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【アメリカ留学おすすめ6都市】メリット・デメリット、都市の選び方

# アメリカ

# メリット・デメリット

公開 : 2020.03.17

更新 : 2020.08.05

日本の約25倍もの広さを誇るアメリカは、本土の48州とワシントンDCに加え、アラスカとハワイの2州から成り立つとても大きな国です。地域によって地理も気候も雰囲気も大きく異なっているので、アメリカに留学したいと思ってもどこの都市にすればいいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、人気の都市別にその魅力と特徴、学校の情報などをご紹介します。

アメリカ留学のメリット・デメリットとは?

都市の紹介をする前に、まずはアメリカに留学する魅力と注意すべきポイントをご説明します。
アメリカに留学する魅力はズバリ、以下の通りです。

  • 学校やカリキュラムの選択肢が多い
  • 世界中から留学生が集まる
  • 多様な文化や価値観に触れられる
  • 世界最先端の環境に身をおける

順番にそれぞれのメリットについて解説します。

◎学校やカリキュラムの選択肢が多い

語学学校から大学・大学院まで、学校の数が他の国に比べて圧倒的に多いのがアメリカです。学べる分野の幅広さと質の高さ、カリキュラムの多様性を考えると、「選択肢が豊富」なのがアメリカ留学の最大の特徴と言えるでしょう。英語を学べるのはもちろんのこと、日本の大学とは違って専攻を入学時に決める必要はないので、大学に進学してから自分の興味や関心のある分野を探し、最終的にその分野の最先端の研究、技術を習得することもできます。

◎世界中から留学生が集まる

海外で学ぶこと=留学の醍醐味のひとつに、「人との出会い」があります。上記の通り、選択肢が豊富なアメリカには、南米、アジア、アフリカ、ヨーロッパといったさまざまな地域から学生が集まってきますので、世界中に友達ができるでしょう。単一民族国家の日本では考えられないほどの多種多様な意見、考え、習慣を持った学生と知り合うことができ、ともに授業を受けたり生活をしたりすることで刺激を受けること間違いなし!自然とグローバルな視点で物事を捉えられるようになるでしょう。

◎多様な文化や価値観に触れられる

アメリカには留学生だけでなく、世界中から移り住んできた移民が数多く暮らしています。彼らは集まって生活圏を形成するケースが多いので、アメリカにいながらさまざまな国の食文化や生活習慣を体験することができます。代表的なのがチャイナタウンやコリアンタウン、インド人街、ギリシャ人街、カリビアンタウンなど。特にニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコなどの大都会で味わうことができます。

◎世界最先端の環境に身をおける

アメリカを代表するIT企業GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)が提供するサービスやテクノロジーは、今や全世界で使われており私たちの生活になくてはならないものとなっています。また、アート、ファッション、音楽の分野でもアメリカは世界をリードしているといっても過言ではありません。そんなさまざまな分野の"最先端"を学べるのもアメリカ留学の魅力です。

続いて、アメリカに留学するときに注意すべき点は以下の通りです。

  • 留学費用が比較的割高
  • 日本人が多い
  • 車がないと何かと不便
  • 治安に注意が必要

それぞれについて解説します。

▲留学費用が比較的割高

語学学校と大学では学費の相場がそもそも違いますし、大都市と地方では物価の違いもあるので一概には言えませんが、生活費を含めたおおよその目安でいうとアメリカ留学の費用は年間300~400万円かかると言われています。これは、ほかの英語圏の国と比べて若干高めですが、長期割引制度や奨学金制度などの各種優遇制度が整っているのもアメリカの学校の特徴です。授業料を節約する術や生活費を抑えるコツはいくらでもあるので、自分の予算を決めてその範囲で学校を探せば必ず見つかるはずです。

▲日本人が多い

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)によると、平成29年度日本人の留学先として最も多いのがアメリカで、全体の19.2%を占めています。次いでオーストラリア9.9%、カナダ9.5%、中国7.6%、韓国7.4%と続くのですが、アメリカが第2位以下を大きく引き離していることがわかります。日本人の留学先としてアメリカが一番人気であることは間違いないのですが、アメリカ国内で日本人の学生がやたらと多いかというと実はそうではありません。そもそも日本は他国に比べて留学する人が少なく、ハワイやアメリカ都市部の一部人気校を除けば日本人は少数派です。クラスに日本人が多いことを避けたい人は日本人の少ない街、学校を選べば大丈夫です。

