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フィナーレ直前!NANNO×留学ジャーナル 特別対談

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# 社会人

# マンガ

公開 : 2020.12.16

更新 : 2021.03.16

マンガアプリebookjapanで連載していた『社会人留学は自分を救う?』。2019年12月から留学ジャーナルでも同時連載していました。

最終回を迎えるにあたり、ebookjapanの編集Iさんの司会進行のもと、留学ジャーナルWEB担当の髙砂、SNS担当の上杉、マンガ掲載担当の小川が作者のNANNOさんと対談しました。その様子をマンガのエピソードを交えてご紹介します。

留学とマンガのマリアージュ

――留学ジャーナルでは、こういった漫画の連載はあまり例がないと思います。社内ではどんな反応がありましたか?

髙砂:
ちょうどその時、うちのお客さまでアメリカのポートランドに留学している漫画家さんがいて、その漫画の評判がよかったので、漫画はずっとやりたかったんです。
実際にこの『社会人留学は自分を救う?』の内容をみて、これはもう絶対やりたい!とすぐに思いました。社内のスタッフも始まる前からみんな楽しみにしてましたよ。

NANNO:
ありがとうございます。とてもうれしいです。

髙砂:
その時点でNANNOさんはマルタ島留学の話を描いてるということも分かっていて、マルタ島はとても人気の留学先で、特に社会人に人気があるんですよね。まさにタイトルにピッタリってイメージでした。

NANNO:
そうなんですね。 私はやっぱり治安の問題が一番で、マルタ島って田舎のイメージがあって、なんとなく「人も優しいんじゃないか」という漠然としたイメージで選びました(笑)
もう、とにかくビビってたので...。

髙砂:
とにかくビビられてましたよね(笑)

NANNO:
そうなんですよ。 あと留学先って「日本人が少ないほうがいい」っていうのあるじゃないですか。 私は全然そんなことなくて。
とにかく怖いから「日本人がいてほしい!」っていう(笑)

髙砂:
日本人が多いとこに行きたいっていうのは確かに珍しいかも(笑)

NANNO:
いや、最初はほんとに留学に後ろ向きだったんで...。

髙砂:
漫画でも「90%行きたくない」って描いてましたからね(笑)

NANNO:
これは当時の日記にも書いてて、ほんとに行きたくない気持ちが90%って書いてあります(笑)

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髙砂:
マルタ島というのは留学ジャーナルだと「大人の女性が行くところ」という留学先なんですよ。社会人の。 やっぱりリゾートっぽさもあるし、留学ついでに日ごろの疲れも......みたいな人が留学先に選ぶんですね。
なので、NANNOさんも大人の女性だし、私としてはとても納得感があったんですが、まさかここまで行きたがっていないとは(笑)

NANNO:
いや、リゾート感とか、そんな余裕はまったくないですよ......。
「できるだけ無難に終わらせて早く帰ろう」って感じで(笑)

髙砂:
ふふふ。それでも行くって逆にすごい覚悟ですよね(笑)

――漫画の中では、旦那さまの薦めというのがかなり強かったようです。

髙砂:
そう、ご主人の理解がすごい、というのは社内でも評判でしたよ!
新婚さんで一人で行くってあまり聞かないです。

NANNO:
夫はもともと留学経験者で、今の仕事でも海外の人とつながっていたりして、まあ、グローバルなんですよ。 外国の人と一緒に食事して私だけなにも会話が分からなくて、とかっていうのがよくあって、あとでケンカになったりして(笑)。
でも、それは私の経験が足りてないからで、「行けば分かるようになるから、行ってみたら」って言われていたんです。

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髙砂:
へえ~!でも、そういう旦那さんを持つって幸せですよ。

NANNO:
そうですかね......。そうなんでしょうね。 でも急に留学と言われて、当初はピンときてなかったけど、私も負けず嫌いなんで(笑)

髙砂:
すばらしいですよ。とても進歩的な考えを持ってる旦那さまですよね。 うちの社内でも、みんな驚いてましたよ。

NANNO:
本人に伝えておきます(笑) でも、このあたり、留学に行く前の気持ちや空気みたいなものを読んでくれる人にもしっかりと伝えないといけないな、と思って、漫画でも序盤の5話分を使いました。

髙砂:
長い(笑) でも迷ってる感じ、すごく伝わってきました。

マルタ島について

――こうして、嫌々ながらも旅立つことになりましたが、マルタ島に着いてから、心の変化はどうだったんでしょうか。

NANNO:
マルタ島は、もう最初はガッチガチだったんですけど、場所そのものは3日くらいで結構好きになっちゃいましたね。

髙砂:
うんうん、開放感とか、田舎っぽい雰囲気が落ち着くのかも。イタリアに近いからとかもあるのかな?

