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【2022年版世界大学ランキング】世界の名門大学に入学するには?

# 大学留学

公開 : 2020.01.08

更新 : 2021.11.05

信頼性、知名度ともに高いイギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」が、2022年の世界大学ランキングを2021年9月に発表しました。世界99ヵ国から約1,600校の大学が「教育」、「研究」、「知識の伝達(被引用論文数など)」、「国際性」の4つの分野13の指標に基づいてランク付けされています。

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世界の大学ランキング2022

世界の大学と日本の大学の動向

世界的な動向としては、やはりアメリカの大学がもっとも多くランクインしています。またオックスフォード大学が6年連続で1位の座にランクインしているなど、イギリスの大学も数ではアメリカに及ばないもののレベルの高さは圧倒的です。しかし、イギリスでは公的な研究予算が引き下げられていることから、イギリスの大学全体としては順位が下がっています。

1位から10位まではアメリカとイギリスの大学のみで、11~20位にはスイスとカナダの大学もランクインしています。

アジアの大学で最高位は、16位の北京大学と清華大学(中国)です。中国の大学はランクイン数を伸ばしてきていて、今後も増え続ける予想です。

日本の大学に関しては東京大学の35位が最高位で、続く京都大学は54位です。

世界大学ランキング(1~20位)

1 University of Oxford(イギリス)
2 California Institute of Technology(アメリカ)
2 Harvard University(アメリカ)
4 Stanford University(アメリカ)
5 University of Cambridge(イギリス)
5 Massachusetts Institute of Technology(アメリカ)
7 Princeton University(アメリカ)
8 University of California, Berkeley(アメリカ)
9 Yale University(アメリカ)
10 The University of Chicago(アメリカ)
11 Columbia University(アメリカ)
12 Imperial College London(イギリス)
13 Johns Hopkins University(アメリカ)
13 University of Pennsylvania(アメリカ)
15 ETH Zurich(スイス)
16 北京大学(中国)
16 清華大学(中国)
18 University of Toronto(カナダ)
18 UCL(イギリス)
20 University of California, Los Angeles(アメリカ)
   ...

35 東京大学(日本)
   ...

54 京都大学(日本)

分野別ランキング

ほんの一部ではありますが、分野別のランキングも見てみましょう。

コンピュータサイエンス

1 University of Oxford(イギリス)
2 Stanford University(アメリカ)
3 Massachusetts Institute of Technology(アメリカ)
4 University of Cambridge(イギリス)
4 ETH Zurich(スイス)
6 Carnegie Mellon University(アメリカ)
7 Harvard University(アメリカ)
8 University of California, Berkeley(アメリカ)
8 National University of Singapore(シンガポール)
10 Princeton University(アメリカ)

社会科学

1 University of Oxford(イギリス)
2 Massachusetts Institute of Technology(アメリカ)
3 Stanford University(アメリカ)
4 Harvard University(アメリカ)
5 Princeton University(アメリカ)
6 University of California, Berkeley(アメリカ)
7 London School of Economics and Political Science(イギリス)
8 University of Cambridge(イギリス)
9 University of Michigan-Ann Arbor(アメリカ)
10 The University of Chicago(アメリカ)

どんな大学にも得意不得意な分野があるので、多少の順位の前後はありますが、いずれのランキングにも大きな変動はありません。一度は名前を聞いたことがあるような有名な大学ばかりがランクインしていて、世界中のえりすぐりのエリートたちが通っているようなイメージですよね。

これらの名門大学が受験者たちの合否を決める際、何を基準に決めているのでしょうか?また学生に何を求めているのでしょうか?

「Times Higher Education」では、これらの大学に合格するためのアドバイスをまとめています。

世界トップランキングに入る大学に合格するには

まず出願してみる

世界の名門大学に入学するのは狭き門です。合格する確率より落ちる確率の方がはるかに高いです。例えば、Harvard University(ハーバード大学)の合格率は5%以下です。

しかし、出願すらしなければ合格の可能性は5%どころか一切ありません。どの名門大学の入学事務局もまずは出願してみることをアドバイスとして挙げています。もしかしたら受かるかもしれませんし、もし仮に受からなかったとしても後悔はないはずです。

最高レベルの成績

高校の成績とテストスコア両方が最高レベルである必要があります。学校の成績はほぼパーフェクトでなければいけません。日本でいう5段階評価の5を常にとっている必要があるということです。