(参考)日本学生支援機構(JASSO)「平成29年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」

▲車がないと何かと不便

ニューヨークやサンフランシスコ、ロサンゼルスなどの大都市では地下鉄やバス、タクシー、Uberなどが発達しているので車は必要ありませんが、アメリカのほとんどのエリアでは車がないと正直不便です。とはいえ、車社会のエリアにある学校に行くと車を持つ友人がたくさんできます。必ずしも自分で買う必要はなく、買い物の都度友人に乗せてもらうなどして乗り切ることもできるので必要以上に心配することはありません。

▲治安に注意が必要

日本と比較すると犯罪発生件数は格段に多いのがアメリカです。スリや窃盗などの軽犯罪から暴行や銃撃事件などの重犯罪まで、日本では考えられないようなさまざまな事件が発生しています。注意すべきエリアや手口は決まっているので、主要都市に配置されている日本国領事館が定期的に発表する「安全の手引き」を参考にしながら、事件に巻き込まれないよう細心の注意を払って生活することが大切です。

(参考)外務省 海外安全ホームページ「在留邦人向け安全の手引き アメリカ合衆国」

アメリカ留学におすすめの都市とは?

ではいよいよ、留学先として人気の高い6つの都市をご紹介します。見どころ満載の大都市やアカデミックな雰囲気が漂う街、ビーチや国立公園などの自然いっぱいの街など、魅力あふれる都市ばかりなのでじっくり比べて、留学先選びの参考にしてみてください。

留学ジャーナルおすすめの6都市はこちら!

  • ニューヨーク
  • ボストン
  • ロサンゼルス
  • サンフランシスコ
  • サンディエゴ
  • シアトル

それぞれの都市についてご紹介します。

●ニューヨーク

<基本情報>
アメリカといえば、やはりニューヨーク!華やかでエキサイティングなアメリカ最大の都市です。アート、音楽、ファッション、グルメ、スポーツなど、あらゆる分野の"最先端"が集まっているので刺激的な留学生活になること間違いなしです。

場所:
アメリカ東海岸の北部に位置していて緯度は青森県とほぼ同じ。ニューヨーク州の最南端にあるのがニューヨーク市です。ニューヨーク市は観光地として最も有名なマンハッタン、おしゃれな街ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドの5つの区からなっています。学校が集中しているのがマンハッタンで、各区から学校のあるマンハッタンに通うというケースが多いです。

人口:
アメリカで最も人口が多い都市(約850万人)です。全米第2位の都市ロサンゼルスの約2倍以上の人口を誇っています。ちなみに、人口密度も全米ナンバー1です。

気候:
日本と同じく四季があるのが魅力です。年間を通して日本より気温も湿度も低いので過ごしやすいですが、冬の寒さは半端ありません。ビル風も強く吹くため体感温度は非常に低く、マンハッタン島の両端を流れる川が凍るほど寒さが厳しいです。

日本からのアクセス:
ジョン・F・ケネディ国際空港へ向かう直行便は成田空港と羽田空港から出ていて、飛行時間は行きで約12時間50分、帰りで約14時間10分です。乗継便も多数あり格安航空券を使って安く渡航する手段もありますが、時間がかかります)。

<おすすめのポイント>
◎いろんな人種の友達ができる
◎超有名観光スポットがたくさん
◎車がいらない
◎勉強も遊びも両方充実したい人におすすめ!

<おすすめの大学>
・コロンビア大学
マンハッタンにある私立の総合大学。アイビーリーグのひとつで、各種大学ランキングで常に上位にランキングされるアメリカ屈指の名門校。100名以上のノーベル賞受賞者を輩出しているほか、映画や文学など芸術分野も有名で、30名近いアカデミー賞受賞者のほか、90名近いピューリッツァー賞受賞者を出しています。

・ニューヨーク大学
コロンビア大学と並びアメリカを代表する名門の私立総合大学。特にロースクール、ビジネススクールはアメリカでもトップ校として有名です。また、芸術学部演劇学科及び映画学科も世界的に高い評価を受けており、30名以上のアカデミー賞受賞者を出しているほか、有名な映画監督や俳優も同校卒業者が多数います。

