に発生します。サンフランシスコ海流という海流がサンフランシスコ湾に流れ込み、その海流に乗って冷たい風が吹き込んで乾燥したカリフォルニアの大気とぶつかることで水蒸気が発生し、濃霧になるとされています。この深い霧のおかげで真夏でも気温の上昇が抑えられますが、朝晩は肌寒く感じることもあるので、夏でも上に羽織るものが必要です。
~風土~
アメリカはさまざまな人種が集まる多民族国家で、サンフランシスコも例外ではありません。アメリカの西海岸という地理的な理由からかアジア系の住民が比較的多く、中でも中国系住民は人口の約20%を超え、サンフランシスコの中心部には”全米最大級”とも言われるチャイナタウンがあります。また、アメリカに3つあると言われるジャパンタウン(日本人街)のひとつがサンフランシスコにあります(ちなみに、ほかの2都市はニューヨークとロサンゼルスです)。
サンフランシスコは自由な気風が尊重されるエリアとして有名です。これを決定づけたのが1960年代後半に発生した「ヒッピー」と呼ばれる自由に生きる若者たちのムーブメントの聖地となったことによります。このヒッピー文化はその後の音楽やアート、文化、思想に大きな影響を与えています。また、1970年代に入ると性的マイノリティ(LGBT)の権利運動の拠点となり、なかでもゲイカルチャーの中心地としてカストロ通りが有名になりました。
1990年代になるとサンフランシスコはITバブル(ドットコムバブル)の中心地となり、多くのスタートアップ企業が誕生しました。近くにスタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校などの名門校が数多くあることから、優秀な学生たちが集まって自由な発想で新たなビジネスを始め、数多くの有名企業が生まれたのです。
その後、サンフランシスコ・ベイエリア南端のシリコンバレーは一大ハイテク産業の集積地として発展し、GoogleやApple、Facebook、Yahoo!、YouTubeなどの世界的超一流IT企業が本社を構えています。今でも起業志望者やオープンイノベーションを目指す国内外の企業が進出しています。最近はUberやAirbnbなどのスタートアップ企業が集まるサンフランシスコ市内のサウスオブマーケット(通称Soma)が注目され、メルカリやスマートニュースのアメリカオフィスもこのエリアにあることで知られています。
~治安~
サンフランシスコはアメリカの中では比較的治安が良い都市だと言われていますが、”安全大国”日本とは治安のレベルが全く違うので、日本の感覚で無防備でいることはとても危険です。
サンフランシスコ総領事館のホームページによると、2018年にFBIが発表した2017年中の犯罪統計では、カリフォルニア州全体において凶悪犯罪が増加傾向となっているそうです。
特にサンフランシスコ市内の犯罪率(10万人あたりの犯罪発生件数)は、州内のほかの都市を大きく上回っていて、窃盗犯罪が突出して高くなっています。観光客を狙ったスリや置き引きのほか、最近では窓ガラスを割って車内の物品を盗む車上荒らしが社会問題となっています。
繁華街や混みあった公共交通機関内では荷物を身体の前に抱え、貴重品はしっかりと身に付けておくこと。どうしても荷物を床に置かなければならない場合は絶対に目を離さないこと。駐車して車を離れるときは車内に荷物を放置しないこと。雰囲気が良くないと感じられるところへは行かず、なるべくひとり歩きは避けることなど、常に気を引き締めて行動することが大切です。
~交通~
サンフランシスコは公共交通機関が非常に発達しているので、車が無くてもラクに生活ができるところが魅力のひとつです。
・サンフランシスコ市内
市内を巡るのに便利なのがサンフランシスコ市営鉄道(ミュニ)が運営するバス「ミュニバス」と地下鉄「ミュニメトロ」、そしてサンフランシスコの代名詞ともいえる「ケーブルカー」です。
「ミュニバス」と「ミュニメトロ」は初乗り2.75ドルで、乗り始めから90分までは乗り換え無料。「ケーブルカー」の初乗りは7ドルと少々高めですが、カリフォルニア特有のアップダウンを感じながら車窓を楽しむことができます。
