留学ジャーナルコラム

英語に自信のない高校生も海外の大学を目指せる!語学学校からの大学進学プロセスを徹底解説

高校卒業後に海外の大学に進学する方法として、語学学校の条件付き入学制度やパスウェイプログラムを利用して、学校が提携している大学や2年制大学(コミュニティカレッジ)に進学するという選択肢があります。

英語に自信のない人も、英語力をしっかりと身につけてから進学することができるほか、出願のサポートを受けられたり、英語力の証明に語学学校の修了証が使えたりとメリットもたくさん。

今回は、アメリカとカナダにセンターを展開し、大学へのパスウェイプログラムにも力を入れている語学学校の「ELS Language Centers(ELS)」をご紹介します。

目次

アメリカの大学を目指す方法は?

アメリカの大学入学から卒業までのステップ

アメリカの大学入学から卒業までのステップ

アメリカの大学の入学難易度は大学によって差がある分、個々の成績や英語力に応じて幅広い選択肢があるのが特徴です。また、4学期制の大学を選べば、年に3回以上入学チャンスがあります。英語力だけが足りない場合は、条件付き入学許可を得て、英語コースから留学を始めることもできます。

日本の高校生も目指せるアメリカの大学進学

日本の高校生の英語力は、全体的に4技能(読む、聞く、書く、話す)のバランスが課題として挙げられますが(参考:平成29年度 英語力調査結果(高校3年生)の概要)、英語コースでしっかりと英語力を身につければ、決してアメリカの大学進学も夢ではありません。

アメリカ・カナダにある語学学校「ELS」から大学進学を目指す

アメリカとカナダにセンターを展開する語学学校、ELS Language Centers(ELS)は語学コースだけでなく、大学への条件付き入学制度やパスウェイプログラムも充実していて、提携している約650校の大学や2年制大学(コミュニティカレッジ)に進学実績があります。

英語に自信がなくても、英語力をしっかりと身につけてから進学でき、語学学校ならではの手厚いサポートを受けられる点が強みです。それでは、ELSで学べるコースについて見てみましょう。

一般英語コース

ELSの一般英語コースは、総合的に英語力を高めたい人向けのコースです。初級のレベル101から上級(マスター)のレベル112までの12段階にレベル分けされているので、自分のレベルに合ったクラスで授業を受けることができます。

マスターレベル(レベル112)を修了すると、修了証明書が発行され、ELSが提携している多くのコミュニティカレッジへ出願する際に、必要な英語力の証明として提出することができます。

また、ELSが提携している多くのコミュニティカレッジでは、上級レベル(レベル109)の修了でも入学条件として認められています。

2020年から、新型コロナウイルスの流行に伴い、オンライン英語コースのIntensive Online Plus (ION+)を開講しました。ELSのカリキュラムに沿って生徒が修了証を取得でき、必要な英語力の証明としても有効です。気軽に海外に渡航できない今、ION+を通して自宅から今すぐ英語学習を始めることができます。

マスター
CEFR B2+/C1
レベル112難なく英語を話し、理解できる
レベル111仕事や大学の要件に対応できるリーディングとライティングができる
レベル110英語でビジネスを行うことができる
上級
CEFR B2
レベル109ほとんどの会話に難なく参加できる社会的状況で効果的にコミュニケーションができる
レベル108さまざまなイディオム(慣用句)を使用し、理解できる
レベル107ほとんどの会話に難なく参加できる
中級
CEFR B1
レベル106事実や意見を伝えられる
レベル105普通の会話のスピードであれば、ほとんどの質問や発言を理解できる
レベル104ネイティブスピーカーと会話を続けられる
初級
CEFR A2+
レベル103日常的な状況で基本的なレベルのコミュニケーションができる
レベル102英語をゆっくりと明瞭に話すと理解できる
レベル101簡単な質問や指示に反応できる

条件付き入学制度

条件付き入学制度

▲大学への条件付き入学の流れ

ELSと提携している大学やコミュニティカレッジでは条件付き入学制度として、入学前に一定のELSの英語レベルをクリアすれば英語試験のスコアが足りない場合も入学許可が下ります。

※1 条件付き入学制度:大学の入学に必要な英語力(大学により異なる)が満たされていない場合、入学前に大学付属の英語コースや、大学指定の語学学校の英語コースを集中的に受講することを条件に、出願時に入学許可を得られる制度のこと。出願の時点で英語力が低い場合でも、大学への入学手続きが進められる点がメリットです。

パスウェイプログラム

パスウェイプログラム

▲パスウェイプログラムの流れ

ELSが提携しているアメリカの大学(University of St. Thomas, University of La Verne, California Lutheran Universityの3大学)では、実際に大学に進学するために必要な英語力や成績に達していなくても、一定のレベルをクリアしていればELSのパスウェイプログラムを利用して進学が可能になります。

最初の1年間は、ELSのパスウェイプログラムの生徒としてアカデミック英語を中心に授業を履修し、2年次から大学の正規学生として、大学の授業に参加できます。卒業に必要な単位取得ができるため、英語力が足りていなくても4年間での卒業が可能になります。

■パスウェイプログラムを利用してUniversity of St. Thomas(セント・トーマス大学)に入学!