●ボストン

<基本情報>
"アメリカ独立への道はボストンから始まった"と言われるほど歴史のある街です。中世ヨーロッパの雰囲気が残る街並みに、ボストン公共図書館やトリニティ教会をはじめとする歴史的建造物、アメリカ三大美術館のひとつであるボストン美術館、ボストン交響楽団、大リーグの強豪レッドソックスなど、見どころは盛りだくさんです。有名大学が数多く集まる学園都市でもあるので、意欲のある学生と一緒に切磋琢磨できる街とも言えるでしょう。

場所:
アメリカ東海岸の北部に位置するマサチューセッツ州の州都。ニューヨークへは車で5時間の距離にあります。

人口:
約69万人。そのうち約25万人が学生と言われているので、「3人に1人が学生」という活気あふれる若者の街と言えます。ちなみに、ボストンとその周辺の街からノーベル賞受賞者が240名以上出ています。人口1億2000万人の日本からは25名しか出ていないことを考えると、いかにボストンが学術的に優れた人が集まる街か分かると思います。

気候:
四季はありますが、夏が短く冬が長いのが特徴です。ニューヨーク同様、湿度も気温も日本より低いため、夏はカラっとしていて冬は寒さが厳しいです。

日本からのアクセス:
成田空港からローガン国際空港へ直行便が出ていて、行きで約13時間、帰りで約14時間かかります。

<おすすめのポイント>
◎素晴らしい街並み
◎日本人が少なめ
◎車がいらない
◎勉強に集中したい人におすすめ!

<おすすめの大学>
・ハーバード大学
ボストン近郊のケンブリッジにある超有名私立総合大学。アイビーリーグのひとつで、アメリカ最古の高等教育機関です。USニューズ&ワールド・レポートBest National Universities 2019で第1位に輝いた名門校で、政財界から学術分野まで幅広い分野で優秀な人材を輩出し続きています。2018年時点で8人のアメリカ大統領、48人のノーベル賞受賞者を輩出しています。

・マサチューセッツ工科大学(MIT)
ハーバード大学と同じくケンブリッジにある私立総合大学。イギリスの機関が発表する大学ランキング(QS)では2012年以降、ケンブリッジ大学、ハーバード大学をおさえて9年連続世界第1位に輝いています。ハーバード大学とは卒業単位を交換できる制度があり、ケンブリッジ市は「世界最高の学びのテーマパーク」と言われることもあります。

●ロサンゼルス

<基本情報>
アメリカ西海岸最大の都市ロサンゼルス。映画の街ハリウッドやユニバーサルスタジオ、ディズニーランドなどのテーマパークのほか、ロングビーチやヨセミテ国立公園などの大自然、大リーグのエンゼルスやバスケットボールのレイカースなど、これぞアメリカ!というべき観光スポットがロサンゼルスにはぎっしり詰まっています。

場所:
カリフォルニア州の南部に位置するロサンゼルス市。近郊のビバリーヒルズ、サンタモニカなどの観光都市を含めてロサンゼルスと呼んでいます。

人口:
ニューヨークに次いで第2位の人口を誇ります。外務省が発表する「海外在留邦人数調査統計」によると、日本人だけの人口ではロサンゼルスがアメリカの中で最も多くなっています。ちなみに、第2位はニューヨーク、次いでサンフランシスコ、ホノルル、サンノゼと続きます。

気候:
年間を通して温暖な気候です。湿度が低いためカラッとしていて晴天率も高いですが、比較的冬(12~2月)は雨が降り、朝晩は10℃前後まで下がります。夏(6~10月)の日中は40℃近くまで上がることもありますが、夕方を過ぎると涼しくなり夜は15℃近くまで下がるため肌寒く感じることもあります。

日本からのアクセス:
ロサンゼルス国際空港までは成田空港、羽田空港、関西国際空港から直行便があり、行きで約10時間、帰りで約11時間かかります。

<おすすめのポイント>
◎気候がよい
◎観光スポットがたくさん
◎学校数が多いため選択肢が豊富
◎初めての留学におすすめ!

