留学ジャーナルコラム

【カナダの留学費用】1ヵ月・半年・1年間でかかる費用の相場と節約方法

留学生が暮らしやすく、自然や文化の面でも魅力あふれるカナダですが、留学を考えるにあたって、「費用はどのくらい?」という点が気になる方も多いはず。留学スタイルごとの費用の目安や、賢い節約方法などをご紹介します。

カナダ留学のご相談は

無料の留学相談を予約する
カナダ留学
目次

『留学スタイル別』カナダ留学にかかる基本的な費用

カナダ留学には、学費や滞在費、生活費などさまざまな費用がかかります。まずは、ポピュラーな選択肢である語学留学の場合で、費用の目安を見ていきましょう。

カナダ語学留学の費用目安(授業料+滞在費+食費)

1ヵ月約22万円~40万円
3ヵ月約59万円~87万円
6ヵ月約109万円~173万円
1年約206万円~343万円

語学留学の場合は学校のタイプやロケーション、選択するコース、時間数などによって授業料に差があります。具体的に見ていきましょう。

学校のタイプは大きくわけて2つ

(1)大学付属の英語集中コース

一般的には、大学付属の英語集中コースでは将来大学進学を目指している人に向けて、大学での授業についていけるようにエッセイの書き方やノートのとり方を学んだり、長文読解スキルやプレゼンテーションスキルをつけるアカデミック英語を学びます。名門大学の英語集中コースが留学費用が高めの学校タイプとなります。

(2)私立の語学学校

私立の語学学校では、英語の読む・書く・話す・聞くの4技能をバランスよく伸ばすカリキュラムが組まれています。学校によっては、英語を学ぶ目的に応じて興味のあるトピックを通して英語のスキルアップができるようにと、多岐にわたる選択科目がある語学学校もあります。

授業料やサポート内容、学べるコースなどは学校によって異なります。また、同じ学校でも、週に受けるレッスン数の違いによって費用は変わるため、留学する目的や条件に優先順位をつけて選ぶようにしましょう。

例えば、できるだけ長くカナダで留学生活をしたいけれども費用は安くと考えるのであれば、私立の語学学校でレッスン数を減らすということも選択肢にあがってくるでしょう。

カナダ留学はこちら  
カナダの語学学校リスト

カナダ高校留学の費用目安(授業料+滞在費+食費)

高校約220万円(アカデミックイヤー)
※高校準備コースに通う必要あり

カナダには日本の文部科学省のような教育を一元管理・運営する機関はなく、州によって教育システムが異なります。義務教育の期間も州ごとに異なり、たいていは6~7歳から16歳までとなります。ほとんどの州ではYear12までが中等教育で、日本の高校2年生にあたるYear11から進学コースと就職コースに分かれます。

新学期は9月から始まりますが、留学生は授業についていける英語力と自立心を養うために、4月から高校準備コースを受講し、9月から始まる現地の高校での授業に備えます。卒業目的の留学の場合、他の国と比べて早い時期に現地の高校へ進むことができるという特徴があります。

カナダ大学・大学院留学費用目安(授業料+滞在費+食費)

短大約220万円(アカデミックイヤー:約9ヵ月)
大学約240万円(アカデミックイヤー:約9ヵ月)
大学院約280万円(アカデミックイヤー:約9ヵ月)

カナダにある90ほどの大学のほとんどが公立。マギル大学、トロント大学、ブリティッシュコロンビア大学など、大学の世界ランキングでも上位にランクインするような名門大学は費用が高めですが、それでも全体的にカナダの大学の費用は、比較的リーズナブル。同じ大学でも専攻によって大幅に授業料が異なる場合があります。

例えば1学年(9ヵ月)の一般教養学部など文系科目の授業料は次の通り

大学名授業料
マギル大学
(McGill University)
大学 CA$21,006
トロント大学
(University of Toronto)
大学 CA$58,160
ブリティッシュコロンビア大学
(The University of British Columbia)
大学 CA$41,234
ランガラ カレッジ
(Langara College)
短大 CA$18,762

雑誌『留学ジャーナル』2022年2月号参照

レベルや質の高いとされるカナダの大学の授業料は、他の英語圏と比べて比較的割安感がある大学もあるので、英語力に自信がある人はカナダの大学を候補に入れて考えてみてもいいのでは。

カナダ専門留学の費用目安(授業料+滞在費+食費)

専門約215万円(9ヵ月~1年間)