また、24時間Uberが街中を走っているので公共交通機関とUberの組み合わせでどこへでも行けます。
・イーストベイ(オークランドやバークレー)
サンフランシスコ市内とオークランド、バークレーなどのイーストベイ各都市を結ぶ列車「バート(BART)」が走り、駅に殺属するように路線バスが走っているので、バートの駅近くに住んでいれば車があっても無くても生活していけます。ただし、イーストベイでも南側は交通の便が悪いエリアもあるのでUberで移動したり、遠出するならレンタカーを借りるという手があります。
・サウスベイ
サンフランシスコ空港からサンフランシスコ、サンノゼを結ぶ鉄道「カルトレイン(Caltrain)」があります。ただ、本数が少なく通勤列車的な鉄道なので、長期で滞在するなら車が必要かもしれません。
上記サンフランシスコを代表する5つの交通機関(ミュニバス、ミュニメトロ、ケーブルカー、バート、カルトレイン)すべてにおいて運賃は「クリッパーカード(Clipper card)」で支払えます。これは日本のSuicaやPASMOのようなチャージ式のプリペイドカードで、事前にチャージしておけばいちいちチケットを購入する手間が省けて便利です。
サンフランシスコ留学の魅⼒
サンフランシスコに限ったことではありませんが、留学は通う学校がどのエリアにあるかによって、生活スタイルがかなり変わってきます。
都市部に留学すれば、英語を勉強しながら市内観光を楽しむことができますし、郊外の学校であれば落ち着いた環境で英語の勉強に集中できるでしょう。アウトドアが好きな人であれば緑豊かな環境の都市を選ぶこともおすすめします。ここでは各エリアの特徴とそこに留学する魅力を簡単にご紹介します。
●サンフランシスコ中心部(ザ・シティ)
サンフランシスコ市内は言わずもがな、たくさんの観光スポットがあります。デパートやカフェが立ち並ぶ賑やかなダウンタウン、グルメも楽しめる海沿いのフィッシャーマンズワーフ、全米最大規模のチャイナタウン、サンフランシスコのシンボルのゴールデンゲートブリッジ、市内を一望できるツインピークスなど挙げればきりがないほどです。市内の学校を選べば英語の勉強をしながら空いた時間で観光ができるため、エキサイティングな留学になること間違いなしです。
●イーストベイエリア
サンフランシスコ市東側の対岸エリアで、オークランド、ヘイワード、フリーモント、リッチモンド、バークレーなど人口10万人を超える都市が多く含まれています。サンフランシスコ市とはバートで結ばれているため市内へのアクセスが良い一方、市内ほど家賃が高くないので地元の若者たちが移り住んでいて活気あふれる雰囲気です。カリフォルニア大学バークレー校やカリフォルニア州立大学イーストベイ校などの有名大学をはじめ、カレッジ、専門学校、語学学校など数多くの教育機関があります。都会的な雰囲気の中で刺激を受けながら学びたい人におすすめです。
●ノースベイ
サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡った北部のエリアです。サンフランシスコ・ベイエリアのうち最も人口が少なく都市化が進んでいない地域で自然が多く落ち着いた雰囲気が魅力です。最大の都市はスヌーピーの聖地としても有名なサンタローザで、ワイナリーで有名なソノマ、ナパもこの地域に含まれています。サンフランシスコ市内へ電車ですぐに行けるので、普段は静かな環境で勉強に集中しつつも気軽に都市部へ遊びに行きたいという人におすすめです。
●ペニンスラ(サンフランシスコ半島)
サンフランシスコ湾の西側、サンフランシスコ市を除いたサンフランシスコ半島のエリアです。サンフランシスコとサウスベイ(シリコンバレー)を結ぶ鉄道「カルトレイン」が走っているので、市内やシリコンバレーで働く人たちのベッドタウンという立ち位置のエリアです。地元の人の生活感漂う庶民的な雰囲気が魅力です。
●サウスベイ