NANNO:
なんでしょうかね? ただ、やっぱりコミュニケーションのほうは全然自信もないし、うまくできなかったので、人になじむという面では1週間以上はかかりました。 それでも街とかの雰囲気がすぐに好きになれたので、それがよかったんだと思います。

髙砂:
マルタの街の坂から海を見下ろすシーン(第8話)は印象的ですよね。街に受け入れられる瞬間というか。感動的でした。
あとは、第12話でモスタで今までを振り返って考えるシーン。あそこも印象に残っていて、とても良かったです。社内でも評判の回です。

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NANNO:
ありがとうございます。モスタはマルタ島で一番好きな場所でした。

髙砂:
こういう瞬間って、特にマルタ島や留学に行ってなくても共通して感じられることみたいで、私もグッときました。 社内のスタッフでもこの漫画を読んで、クスっと笑うところや、うるっとくるところっていうのをみんなそれぞれ感じたみたいです。 今まさに同じことを共感する人もいるし、例えば過去に留学したことがある人がこれを読んで「ああ、そういえば私もこんな気持ちになったな~」とかって感じるパターンもある。 やっぱり漫画にはそういう気持ちを湧きあがらせる特別な力がありますよね。

NANNO:
ありがとうございます。そう感じていただけると、とてもうれしいです。

――ここからは順調にマルタ島の留学生活が続きます。

髙砂:
むしろ離れたくないって(笑)

NANNO:
急に(笑) これは、やっぱり友だちですよね。特にクラスメイトに対する気持ちとか。

髙砂:
わかります!これも、本当に留学の醍醐味なんですよね~。すごくよくわかる。 例えば「日本人とつるむのはよくない」とか言われるけど、ここでしか会えない人なわけだから、そのこと自体はとても素敵なことなんだと思いますよ。

NANNO:
そうですよね。第10話で日本人のクラスメイトを出しましたけど、そういう意味もあって、描いておきたかったことでもあります。

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髙砂:
「日本人とはしゃべらない」みたいな人もいるのかもしれないけど、それはもったいないですよね。一期一会で。それも留学の醍醐味のひとつですよ。

――この時点ですでにNANNOさんの急激な成長が見て取れます。

NANNO:
この時はすこし調子に乗ってましたね。「留学ってチョロいかもしんない」って気持ちが出てきてたのは認めます(笑)

髙砂:
ふふふ。マルタ島は平和ですしね。過ごしやすさもあるし。

NANNO:
先生たちもとにかくフレンドリーですからね。いい意味で教師業にプライドを持っていない、というか(笑) どんな時に質問してもすぐ答えてくれたり、ゆるい感じがいいんですよ。私に合ってる(笑)

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髙砂:
カジュアルなんですね。やっぱりマルタ島は独特ですね。

ロンドンでの生活

――さて、そんな順風満帆に見えるマルタ島から、ロンドンへ留学先が変わります。

髙砂:
もう、いきなり大変で(笑)

NANNO:
ほんとに(笑)。ルームメイトですよね。 あれ、漫画ではかなりコミカルに描いてますけど、最初はもうほんとショックで......。
「彼がルームメイトです」って言われて。 「これってどうなの?」っていう。急に男性と同室って。そんなことってあるんですか?

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髙砂:
いや、このパターンはあまり聞いたことないですね。事前に教えてくれないっていう。 エージェントに言えば変えてくれるとは思うけど......。

NANNO:
しかも彼、マジで2メートルくらいあるんですよ!(一同笑)

髙砂:
それは怖い!