またアメリカの大学の場合は、SAT、ACTと呼ばれる入学テストのスコアもかなり高得点でなければいけません。成績は足切りのようなものなので、このレベルの大学になるとできて当たり前という感覚のほうが強いようです。

しかし、アメリカの名門大学には入るためには、優秀な学業成績を収めているだけでは足りません。アメリカの大学は多才でさまざまな場で活躍してきた学生を評価する傾向にあります。課外活動の功績やユニークな才能なども合否を判断する重要な材料になります。

SAT、ACTとは?準備段階でわからない用語がでてきたら、まずはこちらで調べましょう。
>>留学ジャーナルの留学用語集

大学や学部に関する純粋な興味

大学や学部に関する興味を出願時に提出するエッセイ(英作文)にしっかりと書き込むことが大切です。

イギリスの大学に出願する場合は、学部を選んで出願します。そのため出願する学部やプログラムへの興味や熱意をアピールすることが大切です。その学部がいかに自分にとって魅力的であるかについて考える必要があります。

一方、アメリカの場合は、学部を選んで出願することが少ないので、その大学が自分にとってどういう風に魅力的なのか説明する必要があります。どちらの国の大学にせよ、自分は本当にその大学・学部に行きたいのだという真剣さと熱意、またどのように今まで努力してきたかなどを伝えることが重要です。

自分らしく

これは特にアメリカの大学に関して言えることですが、個人の人間性も評価対象になります。合格者の中には何かのコンテストや大会で優勝しているような経験のある人もいれば、功績は特になくてもクリエイティブな才能を持った人もいます。

出願時は自分らしさをアピールしましょう。自分のユニークな生い立ちや個性、クリエイティビティなどアピールできるポイントがたくさんあるはずです。過去の功績はもちろん、個人のユニークさも立派な評価対象なので自分らしい願書を作ることを大学の入学事務局は勧めています。

学業成績が良いだけでなく、志望する大学や学部に入りたいという熱意や純粋な知的好奇心などさまざまなものが合否の判断材料になるようです。アメリカの大学に至っては、人間性も合否の判断材料になるので入試のスコアさえよければいいという日本の大学とは、かなり異なります。

出願に必要な書類

では具体的な出願に必要な書類は何でしょうか?

世界大学ランキング7位のPrinceton Universityプリンストン大学)を例に見ていきましょう。

●Common/Coalition/Universal College Application(願書)
●Princeton Supplement(エッセイ)
●US$75 Application fee or a fee waiver(出願料)
●Graded Written Paper(以前高校に提出したエッセイ)
●SAT or ACT with or without Writing(共通テスト結果)
●2SAT Subject Tests(SAT科目テスト2教科推奨)
●School Report and high school transcript(成績表)
●Counselor Recommendation(進路指導者もしくは校長/副校長/教頭などからの推薦状)
●Teacher's Recommendation letter(2通)(先生からの推薦書)
●Mid-Year School Report(最終学年中間成績)
●TOEFL or IELTS or PTE Academic(英語力試験スコア)

出典元:
PRINCETON UNIVERSITY/Application Checklist
PRINCETON UNIVERSITY/International Students

日本の大学の一般入試では筆記試験の結果を基に判断されますが、プリンストン大学の例を見てもわかるようにアメリカやイギリスの大学は筆記試験だけでなく学校の成績やエッセイ、推薦状などさまざまな資料が必要です。

面接があるケースも多く、学生の能力を多角面から審査します。よって合否を決定するのに時間がかかり、出願から結果まで数ヵ月かかるのが普通です。

まとめ

今回は、世界大学ランキング上位の大学をご紹介しました。どの大学も雲の上のような存在に思えますが、条件さえ満たせれば手の届かない大学ではありません。入学事務局がアドバイスしている通り、まず出願してみてくださいというのは間違っていないかもしれません。

自分には無理とはじめからあきらめるのではなく、成績やテストスコアの条件を満たせそうな可能性があるのならば、とりあえずこれらの名門大学への出願を視野に入れてもいいのではないでしょうか。

出願しなければ合格の可能性はゼロですが、出願すれば合格率は低いとはいえ可能性はあります。これは名門大学だけでなく、大学留学全般に言えることでもあります。

海外には高校生の皆さんでも手の届く大学やおすすめの進学方法がたくさんあります。皆さんもこれを機に海外の大学を視野に入れた進路選択肢考えてみませんか。

世界の名門大学や大学留学についてもっと知りたい方は、留学ジャーナルカウンセリングオフィスまでお問い合わせください。

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