サンフランシスコ湾の南側のエリアでシリコンバレーと大まかに位置が重なっています。世界的なIT企業が密集しているエリアで、主要都市サンノゼにはAdobe本社、サンタクララにはIntelなどの半導体企業、クパチーノにはApple本社、サニーベールにはYahoo!本社、マウンテンビューにはGoogle本社、メンローパークにはFacebook本社、パロアルトにはシリコンバレー発展のきっかけとなった企業であるヒューレットパッカード、その近くにスタンフォード大学があります。世界屈指の大企業から将来有望なスタートアップ企業、日系企業など数多くの企業が集まっているので、そこで働く人の話を直接聞くチャンスもあるでしょうし、就職を見据えたインターンシップを経験するチャンスも広がるでしょう。
●物価と暮らし
サンフランシスコは人が多く集まる大都市だからこそ、物価は高めです。特に家賃は年々高騰していて、賃貸市場を調査するZumper社の調査(※1)によると、家賃の全米ランキングではあのニューヨークを押さえて1位がサンフランシスコでした。1ベッドルーム(日本で言う1LDK)の月平均家賃が3,720ドル(1ドル=110円の場合日本円で約40万9,000円)とニューヨークの2,940ドル(約32万3,400円)を大きく上回っています。
※1 2019年7月の全米家賃ランキング(TOP10)Zumper社調べ
さらに、アメリカの都市物価指数ランキング(※2)を見ると、物価指数ではニューヨーク、ハワイのホノルル、ワシントンD.C.に次ぐ第4位ですが、物価+家賃指数でみるとニューヨークとほぼ変わらないレベルとなっています。
※2 Northern America:Cost of Living Index 2019 Numbeo調べ
サンフランシスコの物価高騰の背景には、サンフランシスコ・ベイエリアに集まる企業の雇用拡大によって人口が増加していることが一因と考えられています。最近ではシリコンバレーからサンフランシスコ市内に本社を移す企業が増えたことで高額所得者が市内に多く流入し、家賃を含めた物価がさらに上がっている状況です。
サンフランシスコでは、近年の急激な物価上昇、家賃高騰により、生活しきれなくなった一部の住民が浮浪者となり、盗難や事件などを引き起こすなど治安の悪化も社会問題のひとつになっているのも事実です。
上記を踏まえ、サンフランシスコ留学の注意点を挙げるとしたら、以下のとおりです。
・物価が高い
・学費が高い
・犯罪率が高い
・人気都市なので日本人が多い
サンフランシスコ留学のおすすめ語学学校7選
サンフランシスコでどんな生活をしながら何を学びたいか、という視点からおすすめの語学学校を7校紹介します。
●アクセス便利!短期間で勉強も観光も満喫
勉強も遊びも充実させたい!という人は、サンフランシスコ市内にある学校を選びましょう。授業が終わったらすぐに観光やショッピングができて短期留学でも満足度100%の学校はこちら!
■Kaplan International Languages, San Francisco
北米やイギリスなどの英語圏に約40校キャンパスを持つ大規模校「Kaplan(カプラン)」のサンフランシスコ校。サンフランシスコの中心地、金融・商業地区にあり、1ブロック先にはサンフランシスコ近代美術館のほか、おしゃれなカフェやショップが立ち並んでいます。
一般英語コースでは、読む、書く、話す、聞くをバランスよく学ぶ「通常授業」と、ビジネス英語や語い、会話と発音などから選んで学ぶ「選択授業」に加えて、それぞれの英語学習の目的やレベルに合わせてコンピュータを使った自習時間が設けられているのが特徴です。アクティビティとして、ヨセミテ国立公園、ナパバレー、ロサンゼルスへの週末小旅行を学校側で定期的に企画してくれているので、平日は勉強と近場の観光、週末はちょっと遠出をしてカリフォルニアを満喫したいという人におすすめです。
●都市生活をエンジョイ!長期間で勉強と暮らしを体験
サンフランシスコ中心部にあり、地元の人に交じって暮らす体験をしながら、英語力アップを目指しましょう。長期滞在者に嬉しい割引コースやサンフランシスコならではのプログラムがある学校はこちら!
