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# カナダ
# ワーキングホリデー
公開 : 2024.05.08
更新 : 2024.05.09
カナダのワーキングホリデービザは、申請できる年齢が決まっています。申請年齢と入国年齢、滞在年齢についてまとめました。ぜひ参考にして、ワーキングホリデーの計画を立ててください。
カナダでワーキングホリデーを体験できるのは、年齢条件を満たした人のみです。年齢条件を満たしていなければワーキングホリデービザの申請もできません。申請可能な年齢とワーキングホリデービザ取得手続きが可能な年齢、カナダでワーキングホリデーを過ごせる年齢について見ていきましょう。
カナダのワーキングホリデービザに申請できるのは、18歳以上30歳以下の人のみです。年齢条件を満たしているか確認してから、オンライン申請しましょう。
また、ワーキングホリデービザの申請には、有効なパスポートが必要になります。パスポートをまだ取得していない場合は、早めに申請しておきましょう。
出国の際にパスポートの有効期限が切れる可能性がある場合は、更新手続きをしておくことも大切です。更新手続きは残存有効期間が1年を切ったとき、もしくは入国スタンプを押印するページが見開き3ページ以下になったときに可能になります。
カナダのワーキングホリデービザの有効期限は、最長1年です。特に問題がないと判断される場合は、最長期間である1年の有効期限に設定されます。
しかし、ビザの有効期限が1年未満になるケースがあります。 カナダのワーキングホリデービザは就労許可証(Open work permit)も同時に取得するため、規定によりパスポートの有効期限を超える日を設定できません。たとえば、申請時にパスポートの残存期間が6ヵ月であれば、就労許可書の有効期限も6ヵ月を超えることはありません。
1年以内で自由にワーキングホリデーを過ごすためにも、ワーキングホリデービザを申請する前にパスポートの有効期限をチェックしておきましょう。1年未満のときは更新手続きを行い、有効期限1年のワーキングホリデービザを発給してもらえるようにしましょう。
カナダのワーキングホリデービザの申請は30歳以下であることが条件です。また、抽選に申し込むときだけでなく、当選後にカナダ移民局から届く招待状(Invitation)を受け取ってから申請するときも30歳以下であることが必要な点に注意しましょう。
31歳の誕生日の直前に申し込むと、招待状を受け取るタイミングで31歳になってしまい、ビザを取得できなくなる可能性があります。カナダ政府は、ワーキングホリデービザの申し込みから招待状が届くまでの期間を公表していません。万が一に備えるためにも、カナダでのワーキングホリデーを検討しているなら、30歳になるまでに申し込むほうがよいでしょう。
カナダのワーキングホリデービザの申請・取得は18歳以上30歳以下のタイミングで行う必要がありますが、カナダに入国するのは30歳を超えていても問題ありません。ワーキングホリデービザ発給後1年以内であれば、いつでもカナダに入国できるため、申請時に30歳の人であれば31歳に入国することも可能です。ただし、ビザ発給後1年以内に入国しない場合は、ワーキングホリデービザが無効になるため注意が必要です。
ワーキングホリデービザは、入国してから1年間有効です。1年間カナダで過ごす場合なら、31歳で入国するとカナダ滞在中に32歳になる可能性もあります。ワーキングホリデービザを使ってカナダに入国する場合、最大1年間の滞在が可能です。最低滞在期間は決められていないため、予算や日本帰国後の就活、大学などのスケジュールによっては、1年未満で切り上げても問題ありません。
カナダにワーキングホリデービザで滞在する場合は、30歳までにビザを取得しておく必要があります。カナダ入国までに時間がかかった場合でも、31歳で入国した場合を除き、32歳を超えてワーキングホリデービザで滞在することはできません。30歳を超えてカナダで働きたいと考えている人は、ワーキングホリデービザではなく、ほかの方法を検討してみてはいかがでしょうか。年齢に関係なくカナダで働ける方法としては、次のものが挙げられます。
それぞれの概要や取得条件について解説します。
就学許可証(Study permit)とは、カナダの指定学習機関で学生として6ヵ月以上のコースを選択して学ぶ場合に、申請・取得が必要な許可証です。Study permitを取得し、カナダの大学や2年制大学(カレッジ)等の高等教育機関に在籍している学生は、学習に支障のない範囲で、アルバイトができます(学期中は週20時間まで、長期休暇中はフルタイムで就業可能)。