専門性の高いスキルを身につけられたり、興味のある分野について本場で学び、知識を深めることができる専門留学。近年では、就職に役立つ技術やキャリアチェンジを考える大学生・社会人に人気が高まっています。

カナダの場合、公立のカレッジでは修了証が発行され、中には準学士号を取得できるコースもあります。私立は留学生向けの学校が充実し、語学学校と連携したコースも多いのが特徴。なかでも、専門学校で学び、インターンシップとして働く体験ができる「Co-opプログラム」が注目を浴び始めています。

>>カナダ留学Co-opプログラム|学んで働く体験で将来に活きるスキルが身につく

カナダ留学にかかる諸費用の詳細をご紹介

何にどのくらいの費用を考えておくべきか?留学コストの内訳を見てみましょう。以下の他にも、学生ビザの申請費用(学生ビザが必要な場合)、現地での生活費、交通費、通信費、おこづかいなどが別途かかります。

航空運賃

日本から留学先までの航空券。航空運賃に加えて、空港税や空港使用料、燃油サーチャージが別途必要となります。

時期成田~バンクーバー成田~トロント
オンシーズン(8月)約193,000円~約202,000円~
オフシーズン(4月)約180,000円~約188,000円~

滞在費

カナダでのステイ先としては、現地家庭に滞在するホームステイや、ほかの学生たちと生活する寮、アパートや一軒家の一室を借りるシェアハウスがあります。金額だけでなく、自分にはどの滞在スタイルが合っているかを考慮して決めましょう。

▼滞在費の目安(バンクーバーの場合)

滞在先費用
ホームステイ週CA$245~(約22,000円)
民間寮週CA$60~(約5,400円)
アパート(シェアタイプ)月CA$650~(約59,000円)

留学保険料

カナダ滞在をカバーする保険には必ず加入しましょう。保険がなければカナダの医療費は非常に高額。通常、留学保険の補償は盗難や賠償責任なども対応しています。プランによっては、日本語によるサポートもあるので、思いがけないトラブルに巻き込まれた際にも、保険に加入していると心強いです。

留学保険料の目安は1ヵ月あたり、3~4万円となっています。補償内容などをしっかり確認して、自分に合った留学保険に加入しておきましょう。

学生ビザ(必要な場合)

カナダに6ヵ月以上留学する場合は、ビザ申請が必要となります。6ヵ月未満の場合ビザ申請は不要ですが、事前にeTA(電子渡航認証システム)のオンライン登録が必要となります。

・ビザ申請料:約13,700円(※2022年2月現在)
・個人識別情報登録料:約7,800円(※2022年2月現在)

生活費

外食費を含めた食費のほか、シャンプーやトイレットペーパー、洗剤といった日用品代が含まれます。どのような生活を送るかによって大きく異なる部分ですが、最低でも月5万円程度は考えておいた方が良いでしょう。

交通費

現地空港から滞在先への電車やタクシーなどでの移動費用のほか、毎日の通学にかかるバスや電車の運賃もある程度下調べしておきましょう。

たとえばバンクーバーでは日本のSuicaやICOCAと同様の交通系ICカード「Compass Card」が導入されており、切符を買うよりも割安に公共交通機関が利用できたり、電子マネーとしても使用できます。また、1ヵ月ごとの定期券もありますので、利用するのがお得かどうか、計算してから購入すると良いでしょう。

通信費

カナダ短期留学の場合は日本の携帯会社のデータプランを利用する人が多いもの。また、語学学校やホームステイ先に無料Wi-Fiが完備されている場合には、それを使ってしのぐ人もいます。

中期~長期留学なら、日本からSIMフリーのスマホを持参するか現地で新たにスマホを買ったうえで、カナダでSIMを購入するのが賢い選択。料金は通信会社とデータプランの内容によってまちまちですが、月50カナダドル(約4,500円)程度のものを利用する人が多いようです。

教材費&文房具

語学学校ではテキスト代は学費に含まれていることが少なからずありますが、大学の場合は教科書を購入する必要がある場合がほとんど。ペンなどの筆記用具は日本製のものが使いやすいという意見をもつ留学生が多いので、ある程度は日本からまとめて持って来てもOK。

おこづかい

趣味のものの買い物や交遊費、小旅行にかかる費用などが含まれます。どの程度の費用を割くか、個人のライフスタイルや予算によって大きく変わる部分。無駄づかいはおすすめできませんが、あまり削りすぎるとカナダ生活をつまらなく感じてしまうことも。とくに短期留学の方は現地生活を存分に楽しむためにも、ゆとりをもって用意しておくのがおすすめです。