■EC San Francisco
マルタやイギリス、カナダなど6ヵ国19都市にキャンパスを構えるワールドワイドな語学学校「EC(イーシー)」のサンフランシスコ校。交通の便がいいマーケットストリートにほど近い場所にあり、ユニオンスクエアやウォーターフロントなどへも徒歩圏内です。
1週間の短期コースから長期間学ぶ留学生も嬉しい長期割引コースまで、幅広いニーズに応えるコースが用意されています。総合的に英語力を伸ばすためのカリキュラムに加え、会話を楽しむ「会話セッション」と文法、発音、作文、読解などのコツを学べる「スキルクリニック」という無料ワークショップがそれぞれ週1回行われるのが魅力です。一般英語クラスとビジネス英語クラスがセットになっていて現地企業で研修ができるビジネス英語コースも人気です。
●都市と郊外の良いところ取り!短期間でボランティアも体験
サンフランシスコ中心部から少し離れた落ち着いた場所で英語を学びたい人におすすめの学校はこちら!
■Language Pacifica
サウスベイ(シリコンバレー)の北端に位置するサンマテオにある語学学校。サンフランシスコやサンノゼへも鉄道で簡単にアクセスでき、街中には日系スーパーやレストラン、セントラルパーク内に日本庭園があるなど、日本人がなじみやすい生活環境が魅力です。
午前中に英語を勉強して午後は自由に観光などを楽しめる短期向けの一般英語コースのほかに、英語+カルチャー体験コースとしてチャイルドケア(保育)コースやショップアシスタントコース(オーガニック食品店などでの仕事体験)コースもあり、学んだ英語を活かした実務体験に活かせるので人気です。
●郊外の落ち着いた環境!長期間でしっかり勉強するならこの学校
サンフランシスコ中心部からは離れていても、落ち着いた環境でしっかりと英語力アップを目指したい人はこちら!
■Kaplan International Languages, Berkeley
世界中に40校近くある語学学校「Kaplan(カプラン)」のバークレー校。バークレーはイーストベイと呼ばれる、サンフランシスコの対岸の都市オークランドの北に隣接していて、サンフランシスコから電車で約30分のところにあります。
同校はカリフォルニア大学バークレー校のすぐ近くにあり、大学構内への出入りは自由なので図書館などの施設を使うことができます。一般英語コースのほかに大学やカレッジへの進学を目指すTOEFL・進学準備コースや大学院進学を目指すGMAT・GRE準備コースがあり、進学を見据えて長期間しっかり英語を勉強したい人におすすめの学校です。
●キャンパスライフも体験!大学内にある英語コースで勉強
語学学校には交通の便のよい都市部にある「都市型」の学校と、大学やカレッジ内にある「キャンパス型」の学校の2種類があります。キャンパスライフを味わいながら英語を学べる「キャンパス型」のおすすめ校はこちら!
■Dominican University of California(運営ELS)
サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡って車で30分ほどのところにあるドミニカン大学の敷地内にあるキャンパス型の語学学校「ELS(イーエルエス)」。キャンパス内は緑が多くビーチも近いためハイキングやゴルフ、水泳、セーリングなどのアウトドアスポーツが盛んです。
ELSでレベル112を修了するとTOEFLスコア免除で同大学へ入学でき、その他のELSと提携する約650もの大学やカレッジへの入学の道も開けます。ELSはアメリカの大学への進学サポートが充実していることで有名な語学学校なので、集中して英語を学びたい人におすすめです。とはいえ、サンフランシスコへのアクセスが良いので、休みを利用してエキサイティングな都会を楽しむこともできます。
●郊外の落ち着いた環境!大学進学を目指したい
サンフランシスコの喧騒から離れて英語の勉強に集中したいという人はこちら!