Study permitの申請・取得にはCA$150必要です。また、取得には2~3ヵ月かかることもあるため、余裕を持って早めに手続きを開始するようにしましょう。
なお、留学期間が6ヵ月未満のときはStudy permitを取得する必要はありませんが、eTA(電子渡航認証)の取得が必要です。
eTAの申請・取得にはCA$7かかり、有効期間は最大5年です。ワーキングホリデービザと同じくオンライン申請が可能です。通常は申請後数分で取得できますが、場合によっては補足資料の提出を求められることもあるため注意しましょう。補足資料の提出が必要なときは、eTAの申請・取得に数日かかります。
(参考)カナダ政府Webサイト「電子渡航認証(eTA)の概要」
※2024年5月1日時点
Co-opプログラムとは、学生として学びながら、あるいは学んだ後で、学習する分野と関連する職場でインターンとして働く制度です。カナダで専門学校やカレッジ、大学などの高等教育機関で学ぼうと考えている人なら、Co-opプログラムを検討してみてはいかがでしょうか。Co-opプログラムは、以下の条件をすべて満たすときに申請・利用できます。
学べる分野は幅広く、ビジネス系や医療系、IT系などもあるため、キャリアアップも実現できます。また、プログラムの期間も学校によって異なり、短いものでは1年間で修了できるものもあります。ただし、英語やフランス語などの外国語を学ぶためにカナダに留学するときや、インターンシップの必要のない分野を学ぶときは、Co-opプログラムは利用できません。
就学期間中やインターンシップ期間中は、学生ビザの規定により週20時間までアルバイトをすることが可能です。英語力や就労先によっても異なりますが、収入が得られるため、滞在費用を補うことができます。
カナダ留学Co-opプログラムについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
>>カナダ留学Co-opプログラム|学んで働く体験で将来に活きるスキルが身につく
ポストグラデュエーション就労ビザ(Post-graduation work permit)は、カナダ政府指定の大学やカレッジを卒業した人が、卒業後8ヵ月~最長3年の間カナダに滞在して働くための許可です。カナダの高等教育期間を卒業するだけで、自動的にPost-graduation work permitを受け取れるわけではありません。卒業後に就労を予定している人は、通学する大学やカレッジが指定の教育機関であることを確認したうえで、Post-graduation work permitの申請をしましょう。
また、Post-graduation work permitにより就労できる期間は、学習プログラムの期間によって異なります。ただし、Post-graduation work permitで決められた期間が終了するよりも先に、パスポートの有効期間が切れるときは、パスポートの有効期間が就労期間の上限となります。
学習プログラムの期間 | Post-graduation work permitの最大有効期間 |
8ヵ月未満 | なし |
8ヵ月以上2年未満 | 学習プログラムの期間と同じ期間 |
2年以上 | 3年間 |
複数の指定学習機関で学ぶ場合は、それぞれの機関の学習期間を合計して、Post-graduation work permitの最大有効期間が決まります。また、Post-graduation work permitを取得できるのは1回のみです。以前にPost-graduation work permitを取得したことがある人は、別の指定学習機関を修了しても、再度Post-graduation work permitを取得することはできません。
Post-graduation work permitの申請・取得にはCA$255必要です。オンライン申請と紙書類による申請では日数が異なります。オンラインでは2~3週間程度ですが、紙書類では4~6ヵ月かかることもあるため、オンラインで申請するようにしてください。
※2024年5月1日時点
カナダでワーキングホリデーを過ごすなら、カナダのワーキングホリデービザを申請し、取得しておくことが必要です。カナダのワーキングホリデービザには、次の特徴があります。
また、カナダのワーキングホリデービザは、例年6,500人の定員枠があり、定員に達すると締切となります。こまめにカナダ政府移民局のワーキングホリデー案内ページ(Rounds of invitations - International Experience Canada)を確認して、タイミングを逃さずに申請しましょう。