NANNO:
漫画みたいに見上げましたからね。 で、部屋に入ってエージェントにどう言おうかなと思ってたら、ドアの外から悲鳴が聞こえて、開けたらほんとに洗面台の蛇口が噴水みたいになってて、「うわあ~~~!」って(笑)
そもそも建物も工事現場だし、シャワーも森の湧き水くらいしか出ないんですよ。ひどくないですか? ドアノブ取れるし!(一同笑)

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髙砂:
笑っちゃいけないけど、それはすごい(笑) でも、エージェント的には......かなり管理が甘い気がしますね。

NANNO:
あとで一応問い合わせたら、女の子と同室に変えてくれるって言われましたけどね。 でもルームメイトも話せばすごくいいひとだってことがすぐわかったので、そのまま居ましたけど。

髙砂:
いやでも、こういうこと、あるんですよね。 留学ってほんと何が起きても全然おかしくないし、こういうトラブルをくぐり抜けて、人は成長するんですよ(笑)

NANNO:
そうですよね......。そういうのを経験してる夫だから、こういう時相談しても無駄なんですよね(笑)

髙砂:
「よくあることよ」で終わらせるっていう(笑)

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海外で出会った友達の影響

――当時のクラスメイトとの関係は?

髙砂:
今でも当時のクラスメイトやルームメイトとは連絡はしてますか?

NANNO:
そうですね。
特にこの漫画の連載をしてからは、登場人物に連絡したりしてます(笑) ありがたいことに今のところ結構喜んでくれていますね。
特に韓国人のクラスメイトとはかなり連絡してて、日本に遊びに来てくれるって話だったんですけど、コロナのことがあってダメになっちゃったんです。

髙砂:
それは残念ですね。 でも、そういうことって素晴らしいと思います。
たぶんNANNOさんはそうやって、海外で出会った人と長く連絡しあうとかって、留学前には想像もしなかったんじゃないですか?

NANNO:
確かにそうですね。

髙砂:
やっぱり留学に携わる人間として、そういう人とのつながりを感じたりする話を聞くと、うれしくなりますね。

NANNO:
ちなみにロンドンのルームメイト(2メートルのフランス人)にはまだ漫画のことは言ってません(笑)
本当にいいひとで、「水道壊れて迷惑かけてごめんね!」ってすごく言ってきてくれたんですよ。 なのにこの漫画だと盛大なネタにしちゃってるんで、なんだか少し心苦しくて......(笑)
今でも仲はいいんですけどね。

髙砂:
ふふふ、なんとなくわかります。
でも漫画だと絵でわかるからいいですよね。「あなたのこと描いたよ」ってダイレクトに伝わって。

NANNO:
そうそう、でも「これ僕は何をしゃべってるの?」ってかなり聞かれます。
シチュエーションとかも細かく教えないと納得してくれなかったり(笑)

髙砂:
私は山の名前のエルブルスが気になってますけど、彼とは?

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NANNO:
彼とは今は接点ないんです。すごく照れ屋で、学校で挨拶してもはにかみながらやっと対応してくれるって感じで。 やっぱり学校全体、生徒がかなり若いし、コミュニケーションが難しいところもありますよね。私だけいつも最年長、みたいな。

髙砂:
うんうん、そういう面ではNANNOさんはつらさはなかったですか?

NANNO:
私は日本でもそこまでバリバリのサラリーマン!みたいな生活はしていないので、あまり年齢のことは気にならなかったですね。年の差への意識が薄いというか。でも気にする人もいるのは分かります。

髙砂:
社会人留学だとその部分を気にされる人は結構いますね。 今は学校によっては30歳以上、50歳以上など年齢で分けるプログラムを持っているところもありますよ。

――常に周りの変化にあわせて成長を続けるNANNOさん。ご自身でも価値観の変化を感じるようなこともあったようです。

NANNO:
この漫画だと美容院の回(第21話)で描きましたが、やっぱりファッションですかね。 日本にいた時と実感としては変わったなーというのを感じました。

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髙砂:
昔はいわゆる女性的な恰好を好んでされていたとか?途中で洋服を買いたくなったり、そういうことはなかったんですか?