■ELS Language Centers, Silicon Valley
サンフランシスコから南へ車で約1時間、シリコンバレーの中央部にあるクパチーノにある都市型の語学学校「ELS(イーエルエス)」。クパチーノはAppleの本社があることでも知られており、フォーブス誌で「アメリカでもっとも教養度が高い小都市」に選ばれたこともある街です。
学校はショッピングセンターの一角にあるため便利で、近くの2年制大学ディアンザカレッジの施設を使うこともできます。進学目的の英語コースのほかにも、英語を学びながら大学の授業を聴講できるコースやボランティアに参加できるコース、ビジネスで使える英語を集中的に学ぶコースなど幅広いニーズに応えられる語学学校です。
■Silicon Valley Intensive English Program / San Mateo Colleges of Silicon Valley
サンフランシスコとサンノゼの中間付近に位置するレッドウッドシティにある2年制大学、カニャーダカレッジで開講しているアットホームな付属集中英語コース。IT系企業などが多いシリコンバレーに含まれる地域で、学校は郊外の緑豊かなキャンパスで落ち着いて勉強できる環境。カレッジの図書館やヘルスセンター、カフェテリア、チューター、カウンセリングなどの施設を利用できるのも魅力です。
少人数制のクラスで集中して学習でき、レベル4を修了すると提携コミュニティカレッジ3校のうちいずれかへの入学が保証されている。また、カレッジの編入プログラムも高い編入率を誇っている。
サンフランシスコ留学費⽤の目安
サンフランシスコ留学の魅力が分かったところで、費用の目安(授業料+滞在費+食費)についてご紹介します。
12週間 | 57万円~118万円 |
24週間 | 112万円~230万円 |
48週間 | 223万円~447万円 |
参考にしてみてください。また、長期留学になると、長期割引が適用される学校もあります。
たとえば、Kaplan International Languages, Berkeleyの場合、以下のような長期割引があります。
■Kaplan International Languages, Berkeley | ||
Intensive Aademic Semester(20週) | US$9,200 | |
Intensive Aademic Semester(24週) | US$10,920 | |
Intensive Academic Year(32週) | US$13,280 |
費用の目安を誰よりもよく知っている留学カウンセラーに相談して、自分の予算と目的に合った学校を探してみましょう。
費用を抑える3つのポイント
「中心部より郊外」を狙え!
都市部は食費、住居費が高いので、郊外のほうが生活費を抑えられる分、費用を安くことができます。観光は週末に、平日は勉強、と割り切って郊外の学校を狙いましょう。ただ、短期で行くと決めている人にとっては「時は金なり」。たとえ費用は高くてもやりたいことがやれる環境に身を置くことが満足度につながります。
「長期割引制度」を狙え!
5~6ヶ月以上の留学になると、長期割引が適用される学校があります。サンフランシスコ中心部でも、学費を抑えられれば予算内で納めることができるかもしれません。留学ジャーナルでは、プロの留学カウンセラーが、長期割引が適用される学校や、期間限定の授業料割引などもご紹介します。
「慣れてきたらシェアハウス」を狙え!
最初はその場所での生活に慣れるためにホームステイをおすすめしますが、食事が付いている分節約が難しい面があります。長期で滞在するなら、学校の掲示板やフリーペーパー、シェアメイトを募集するサイトなどでシェアハウスを探してみるといいでしょう。サンフランシスコは日本語のフリーペーパーやインターネットサイトなどがたくさんあるので予算に合った家が見つかるはずです。
サンフランシスコ留学のまとめ
サンフランシスコは年間を通して雨が少なく温暖で過ごしやすいうえに、都会と自然とがうまく融合した住みやすい街として、アメリカ人からも観光客からも留学生からも愛されています。愛される街には人が集まり、経済が発展し、さらに人を呼ぶ。その副作用として、物価が上がり治安が悪くなっているという側面もありますが、自分の留学の目的を見失わず、安全に対する心構えをしっかり持てば、吸収できる要素がたくさんあるのがサンフランシスコ留学です。
近郊都市もエリアごとの魅力があり、留学生活をどのように過ごしたいかによって学校を選ぶことができ、自分に合った留学を実現できるでしょう。
サンフランシスコ留学について、もっと詳しく知りたい方は留学ジャーナルカウンセリングセンターまでお気軽にご相談ください。