ワーキングホリデービザに申請できるときは、次の手順で申し込みます。
カナダ政府移民局のワーキングホリデー案内ページ(Rounds of invitations - International Experience Canada)を確認し、受付期間内に申請しましょう。例年、11~12月頃に翌年の募集要項が発表されるため、カナダでのワーキングホリデーを希望している人は、渡航を希望する年の前年末に情報をチェックするようにしてください。
2024年の募集受付は、2023年11月半ば頃より開始されて、2024年1月8日の週から最初の招待状が発行され始めました。その後、例年より早いペースで定員枠が埋まりつつあります。
募集要項が発表されると、ワーキングホリデービザの情報は金曜日にアップデートされることが一般的です。毎週金曜日には移民局のホームページにアクセスし、残りの定員枠などの情報を入手しましょう。
また、申請の際には、カナダ政府移民局のホームページで利用するアカウントの作成が必要です。アカウントはビザ取得の手続きにも使うため、登録用のメールアドレスとパスワードをメモしておきましょう。
カナダのワーキングホリデービザは、インターネットで申し込みます。カナダ政府のワーキングホリデー案内ページから申請期間内に申し込むと、後日、招待状(Invitation)が登録したメールアドレスに送付されます。迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性があるため、申請後はこまめにメールフォルダをチェックしましょう。
ただし、カナダのワーキングホリデービザは定員枠が決まっているため、申請しても発給されるとは限りません。原則として抽選制で、招待状を受け取った場合のみ、ワーキングホリデービザの取得申請が可能です。
招待状を受け取ったら、カナダ移民局のホームページで、自分のアカウントにログインします。ログイン後、次の情報を登録しましょう。
Family Informationとは、申込者の個人情報と婚姻状況、両親・子どもについての情報を記載する書類です。いずれもFamily Informationのフォームに沿って、氏名や住所、生年月日などの基本的な情報のみ記載します。
履歴書は、とくにフォームは定められていません。以下の情報を含めた履歴書をエクセルやワードで簡単に作成し、ファイルとして送付しましょう。
パスポートは、顔写真のあるページと出入国スタンプが押印されているページをスキャンしてファイルにまとめて提出します。また、写真はパスポートと同じサイズで問題ありません。写真もオンラインで送付するため、JPEG形式でファイルにしておきます。
書類作成後、ワーキングホリデービザの費用を支払います。ワーキングホリデービザ取得に必要な費用は以下のとおりです。
合計CA$357必要ですが、すでにカナダでのBiometricsを登録している場合はCA$272のみです。支払いにはクレジットカードとデビットカードが使用できます。
なお、招待状を受け取ってから20日以内に労働許可申請の手続きを終えなくてはいけません。たとえば7月10日20時に招待状を受け取った場合は、同年7月30日の20時までに手続きを終えている必要があります。日本国が発給したパスポートを有する日本人が、カナダのワーキングホリデービザを取得できるのは1回のみのため、機会を無駄にしないためにも、早めに手続きをしましょう。
※2024年5月1日時点
ワーキングホリデービザの取得手続きができるのは30歳までのため、30歳で申し込むと、招待状を受け取るときに31歳になっている可能性があり、せっかくの機会を逃すことにもなりかねません。また、申請から招待状を受け取るまでの日数については不明で、招待状がすぐに届くとも限らないため、逆算して早めに申請するようにしましょう。
カナダでワーキングホリデーを体験するなら、現地で有意義に過ごすためにも、カナダについての正確な情報を入手しておくことが必要です。留学ジャーナルでは、無料の留学相談で、ワーキングホリデーで語学学校に通う方向けに学校紹介などを行っています。お気軽にお問い合わせください。
また、ワーキングホリデービザ以外でカナダ留学を検討している人も、ぜひお気軽にご相談ください。Co-opプログラムを提供しているカナダのおすすめの専門学校もご紹介しています。
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