万一のための予備費

留学保険に加入しているのが前提とはいえ、一時的な病院の支払いや日本から持ってきた電子機器類の破損など、さまざまな事態に備えてある程度お金を用意しておきましょう。現金でなくても、キャッシングができるようにクレジットカードの引き落とし口座に多めに入金しておいたり、日本の家族から送金してもらえるカナダの銀行口座を開設しておいたりすることでも対処可能なケースが多いです。

カナダ留学費用を節約する方法って?

column-19_money.jpeg

「予算が少し足りないかも」「うまく節約してこの予算でもう1週間長く行けたら…!」という方に、カナダ留学の賢い節約のコツをお教えします。うまく組み合わせれば数万円単位、長期留学なら数十万円単位の節約ができる場合も。

郊外や地方都市に留学する

留学先の都市によって学費や生活費がかなり変わります。バンクーバーやトロントなどの大都市では物価は高め。郊外や地方へ行くと物価は総じて安くなります。ただしその分、日本からの航空券代が高くなる可能性もあるのでトータルで考えましょう。

飛行機は経由便を選ぶ

カナダ行き航空券は直行便よりも経由便が断然お得です。アメリカ都市を経由するフライトを選ぶと、時期にもよりますが、直行便に比べて2~5万円ほど安くなるケースが多いものです。

オフシーズンに渡航する

渡航のタイミングを選べる人向け。冬期には、夏休みなどのピークシーズンに比べて学費が安くなる傾向があり、この方法だけで数万円以上節約することも可能です!

自分に合ったステイ方法を選ぶ

短期~中期留学なら、家具などがすでに揃っていて朝夕2食付きのホームステイが最も安く上がる場合がほとんど。一方、寮は大学などの近くに位置することが多く、交通費が節約できるというメリットがあります。また、長期留学の人なら、現地での生活にある程度自信がついた時点でリーズナブルな家賃のシェアハウスを探しても良いでしょう。

自炊を心がける

カフェやレストランでの外食費が高額なカナダ。寮やシェアハウスで自由にキッチンが使える方は、自炊を心がけることで食費を安く上げられます。また、ホームステイをする人でも、ランチ用にハムやチーズを挟んだ手作りサンドイッチと果物などを用意すれば、外食に比べて1食500円以上の節約ができるはずです。

中古やレンタルの教材を利用する

中古教材を購入したりレンタル教材を利用したりしてテキスト費を節約することも可能です。また、同じ書籍でも紙の本よりも電子書籍の方が安いケースもあります。渡航前にネット上で情報を探したり、同じ大学に通う人に尋ねたりしてみて。

就労可能な場合はアルバイトをする

1年以上の学位取得を目的とした留学であれば、学生ビザを取得して現地の大学などでフルタイムの授業を受ける場合には週20時間の就労(夏休みやクリスマス休暇には週40時間)が可能であるため、アルバイトをして生活費に充てることもできます。

ただし、たとえ学生ビザを取得していても、語学学校に通っている場合には就労は不可なので注意しましょう。また半年~1年ほどの留学を検討している場合、ワーキングホリデーを視野に入れても良いでしょう。

ワーキングホリデーについてはこちらワーキングホリデーとは?|年齢・行ける国、費用やメリットをわかりやすく解説!

まとめ

いかがでしたか?お金にまつわる質問はもちろん、カナダ留学の手続き方法や、おすすめの都市、学校を知りたい方は、無料でプロに相談できる留学カウンセリングをお気軽にご利用ください。

留学ジャーナルでは、各国の最新情報を確認しながら、プロのカウンセラーがプラン作りのアドバイスを行っています。「何から準備していいかわからなかったけれど、留学実現に一歩近づいた」という声もいただいています。

まずは、無料のカウンセリングを受けてみてください。希望のプランが見つかれば、渡航手続きも可能です。

カナダ留学の無料相談は

無料の留学相談を予約する

自宅にいながらオンライン相談

留学ジャーナルのカナダ留学はこちら

留学動向おすすめ記事
短期留学おすすめ記事
語学・専門留学おすすめ記事
ワーキングホリデーおすすめ記事
高校・大学・大学院留学おすすめ記事
留学準備おすすめ記事
留学後のキャリアおすすめ記事
目次