<おすすめの大学>
・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
ロサンゼルスにある州立の総合大学。世界の各種大学ランキングにおいて上位校の常連で、USニューズ&ワールド・レポートTop Public Schools 2020では3年連続となる公立大学第1位に輝きました。1969年に同校のキャンパス内で行われた実験がインターネット誕生の瞬間とされていて、UCLAは「インターネット誕生の地」としても知られています。

・南カリフォルニア大学
カリフォルニア州で最も古い私立の総合大学。アメリカ屈指の名門校で、難関大学のひとつです。工学とビジネスでは全米トップ10、映画学においてはほぼすべてのランキングにおいて全米第1位を誇っています。卒業生には、スターウォーズやインディジョーンズの製作者ジョージ・ルーカスを筆頭に多くの映画人を輩出しています。また、人類で初めて月面に降り立ったアポロ11号のニール・アームストロングをはじめとしてこれまで15名もの宇宙飛行士が卒業しています。

●サンディエゴ

<基本情報>
サンディエゴの魅力はなんといっても年間を通して温暖な気候と明るく開放的な街の雰囲気です。スペイン統治時代の名残を感じる歴史的な街並み、太平洋に面した複雑な海岸線が作り出す絶景、そして街の東部に広がる小高い山と砂漠地帯という3つの異なる要素を楽しめます。テーマパークとしては動物の数と種類で全米一を誇るサンディエゴ動物園、シャチのショーで有名なシーワールド、全米でここにしかないレゴランドなどがあり、アメリカ人からはリゾート地として人気が高い街です。

場所:
ロサンゼルスよりもさらに南に位置し、メキシコと国境を接しています。国境までは車で約30分、ディズニーランドまでは車で約1時間半、ラスベガスやグランドキャニオンへも休日を使ってすぐにでかけることができます。

人口:
全米で8番目、カリフォルニア州ではロサンゼルスに次いで2番目に人口が多い街です。人口が多いわりには都会の色が少なくのんびり田舎的な雰囲気が漂っています。住んでいる人も気さくで親切な人が多いため、留学生でも安心して過ごすことができます。

気候:
アメリカ国内で最も気候が良いところと言われています。一年中温暖で雨が少なく4~10月にかけては毎日晴天が続きます。夏は湿気が少ないため蒸し暑くなく、夜になればとても涼しくなります。12~2月の冬期でも寒さを感じることは少なく日本の晩秋か春くらいの陽気です。厚手のコートなどは必要ないでしょう。

日本からのアクセス:
サンディエゴ国際空港までは成田空港から直行便が出ています。行きで約10時間20分、帰りで約11時間半です。

<おすすめのポイント>
◎年中明るくカラッとした気候
◎テーマパークや大自然など見どころがたくさん
◎スペイン語も学べる
◎のんびりとした雰囲気で学びたい人におすすめ!

<おすすめの大学>
・カリフォルニア大学サンディエゴ校
10校あるカリフォルニア大学群の1校。USニューズ&ワールド・レポートTop Public Schools 2020では第10位にランクインするほど全米でも有数の公立大学です。医学、工学、コンピュータ、経済学、政治学、心理学などが有名です。教授陣は5人のノーベル賞受賞者をはじめ、多くの学術賞を獲得しており、研究費は年間11億ドルを超えています。

・サンディエゴ州立大学
カリフォルニア州立大学群のひとつ。カリフォルニア州立大学のなかで3番目に古く生徒数は最大です。大学院課程での研究に力を入れていてカリフォルニア州の州立大学のなかでは最も多くの博士課程を設けていること有名です。産学提携による先端研究が盛んです。

●サンフランシスコ

<基本情報>
アメリカ西海岸でも特に人気の高い国際都市。ヒッピー発祥の地としても有名で、その影響か、LGBTQやゲイカルチャー、外国人など世間的にマイノリティとされるものに対して寛容で街全体に自由な気風が漂っています。バスや地下鉄などの公共交通機関が整っているので車がなくても住めるのが留学生には嬉しいポイントです。また、サンフランシスコ南部にはGoogleやApple、Facebook、YouTubeなど世界一流のIT企業が本社を構えるシリコンバレーがあり、全米から若き起業家が集まる活気あふれる街です。

場所:
サンフランシスコ市はカリフォルニア州の北部、海に囲まれた半島の先端部に位置しています。シリコンバレーはサンフランシスコ市から南へ下ったところにあります。

人口:
ロサンゼルス、サンディエゴ、サンノゼに続いて州内第4位の都市で人口は約88万人(2018年)。面積が東京の山の手線の内側ぐらいの大きさしかないので人口密度でいうと州内ナンバー1です。

