海外生活で便利なVPNとは？使い方とメリットを解説

海外生活で便利なVPNとは？

VPNとは、「Virtual Private Network」の略称で、インターネット接続とオンライン上のプライバシーを保護する仕組みのことです。VPNを経由してWebページを閲覧すると、通信が暗号化されるため、セキュリティを強化することができます。

また、VPNには、IPアドレスを偽装できるという特徴も。日本のVPNサーバーを通してサイトにアクセスすれば、滞在国ではなく日本のIPアドレスが使用されるので、海外からのアクセスを制限している日本のサイトにアクセスすることが可能です。

※VPNとは？ 意味とメリット、仕組みを紹介

VPNで海外から日本のサイト・動画を視聴する方法

VPNを使って日本のサイト・動画を視聴する方法はとても簡単です。

1.VPNサービスを契約する
2.端末にVPNをインストールする
3.VPNに接続する
4.日本のサイト・動画を開く

有料のVPNを利用する場合、サブスクリプション型のプランを契約する方法が一般的です。任意のVPNサービスを契約し、VPNを端末にインストールします（スマホ・タブレットの場合はアプリを使用）。インストールが完了したらVPNに接続します。日本のVPNに接続した状態で日本のサイト・動画にアクセスしましょう。

海外生活でVPNを使うメリット

海外生活でVPNを使うメリットは主に2つあります。

海外からのアクセスを制限しているサイトを利用できる

VPNを使うことで、通常海外からだとアクセスできない日本のサイトを利用できるようになります。たとえば、HuluやAbemaTVなどの動画配信サービスは、著作権などの関係で海外から視聴することができません。しかし、VPNサービスを使えば、海外からでもアクセスすることが可能です。

フリーWi-Fiを安心して使用できる

VPNサービスには、フリーWi-Fiを安心して利用できるというメリットもあります。

海外生活では、ホテルやカフェ、大学構内など、フリーWi-Fiを使うシーンが多いもの。フリーWi-Fiは、誰でも無料で使えて便利な一方、個人情報を盗み見されてしまったり、端末がウイルスに感染してしまったりするリスクがあります。

そこでVPNを使って仮想的なトンネルを通して通信を行えば、ハッカーなどの第3者に見えない形で安心してフリーWi-Fiを使用することができます。

海外でVPNを利用する際の注意点

海外生活でVPNを利用するにあたっては、以下の2点に注意しましょう。

提供元が信頼できるVPNを選ぶ

VPNを利用する際は、提供元が信頼できるサービスを選びましょう。中には、個人情報や通信履歴の収集・販売を目的に無料で提供されているVPNもあります。提供元が不確かな無料のVPNなど、信頼性が低いサービスには要注意です。

世界的に信頼されるサイバーセキュリティ企業Nord Securityが提供する「NordVPN」など、提供元が明確で信頼できるサービスを選びましょう。

滞在国でVPN利用状況を確認する

日本やアメリカ、イギリス、オーストラリアなどの主要国において、VPNの利用は合法です。しかし、中にはVPNの利用自体や、許可されたVPN以外の利用を違法とみなす国もあります。たとえば、中国ではほとんどのVPNサービスがブロックされており、利用することができません。

ただし、VPNの利用が合法な国であっても、違法・犯罪行為をすれば当然ながらアウトです。滞在国でVPNの利用が合法かどうかを確認し、使い方には十分に注意しましょう。

まとめ

VPNは、海外から日本のサイト・動画を視聴できる他、安心安全にフリーWi-Fiを使用できるなど、海外生活で便利なサービスです。「海外で日本でしか見られないサイトを視聴したい」「フリーWi-Fi接続時のセキュリティが心配」という海外生活のお悩みは、VPNで解決しましょう。

参考：https://nordvpn.com/ja/blog/legal-vpn/