NANNO:
マルタからロンドンに行ってすぐの時は、やっぱりファストファッションの店とかすごい多いし、やっぱり華やかで、一瞬ほしくなったりしたんですけど、思いとどまりましたね。 それはマルタ島の時の韓国の友だちとの会話の中で、そのままの自分でいいんだ、ということを強く思うことができたのが大きいと思います。

髙砂:
へ~、それは成長ですよね。

NANNO:
そうなのかも。ファッションとかほんとはそこまで好きじゃないな、って思ったんですよね。 今日もほら、またタートルネックだし(笑)

髙砂:
たしかに!漫画のままだ!(笑)

NANNO:
ふふふ。やっぱり「周りからどう見られるか」で服を選んでしまったり、そういうのは日本に戻ってからもしてないですね。

髙砂:
そこに自分のアイデンティティはない、と。強くなったんですね。

NANNO:
留学、というか海外で生活するのって、自分を毎日ほめてあげたくなるんですよ。 例えば、水を買って部屋に戻る、食材を買って作って食べる、とか、たったそれだけでも「私、がんばった!」って心から言ってあげられるというか。

髙砂:
わかります。生きぬいているだけでも大したものっていうか。 NANNOさんの場合、マルタに到着しただけで十分偉いですよ(笑)

NANNO:
まだなにも始まってないですけどね(笑) でも、本当にそう思います。生活してるだけで褒めてほしい(笑)
そういうことについては、単行本の時に描きおろしで描こうと思っています。

髙砂:
へー!それは楽しみです!

NANNO:
あとは、マルタ編で描いた感情を爆発させるブラジル人のクラスメイトですかね。
日本にいるとああいう感じの人ってやっぱり「空気が読めない」とかって言われがちですけど、それは単純にとても自然に自分を表現してるってことだよな、って思ったんですよ。
場所によっていろんな常識や価値観があって、何が変かって決めなくてもいいというか。

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髙砂:
うんうん、決して変なことってわけじゃないですよね。 ロンドンで一緒だったお皿を洗わない若者はどうでした?

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NANNO:
彼は敵ですね(笑)

髙砂:
ふふふ。名前も「(仮)」のままですしね(笑)

漫画、SNS担当の留学ジャーナル社員登場

――ここで、ゲストコーナー。留学ジャーナルで漫画のアップ作業をしてくれていた小川さんです。

小川:
こんにちは。大学院で漫画を研究していました。

NANNO:
すごい、よろしくお願いいたします。

小川:
早速質問なのですが、第1話の「海外への興味が全く無かった」というコマで、デロリアンと手裏剣がでてきてますね?この「手裏剣」って何ですか?

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NANNO:
わはは!よく見てますね!!! これは「忍たま乱太郎」です。当時好きだったんですよ。

小川:
『NARUTO』じゃないかと思ったんですが、まさか『忍たま』だったとは......。 ありがとうございます。謎が解けました。

――ゲストコーナーもう一人います。留学ジャーナルでSNSを担当してくれてます上杉さん。

NANNO:
留学さんですね。

上杉:
留学さんの中の人です。よろしくお願いします。 今日は猫ちゃんいますか?

NANNO:
猫ちゃんいます!

(全員でひととおり猫ちゃんを愛でる)

上杉:
あ~可愛かった......。 質問なんですが、この漫画が黄色と黒の2色で構成されている理由を教えてもらえますか?

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NANNO:
そうですね、もともとはSNSとかで自分のテイストを覚えてもらえるかな、という意図で色味はそろえるようにしてました。 黄色と黒っていうのは、注意をひきやすいという特徴もあるし、自分が好きな色っていうのもあって、選んでますね。

上杉:
黄色を使うタイミングって何かありますか?私も漫画を趣味で描いていて......。

NANNO:
そうなんですね。 明確な計算があるわけじゃないですが、バランスを調整して配分はするようにしてますね。ページ全体が暗くなりすぎないようにとか。
あと例えば、ネガティブな印象を与えたいような、落ち込んでいるようなコマやページだと意識的に黄色を少なくしたりとか。そういうところは考えてやってますね。

上杉:
そうなんですね、ありがとうございます。

NANNO:
いえいえ、創作をされているなら、コミティアとかでぜひお会いしましょう!