気候:
年間を通して過ごしやすい気候が特徴です。夏の平均気温は約15~20℃と日本の夏に比べて気温が低く、湿度も低いので涼しいです。冬の平均気温は約10℃前後なので肌寒く感じます。サンフランシスコを囲む海からの風の影響で夏の朝晩は霧が発生し街の風物詩となっています。

日本からのアクセス:
サンフランシスコ国際空港まで羽田空港、成田空港、関西国際空港から毎日直行便が出ていて、行きは9時間半程度。帰りは11時間ちょっとかかります。

<おすすめのポイント>
◎暑すぎず寒すぎない過ごしやすい気候
◎国際色豊かで人種の壁が低い
◎車がいらない
◎IT分野を学びたい人におすすめ!

<おすすめの大学>
・カリフォルニア大学バークレー校
10大学からなるカリフォルニア大学群の中で最も歴史の古い大学です。USニューズ&ワールド・レポートTop Public Schools 2020ではUCLAに続いて第2位に輝きました。ハーバード大学などアメリカ東部の名門私立大学群の集まりである「アイビーリーグ」に対し、名門公立大学の集まりである「パブリック・アイビー」の一校です。シリコンバレーにも近く位置しており、IT系やコンピュータ分野で多数の大企業から出資を受け研究、開発を行っています。2018年現在で107人以上のノーベル賞受賞者を輩出しています。特に化学に関する研究が世界的に有名です。

・スタンフォード大学
シリコンバレーの中心部に位置する私立の総合大学です。シリコンバレーの誕生や発展に大きく貢献してきた、まさにシリコンバレーの中心的存在です。USニューズ&ワールド・レポートのBest National Universities 2019では第3位、Times Higher Education世界の大学ランキング(2018)やイギリスの機関が発表する世界大学ランキング(QS)2019でもトップ3にランキングされるなど、世界的に評価の高い大学です。卒業生には、ハーバート・フィーバー(アメリカ合衆国第31代大統領)をはじめ政界やメディア業界、スポーツ界と幅広く、コンピュータ関連企業の創業者にこの大学の出身者が多いのも特徴です。ちなみに、タイガーウッズも同大学の卒業生です。

●シアトル

<基本情報>
日本から一番近いアメリカ本土の都市シアトル。西海岸の都市の中でもロサンゼルスやサンフランシスコほど都会すぎないところが魅力です。海もあり山もあり、日本食レストランや日本のスーパーなども充実しているので、初めての留学先として選ぶ人も多いです。カナダに隣接しており、休みを利用してウィンタースポーツを楽しむこともできます。また、野球好きにとっては日本人選手が多く活躍してきた大リーグ「マリナーズ」の存在も大きいかもしれません。

場所:
アメリカ西海岸の北部に位置するワシントン州の州都。北はカナダ、南はオレゴン州と接しています。

人口:
2018年の国勢調査によるとシアトルの人口は約75万人。シアトル経済を牽引する IT 産業のおかげで人口が急増しているのが今のシアトルです。

気候:
アメリカでも北のほうに位置しているので、夏の平均気温は24℃ととても過ごしやすく、夜10時頃まで明るいのが特徴です。雪が降ることは少ないですが10月~春頃までは雨の日が多いです。

日本からのアクセス:
シアトル・タコマ国際空港へは成田空港、羽田空港、関西国際空港から直行便が運航しており、行きで約9時間10分、帰りで約10時間40分と、日本に近いことが魅力です。

<おすすめのポイント>
◎日本に近い
◎自然と都会が共存するバランスの良い街
◎ウィンタースポーツ好きに最適
◎落ち着いた雰囲気で学びたい人におすすめ!

<おすすめの大学>
・ワシントン大学
アメリカ西海岸で最も古くからある名門の州立大学。ミシガン大学、カリフォルニア大学バークレー校、ノースカロライナ大学、バージニア大学などの州立大学トップ校で形成される名門校グループ「パブリック・アイビー」のひとつに数えられています。学部は1800、大学院は370の科目(courses)が履修可能で、特に医学系の学部、大学院が世界的に高い評価を受けています。

・シアトル大学
私立大学で8つの学部、大学院のプログラムがあります。学生数は7400名程度で大規模ではありませんが、教授との距離が近いなど小規模校のメリットを十分に享受できる環境です。学部課程においては金融、会計、経済、工学課程が、大学院レベルではMBA、会計学、ロースクール・リーガルライティングなどのプログラムが高い評価を得ています。

アメリカでの留学先の都市を選ぶ際のポイントとは?

