留学ジャーナル|留学相談から滞在中のケアまで

留学のことなら、なんでも相談ダイヤル フリーコール:0120-890-987

【国際基督教大学(ICU)】日英バイリンガルで学ぶリベラルアーツ教育と充実した留学プログラムが魅力

# 大学留学

# 日本の国際系大学

# PR

公開 : 2022.06.15

更新 : 2023.06.15

日本のグローバル系大学の代名詞である国際基督教大学(通称ICU)。幅広い教養に触れるリベラルアーツ教育と世界41ヵ国・地域への留学プログラムで次世代を担うグローバル人材を育成しています。

多様なニーズに応える充実した留学プログラムを備える国際基督教大学(ICU)

+icu_3.jpg

米国型のリベラルアーツ教育を実践

国際基督教大学(ICU)は、日本国内で米国型のリベラルアーツ教育を実践している大学として知られており、学問分野の垣根を越えた幅広い学びを可能にする「1学部1学科制」、日英両言語で学ぶ「日英バイリンガリズム」、学生が自律的に学べる「少人数・対話型教育」を特徴とする大学です。

リベラルアーツとは、「教養教育」と訳されることが多く、人文科学、社会科学、自然科学の分野を超え、多様な科目を履修しながら、世界を捉える視野を広げることができます。キリスト教の精神に基づき、恒久平和を確立する人材育成を目的としている点も学びの特色といえます。

目的に応じて選択肢が豊富な留学プログラムと協定校数

ICUの留学は、学生がそれぞれの世界を広げ、学びを深めるための選択肢のひとつとして位置づけられています。学生は幅広い分野の学びに触れ、自分の興味・関心を見極めながら、2年次の終わりまでにメジャー(専修分野)を決めます。3年次以降は、各自のテーマを軸に学びを深め、4年次には全員が卒業研究に取り組みます。その過程において、留学を通じて海外大学で専門的な授業を履修する学生も多くいます。

そうした学生の多様なニーズに応える多くの留学プログラム・協定校があるのもICUの強み。短期の語学プログラムから正規課程で現地学生と学ぶ交換留学まで選択肢は幅広く、交換留学は約4人に1人の枠が用意されています。

コロナ禍で留学が制限される中、ICUでは国際的な学びをサポートすべく、さまざまな取り組みを実施しました。一例として、対面とオンラインを併用した新たなプログラムが挙げられます。

日韓それぞれのキャンパスで学べる新たな留学プログラム

+icu_4.jpg

「和解」をテーマにした1学期留学プログラム「LearnUs Global Semester Program」が始動

2022年10月、ICUは交換留学協定校である韓国・延世大学校アンダーウッドインターナショナルカレッジ(UIC)と共同で新たに開発した留学プログラム「LearnUs Global Semester Program」をスタートしました。

これは延世大学校が開発したオンライン学習システムLearnUsを活用するプログラムで、かねてより1年間の交換留学以外の新しい留学の形を両大学で模索してきた成果ともいえます。

このプログラムでは、延世大学校UICの学生10名とICUの学生10名の計20名が、日韓それぞれのキャンパスで1学期間ともに学びます。前半は20名全員が日本で学び、後半は全員が韓国に渡航して学びます。

日本に滞在中は参加者全員がICUの授業を対面で受講し、延世大学校の授業はオンラインで受講。延世大学校に移動してからは、逆のパターンになり、対面授業とオンライン授業が入れ替わります。週末には、授業に関連したフィールドトリップもあり、学生たちは1学期間ともに学び、行動することで、絆を深めていきます。なお、授業はすべて英語で行われます。

2022年度の「LearnUs Global Semester Program」で掲げられた総合的なテーマは「和解」。このテーマに沿って、両大学の教員が「歴史学」「文学」「コミュニケーション学」「国際関係学」の4科目の授業を行いました。

また、5つ目の科目として、オムニバス形式の授業も用意されており、今回のテーマである「和解」の分野で活躍している世界的な研究者や実務家をゲスト講師として招き、特別講義を行いました。

学生たちはプログラムを通じて、日韓関係について英語で深い議論をしながら、その歴史認識や政治の問題にも目を向けます。

注目すべきは、このプログラムに参加している学生の専攻が実にさまざまであること。ICUも延世大学校UICも共にリベラルアーツ・カレッジで、自然科学分野も含めて学生の専攻は幅広く、日頃から学際的な環境で学んでいます。隣国でありながら、さまざまな課題を抱える両国の学生が、多角的な視点からディスカッションできる新たな学びの形として、今後の展開が期待できるでしょう。

留学体験者INTERVIEW

同世代の仲間と新しい日韓関係を考える貴重なディスカッションができた

IUC_taikendan.jpg教養学部3年 更科 めい

メジャー:メディア・コミュニケーション・文化/経済学(ダブルメジャー)


<プログラムに参加した理由>

今回、「LearnUs Global Semester Program」に参加した理由は、もともと日韓関係に興味があったからです。特に慰安婦問題や在日コリアンの方へのヘイトスピーチなどの問題に関心があり、個人的に本などを読んで勉強をしていました。センシティブな話題であり、思想によっても大きく意見の異なるテーマであるので、小規模のグループで知識を深められる環境に強く惹かれました。

<プログラムを通して学んだこと>

プログラムでは、日本では学ぶことの少ない慰安婦問題や南京大虐殺などの歴史と向き合う機会があり、日本人の若い世代が知らない問題がたくさんあることに驚きました。歴史はあくまで、国が「国史」としてつくることが多く、国ごとに異なる歴史解釈があります。「和解」においてはその歴史の解釈を超えて、対話をすることが非常に重要であると思います。このプログラムにおいてはその歴史認識を学ぶ過程、ディスカッションにおいて話し合う過程どちらも経験できました。

また「和解」をテーマにしたセミナーを毎週聞く機会があり、紛争や虐殺から宗教まで、さまざまな分野で第一人者として研究をされている先生から話を聞くことができました。専門家としての立場からさまざまな「和解」とその方法の例をレクチャーしていただき、大変勉強になりました。

<成長できたこと・今後の目標>

今回、最も成長できたと思うのは、少人数の授業で主体的にディスカッションをすることで、日韓の問題は「自分ごと」であるという当事者意識を持てたことです。今後の日韓関係をより建設的にしていくためにも、私たちが過去の問題と向き合い、それを認識した上で対話を続けることは欠かせないと思います。日韓の価値観や歴史認識に隔たりはあるかもしれませんが、参加した学生は教室での学びを通じてみんな同世代の親しい友人となりました。互いの意見を尊重し合いながら、時間をかけて話し合うという経験は、私た ちが次世代の日韓関係をつくっているようで、非常に貴重だったと思います。また、プログラムはすべて英語で行われるため、英語力も向上したと思います。

今回、韓国の学生と一緒に韓国の視点からの歴史を学ぶことによって、自分が受けてきた日本での教育との違いを大きく感じました。日韓の問題への姿勢は、国の制度やメディア、政治思想や政党などによって今後大きく変わっていくものだと思います。今後の卒業研究やキャリアを通して、日韓の「和解」への道筋づくりに少しでも寄与できればと思います。

お問い合わせ

icu_2_Bakayama.jpg

●学校WEBサイト:https://www.icu.ac.jp
●国際基督教大学パブリックリレーションズ・オフィス
●〒181-8585 東京都三鷹市大沢3 -10-2
●TEL:0422-33-3058
●E-mail:pro@icu.ac.jp

  • twitter
  • facebook
  • line