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アメリカ大学留学|名門UCLAを例に専攻、授業、試験、勉強方法を解説

# アメリカ

# 大学留学

公開 : 2020.07.02

更新 : 2020.09.25

海外の映画やドラマなどで見る憧れのキャンパスライフ。大学のロゴが入ったパーカーを着て、コーヒーやノートパソコンを片手に抱え、世界中の人たちと英語でかっこよくコミュニケーションとっている姿はなんだか憧れますよね。そんな学生生活を夢見て大学留学する人もたくさんいらっしゃると思います。

でも、何となくのアメリカの大学のイメージはあるけど、授業のスタイルや学部など、あまりよくわからないという方も多いのではないでしょうか?

どんな学部があるの?授業はどうやって履修するの?勉強はどれくらいするの?課題は?などなど…。今回は、アメリカの大学の中でも知名度の高いUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を参考に、アメリカの大学のクラスや勉強全般について取り上げていきます。

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アメリカの名門大学、UCLAとは?

UCLAは、University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の略称です。カリフォルニア大学とは州全土に10校あるカリフォルニア大学群のことを指します。それぞれ独立したキャンパスを持っていて、カリフォルニア大学という大学が単体で存在するわけではありません。

UCLAはロサンゼルス市に位置し、カリフォルニア大学群の中でも最も学生数が多い人気の大学です。世界大学ランキングでは常に上位をキープしていて、アメリカを代表する名門国公立大学としても知られています。名門であるだけに入学するのは狭き門で、合格率は毎年13%前後です。そんな狭き門をくぐり抜けた学生たちは何を勉強しているのでしょうか?ここからは専攻や授業について解説していきます!

Major(専攻)

日本の大学では普通、私は○○学部××学科在籍という考え方をしますが、アメリカではあまり学部や学科に在籍するという認識がありません。専攻する学問の授業を履修すれば卒業できるので、研究室があったりゼミがあったりはしません。自分の専攻とは関係ない分野の授業も簡単に履修できます。学生はただその学問を専攻しているというだけで、学部に所属するというわけではない印象です。

また、アメリカの大学の場合、途中で専攻を変えるのもとても簡単です。最初はこの勉強をしたいと思っていたが、あとからやりたいことが変わったという場合でも、簡単な手続きをするだけですぐに変更できます。

英語で学部や専攻に関して話すときは、I major in Political Science/My major is Political Scienceというように表現します。学部とあえて言いたい場合は、College of ○○/School of ○○などという表現をよくします。

また学科の場合はDepartment of ○○という言い方もしますが、自分の専攻分野の話の時にはほとんどこういった表現はしません。ただし、法律や医学を専攻している学生に関しては例外で、Law schoolやMedical Schoolというように自分たちの専攻を表現します。

Class(授業)

自分の専攻の授業を基本的には履修していきます。しかし専攻以外にも様々な分野の授業を履修することが可能です。主専攻(メジャー)以外にも勉強したい分野がある人は、副専攻(マイナー)として違う分野の授業を勉強する人もいます。したがって、メジャーは数学だけれど、マイナーで歴史を勉強しているという人もいたりします。

学生ビザ発行の条件としてフルタイムの学生として大学に在籍しなければいけないので、1学期に12単位以上を履修します。UCLAの場合は、1クラスだいたい4、5単位なので1学期に3クラス以上履修すれば大丈夫です。ほとんどの学生は3、4種類のクラス履修をしています。少ないように見えるかもしれませんが、大量の課題が出るので少ないと感じることはまずありません。

履修はすべてオンラインで行います。自分の専攻の分野の中から自分の受けたいクラスを選び、自分でスケジュールを組みます。1回の授業が大体75分間で、1クラスにつき週2、3回あります。しかし週1回しかなくて3時間のクラスもあります。スケジュールの組み方は人それぞれですが、大体の学生が毎日1~3クラス履修していて、金曜日はクラスをとっていない学生が多いです。