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アメリカの都市それぞれに魅力があることがおわかりいただけたかと思います。どの都市も魅力的でまた迷ってしまう、という人も多いかもしれません。そこで最後に、どんなポイントで留学する都市を選べばいいかについてご紹介します。以下の3つのポイントをヒントに、自分に最適な都市を選んでみてください。

1.「自分の興味があること」が得意な都市を選ぶ

都市にはそれぞれ得意分野があります。まずは英語を学ぶところから、という人も興味がある分野が盛んな都市を選んでおくと、その後の進学や就職で役立つでしょう。

例えば、ファッションに興味がある人であれば都市部、しかもニューヨークやロサンゼルスの大都会を選んだほうがいいでしょう。第一線で活躍している講師が集まる学校も多数ありますし、最先端のショーやイベントを間近で見ることもできます。また、インターンシップのチャンスも郊外に比べて格段に増えるはずです。

ツーリズムやホスピタリティに興味があれば、国内屈指のリゾート地や観光都市を選ぶべきですし、IT関係を学びたいなら、西海岸のシリコンバレー周辺やボストンが、IT関連企業が多く教育も発達しているのでおすすめです。

2.「どんな環境で学びたいか」で選ぶ

アメリカは多国籍国家なので、基本的にはどの都市・地域でもさまざまな人種の人たちが集まって生活しています。特に都市部にはアメリカに移住してきたばかりの移民が多く集まる傾向があり、英語がたどたどしい人が多いからか、必然的に外国人に対して寛容な雰囲気が醸成されています。一方、郊外にいけばいくほど移民したばかりの人は少なく、長くそのエリアに住む人(=ネイティブ)のコミュニティで成り立っているため英語環境としては整っていますが、英語に自信がない人にとっては少しハードルが高い環境かもしれません。

また、都市部には観光スポットや遊ぶ場所が多く、「せっかく海外に住むのだから観光も遊びも楽しみたい」という人にとっては最適ですが、「勉強に集中したい」という人にとっては誘惑が多すぎるかもしれません。どんな環境に身を置いて勉強したいか、想像しながら選ぶとよいでしょう。

3.「総費用を比較」して選ぶ

最後は留学費用が自分の予算内に収まるかどうかで絞り込んでいきましょう。留学する都市によって費用が異なってくる要素としては、「渡航費」「学費」「生活費」の3つがあります。

まずは「渡航費」。東海岸よりは西海岸の都市のほうが日本に近い分、渡航費用が安く済みます。また、乗り入れている航空会社が多く人気路線であればあるほど競争率が高くなるため飛行機代が安くなる可能性があります。さらに、直行便はなく国内での乗り継ぎが必要な郊外都市だとその分高くなるかもしれません。長期留学する場合は特に、どれぐらいの頻度で帰国するかも踏まえ都市を絞っていきましょう。

「学費」と「生活費」については、人口の多い都市のほうが学費、生活費ともに高くなる傾向にあります。同じエリア内の学校では1週間の授業数や設備、講師陣の質などで学費に差が出てきます。日本のように公立だから安い、私立だから高い、というように単純ではないので気になる学校については、学費に何が含まれているのかまできちんと確認しましょう。

また、行きたい学校に寮があるかもチェックポイントです。一般的に寮で自炊できる環境があるほうが生活費を抑えられるからです。留学生活に慣れてくれば、安いエリアでシェアハウスすることで生活費を抑えられますが、最初の期間は治安の面を考え、寮かホームステイを選ぶほうがよいでしょう。

まとめ

国土の広いアメリカは、同じ国といえども都市・地域によって地理も気候も、住んでいる人の人口の構成や盛んな産業もまったく違うことがおわかりいただけたでしょうか。自分の「興味関心事」、「希望の環境」、「予算」を整理したうえで、今回ご紹介した内容を参考に留学先を絞り込んでみてください。そのあと、ぜひ周りにいる留学経験者や留学カウンセラーの話を聞いてみましょう。人それぞれ都市への印象は違っているので、また新たな選択のヒントがもらえるかもしれません。

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