コロナ禍の留学を描いた特別編

――ここで少し真面目な話題。2020年はコロナウイルスによって大変なことになりました。『社会人留学は自分を救う?』でもいつもと違う「特別編」がありました。

NANNO:
そうなんですよね。 連載始めたときはそんなことは考えもしなくて、「この漫画を読んでくれた人が留学に興味をもって行ってくれたりしたらうれしいですよね」とか呑気に担当さんと話していたんですよ。

髙砂:
そうですよね。このパンデミック以降、海外に行くことができない状態が続いてますから、留学にかかわる状況も本当に一変しましたね。 今はオンライン留学といった方法も生まれてきています。私たちもいろんな工夫をしながら対応しているところです。
あとNANNOさんが描かれた「特別編 ロンドンの友達の今」については、twitterですごい反応があって、とても驚きました。 あの時って、日本ではまだ「エッセンシャルワーカーに感謝する」とかそういう反応ってまだポピュラーじゃなかったような気がします。
これを読んで、深刻度がさらに高いヨーロッパの対応というものを感じて、これから日本が直面していくリアルなことなんじゃないか、みたいな感覚になったのをよく覚えています。 あれはどういう経緯で描こうって思ったんですか?

NANNO:
あの時は、その漫画を描く前からそのロンドンの友達のインスタグラムを見ていて、そこで偶然拍手をしている動画を目にしていたんです。それが強く頭に残っていて。 で、日本もいよいよウイルスの状況が深刻になってきていて、通常の「留学マンガの更新」って感じでもないかな、という雰囲気をなんとなく感じていました。
担当さんからも「描きたいことがあれば、いつもの更新は一度止めて、何かやってみよう」という風に言われていたので、何かあるかな、と考えたときにその動画のことを思い出したんです。 それでロンドンの彼に連絡をして、話して考えた結果、これはやっぱり描いたほうがいい、と思ったんですよね。

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髙砂:
そうだったんですね。本当にSNSではすごい反応で、私もスタッフも驚きました。 そしてその公開の直後ですよ!時の首相が急に会見で「医療従事者に感謝しましょう」って言いだして。あれ、絶対この漫画読みましたよね!

NANNO:
ふふふ、どうですかね(笑)

髙砂:
絶対そうですよ!間違いないです!!!

留学を考えている人に読んでほしい!

――これから留学を考えているような人に、この漫画を薦めたいと思いますか?

髙砂:
ずばり、とてもいいと思います。 例えば、留学前にNANNOさんが勉強するときに、旦那さんが「英語の教材を使ったほうがいい」というアドバイスをしますよね。これは、かなり実践的だと思います。

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NANNO:
これは確かにそうでしたね。

髙砂:
漫画っていうエンタメなので、「留学ノウハウ」って感じじゃないかもしれませんが、それでも必要な心構えとか、必要以上に怖がらなくてもいいこととか、そういう留学に大切なメッセージは本当に多く入っていると思います。

NANNO:
めちゃくちゃ怖がってますけどね。必要以上に(笑)

髙砂:
そうなんですけど(笑) でも、克服していくのでいいと思います。留学を志す人はもちろんですが、例えば、今行ける環境になかなかない人とか、幅広く多くの人に読んでほしいなと思います。

NANNO:
ありがとうございます。 私もそのつもりで描いてますので、いろんな人に読んでもらえると嬉しいです。

髙砂:
そしてこの連載が終わったら、また、どこかに留学行きましょう!

NANNO:
いいですね!また行きたいです!!! 次はどこがおすすめですか!?

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デジタル単行本発売決定!

――さて、本編もロンドン編が終わって、最終目的地ベルリンへ。いよいよあと2話で完結です。

2021年の2月には上下巻でデジタル単行本も発売を予定しています。この単行本には連載版にはなかった描きおろしもたくさん収録される予定です。お楽しみに!

それでは、NANNOさん、留学ジャーナルの皆さん、ありがとうございました!!!

(※この対談は2020年12月に行われたものです。)


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■著者プロフィール
NANNO(なんの)
1989年生まれの愛知県出身、京都府在住。
漫画家、イラストレーター、グラフィックデザイナー。
・Twitter: https://twitter.com/nanno_koresiki
・note: https://note.com/nanno_koreshiki

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