University of St. Thomas(セント・トーマス大学)は、アメリカの大学ランキングとして定評がある、U.S. News&World Report誌のBest Collegesにランクインしている名門大学です。

入学に必要な英語力は、ELSのレベル112相当(TOEFL iBT80、IELTS6.5)ですが、ELSのセント・トーマス大学パスウェイプログラムを、ELSの上級レベル109(TOEFL iBT65、IELTS5.5相当)で修了すると、同校に進学することができます。

ELSのパスウェイプログラム
を利用する場合
直接、大学に出願する場合
TOEFL6580
IELTS5.56.5
ELSのレベル109112

パスウェイプログラムでは、英語力の向上だけではなく、ディスカッションやエッセイの執筆など、大学への進学後に必要な知識もしっかり勉強できるカリキュラムが組まれています。

ELS、バンクーバー校に通うセンパイ留学生の体験談

ケース(1):コミュニティカレッジに進学

体験者の名前Misaki さん
留学期間2020年12月  ELS バンクーバーセンターに入学
2021年9月~ コミュニティカレッジに進学予定

カナダを留学先に選んだ理由は、大学やコミュニティカレッジの卒業後に就労ビザを申請できるところに魅力を感じたからです。 ELSを選んだ理由は、英語をしっかり勉強したかったことと、提携する大学やコミュニティカレッジの数が多く、進学サポートが充実していたからです。

先生はとても親切で、質問やスピーキングの練習など親身になって教えてくれました。印象に残っている授業は、リサーチペーパー(特定の課題について調査結果をまとめる)のクラスです。とても大変で難しいクラスでしたが、実用的で役立つ授業でした。 また、Film and discussion や Hollywood North Module など、授業時間に映画を観る授業もあって楽しかったです。

コロナ禍でアクティビティを実施するのは、学校も大変だったと思うのですが、学校で映画を観たり、ゴルフやサイクリングをしたりして、クラスメイトや先生と充実したバンクーバー生活を送ることができました。

また、ホームステイ先での生活は違う文化に触れることができたので、とても良い経験になりました。 ホームステイ先のマザーはとても優しく、ホストマザーが作った料理を毎日食べたり、クリスマスや大みそかや誕生日をルームメイトと3人で祝ったりしました。

ケース(2):カナダの大学に進学

体験者の名前Satoshi さん
留学期間2021年3月   ELS バンクーバーセンターに入学(通学中)  
2022年1月~  大学に入学予定

カナダを留学先に選んだ理由は、治安の良さです。バンクーバーは、治安も良く、気候が穏やかで過ごしやすいです。

ELSの先生は、質問をするとわかりやすく説明してくれるのでとても助かっています。クラスメイトたちは授業に積極的に参加していて、困っていることがあればすぐに助けてくれるのでありがたいです。

ELSは様々なアクティビティーがあるので、毎月どんなアクティビティーが開催されるのか楽しみにしています。 今後も大学進学を目指して英語の勉強を頑張ります!

ELS Language Centers(ELS)ってどんな学校?

ELS Language Centers(ELS)は、アメリカ・カナダでセンターを展開する大規模な語学学校です。アメリカでは、ニューヨークやカリフォルニアなど全米各地に、カナダでは、トロントとバンクーバーにセンターがあります。

豊富なキャリアを持つ質の高い教師陣が、55年以上にわたり、世界各国から集まる留学生を指導してきました。上級レベルを修了すると、TOEFLやIELTSのスコアを提出することなく、アメリカ、カナダなどにある約650校の大学やコミュニティカレッジに進学できるのが特徴です。

提携校の中には大学ランキング上位の学校もあり、ELSのプログラム内容のレベルの高さを証明しています。進学に関するカウンセリングが無料で受けられるのも、進学希望者にとってはうれしいシステム。

また、センターのほとんどが大学のキャンパス内にあるため、その大学の図書館やジムといった施設を使用することができるところもあり、キャンパスライフを楽しむことができます。

▼ELSのおすすめポイント

  • 55年以上の歴史を持ち、143ヵ国120万人以上の学生を受け入れている
  • 経験豊富な教師陣による質の高い授業
  • 独自に開発した教材を使用
  • 650以上のアメリカ・カナダの教育機関との提携
  • アメリカで最大級のキャンパス内ネットワーク

概要

学校の種類語学学校
各センターの学生数(平均)約10~100名
日本人学生の割合8%(アメリカ)37%(カナダ)
滞在の種類学校寮、ホームステイ

費用(年間目安)

アメリカ

授業料US$15,155
滞在費(ホームステイ)US$10,100~13,500
滞在費(学校寮)US$10,500~13,200
合計1年間在学必要費用US$35,000~40,000

カナダ

授業料CA$11,880
滞在費(ホームステイ)CA$8,200
合計1年間在学必要費用CA$25,000~30,000

主な進学先

  • University of St. Thomas(アメリカ)
  • University of La Verne(アメリカ)
  • California Lutheran University(アメリカ)
  • Seattle Colleges(アメリカ)
  • Capilano University(カナダ)
  • De Anza College(カナダ)

…など

いかがでしたか?もっと詳しく知りたいという方や、海外に進学をお考えの場合は、まずはお気軽に留学ジャーナルへお問い合わせください。経験豊かな留学ジャーナルのカウンセラーが一人ひとりのニーズに寄り添い、あなたにぴったりの留学をご提案します。

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