またクラスの規模も様々です。10~20人程度の小規模なディスカッションベースのクラスもあれば、200人を超えるような大ホールで開講される大規模のクラスもあります。大規模のクラスの場合、TA(Teaching Assistant)と呼ばれる博士課程の学生が、教授のアシスタントとして授業の手伝いをします。

授業の内容

授業では教科書のようなものがある場合もありますが、ない場合もあります。理系の授業の場合は、実践的な授業の方が多く、教科書に沿って問題や課題を解いたり、実験したりするのがメインのようです。しかし文系のクラスの場合、教科書がある場合はほとんどなく、本や論文を資料としてたくさん読みます。

年代も様々で、かなり昔の本や資料を読むこともあれば、最近執筆された論文などを読むこともあります。これらのたくさんの資料を基にどうやって論理的に考えていくか、またどうやって社会的な問題にアプローチしていくかが授業のベースとなっています。したがって、重要なのは暗記ではなく、考え方や論理的思考をいかに鍛えていくかになってきます。

授業では半分以上の生徒がノートパソコン(Laptop Computer)でノートをとっています。ノートパソコンは学生にとって必需品です。ノートをとり、課題を解き、クラスの登録をし、すべて自分のノートパソコンで行うので、パソコンの使い方に慣れておく必要があります。しかし手書きでノートをとっている人もまだまだたくさんいます。どのスタイルが自分に合っているかは好みの問題なので自分が一番勉強しやすいスタイルでみんな授業を受けています。

Exam(試験)

理系の場合、試験当日に教室でテストを受け、問題を解くのが一般的です。かなり難しいようで、夜な夜な図書館で勉強している理系の学生をよく見かけます。反対に、文系の場合、試験といっても、エッセイと呼ばれる小論文を書くことが多く、問題を解くというよりは授業で習ったことをベースに自分で考え、文章に起こしていくイメージです。

また文系の場合は試験自体がないケースもかなりあります。試験の代わりに7~10ページのエッセイを提出します。暗記を要する試験よりも、その人の思考力が問われるエッセイの方が重要と考えている教授が多いようです。

アメリカの映画やドラマで目にするように、アメリカの大学生は勉強が大変そうなイメージがありませんか?実際、皆さんのイメージ通りで、大量の課題をこなすためにたくさん勉強をしなければいけません。理系の場合は実験のレポートを書き、たくさんの問題を解かなければいけません。

文系の場合は、エッセイが課題として頻繁に出され、また予習として、たくさんの資料や本を読み込む必要があります。1回の授業につき、大体30~40ページほどです。

勉強スタイル

大量の課題をこなすため、UCLAの学生はかなりの量の勉強をしなくてはいけません。勉強の仕方は人それぞれです。夜遅くまで図書館で勉強するのが好きな人もいれば、早朝に家で勉強するのが好きな人もいるので、自分の生活スタイルやプライベートとのバランスをとりながらそれぞれに合った勉強方法をみんな実践しています。

UCLAの図書館の設備はとても充実していて、学生が勉強しやすいように、工夫されています。例えば、パソコンの無料貸し出しを行っていたり、グループで勉強するとき用のスペースを予約したりすることもできます。コピー機もたくさん設置されていてとても便利です。学校も学生が快適に勉強できる設備を充実させることで支援しています。

まとめ

アメリカの大学の授業のスタイルや学部について少しお分かりいただけたでしょうか?今回はアメリカの大学の一例としてUCLAを取り上げました。すべての大学がUCLAと同じシステムをとっているわけではありませんが、アメリカの大学の授業やメジャーについての基本的な部分においては同じです。

こうやって見てみると日本の大学とは異なる部分もかなり多いのではないでしょうか?アメリカへ大学留学を考えている方はぜひ参考にしてください。この記事を見て大学留学に興味を持った方は全国の留学ジャーナルカウンセリングセンターまでお問い合わせください。

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