
コロナ禍に続き円安の影響を受けた“留学控え”の傾向も、ここ1~2年でようやく落ち着きを見せ始めています。中でも社会人の留学が増加傾向にあり、キャリアチェンジを目指す方、英語力に加えて実践的なのスキルを身につけたいというニーズが高まっているようです。
そこで今回は、短期・長期いずれの留学にも対応できる英語コースに加え、ビジネスや専門スキルを学べる多彩なプログラムを提供するカナダの語学学校Canadian College of English Language (CCEL)と専門カレッジCanadian College (CC)をご紹介します。
なぜ社会人留学にはカナダがおすすめ?

安心して学べる、治安のよい国
カナダは治安が良く、フレンドリーで多文化な社会であることは誰もが知るところ。移民の受け入れにも寛容です。初めての海外生活でも安心して過ごせる環境が整っています。英語だけでなく、自然と国際感覚も身につけられるのが魅力です。永住権取得も他国に比べてハードルは低く、カナダ移住も夢ではありません。
キャリアアップにつながるプログラムが充実
語学+専門スキルを組み合わせたプログラムが豊富な学校が多いカナダ。CCELも例にもれず、提携のCCでは英語コースの後に専門的な知識を学ぶディプロマコースへ進学でき、「学び」から「キャリア」へのステップアップがスムーズです。
働きながら学ぶチャンス
カナダでは就労ビザ(Co-op)やワーキングホリデービザを活用して、英語を学びながら有給で働くことができます。学んだ英語を実際の職場で使うことで、より実践的な経験を積むことができます。
自然と都市が共存する理想的な環境
都会の利便さと自然の美しさを両立するカナダは、勉強もプライベートも思い切り楽しめる国です。仕事や日常に追われる日本人の皆さんにカナダをおすすめしたい1番の理由はここかもしれません。
短期留学におすすめのコース

仕事との調整からなかなか長期間の留学に行けない方もいらっしゃると思います。そんな方に向けてまずは6カ月未満の短期留学のおすすめコースをご紹介します。一般英語にプラスαの選択クラスで、会話の幅を広げましょう。
Business English
国際的なビジネスシーンで役立つ正に“実践英語”が学べるコースです。カナダのビジネス文化にも精通している講師が担当しているので、現地ならではの表現やマナーも学べます。
English for the Workplace
効果的なコミュニケーション能力を高められるプログラム。日常の仕事で役立つ語彙や狂言を学びます。
English for Presentation and Public Speaking
プレゼンテーションの方法やスライドの作り方、適切なボディーランゲージの使い方など、具体的なノウハウを身につけることができます。
☆こんな方におすすめ
- 海外勤務、外資系などグローバルな職場で活躍したい
 - キャリアアップにつながる英語力をつけたい
 - 限られた時間で使えるビジネス英語を身につけたい
 
Everyday English for Health & Wellness

実際の生活シーンに基づいた会話や実用的な語彙を通して、症状の説明、医師や薬剤師との会話、フィットネスや栄養に関する話題などの会話の理解を深めます。1週間、2週間、8週間から期間を選ぶことができるため、長く時間が取れない方でも短い期間から申し込むことができるのも魅力。また、実際に医療ラボを見学し、体験型フィールドトリップへの参加も可能です。日常場面で自身を持って話せるようになりたい中級レベル以上向けの選択科目です。
☆こんな方におすすめ
- ヘルスケア、フィットネス、医療に興味がある
 - 健康・ライフスタイルに関する表現力をつけたい
 - 英語を学びながらリフレッシュもしたい
 
Full-time PLUS ONE
12週間から参加できるコースで、インテンシブ英語コースにプラスして週1回Canadian Collegeの専門科目を受講できるもの。専門科目は一定の英語レベルが必要ですのでそれまではインテンシブ英語コースで英語力をつけ、レベル到達後に受講したい専門コースを学ぶことができます。
選択できる専門科目例:
Hospitality Today、Basic Hotel Accounting、International Trade Finance、Intercultural Communication、Digital Graphic Design I、Cybersecurity Essentials、Social Media Marketing Essentials、AI and Digital Marketing Strategy、Project Management Leadership、eCommerce 1 など
☆このような方におすすめ
- ワーキングホリデーで、語学スキルを上げ就労を目的としている方
 - 語学を学びながら、興味のある専門科目だけを受講してみたい
 - スタート後に、フレキシブルに就学プランを立てたい
 
長期留学におすすめのコース

CCELとCCが連携する長期プロブラムでは、身につけた“英語を使って働く”、そして“英語で専門スキル”を手に入れます。キャリアチェンジ、キャリアアップに向けての資格取得や、海外での就労経験を積みたい方におすすめのコースをご紹介します。
International Trade & Co-op Diploma
12カ月の就学と12カ月のCo-op(有給就労体験)で構成される2年間(休暇含む)のプログラムです。FITT*の6コースを修了し、試験に合格するとディプロマの取得が可能です。貿易実務、国際マーケティング、ロジスティクス以外にも金融、法務など、グローバルビジネスの現場で必要な知識を実践的に学べます。
就学とCo-opが各6カ月の1年間のコースではサーティフィケートの取得が可能です。
Co-op実績
海上・貨物航空会社/食品輸入会社(製菓、香辛料、水産)/医療機器輸入会社/流通・物流・運送会社/小売業(資材、家財、日用品、衣料)/テクノロジー会社/保険会社/デザイン会社など
【職種】
在庫管理/品質管理/販売/事務(受注、発注、データ管理)/倉庫作業/配送管理/マーケティングなど
*FITTとは
Forum for International Trade Trainingの略。1992年にカナダで設立された非営利団体。国際貿易機関IATTOから認定を受けている。CITP(国際貿易専門資格)認定にはFITTディプロマ保持が必須条件。
Smrt Year
36~52週間のフルタイム(週28レッスン)を申し込めば、追加料金なしで専門プログラムを受講することができます。
Smrt Year PLUS
36~52週間のフルタイムインテンシブ(週38レッスン)に申し込み、英語力を最大限に上達させつつ専門知識を身につけたい方にはこちらがおすすめです。渡航前からスタート可能なプライベートレッスンや、規定レベルに到達後の専門プログラムへの移行などキャリア組には嬉しい進学オプションもあります。
対象専門プログラム:3ヵ月~9カ月のビジネス、国際貿易、ホスピタリティプログラム12週(3ヵ月)プログラム
- International Trade Certificate
 - Business Administration Certificate
 - Hospitality Marketing and Sales Certificate
 
26週(6カ月)プログラム
- International Business Certificate
 - International Trade Training Intense Diploma
 
39週(9カ月)プログラム
- Business Fundamentals Diploma など
 
☆こんな方におすすめ
- 語学を上達させ、専門スキルや国際資格(AHLEI*/FITT)を取得したい
 - 語学を学びながら、興味ある専門科目だけを受講してみたい
 - フレキシブルに就学プランを立てたい
 
*AHLEIとは
American Hotel & Lodging Educational Instituteの略。AHLEIは、世界100カ国以上で導入されている国際的なホスピタリティ教育機構。ホテル、観光、接客、マネジメント分野のプロフェッショナルを育成するための資格を提供している。
カナダでの職探し、卒業生の声
ここまで社会人の方におすすめのコースを期間ごとに見てきました。ただ、実際に行った後、現地で就労経験を積むには何をしたら良いのか、留学して本当に職が見つかるのか、心配ごとが尽きないかと思います。そこでここからはCCEL/CCが提供している職探しのサポートの内容を紹介しつつ、卒業生の体験談をご紹介します。
CCEL/CCのキャリアサービス
ワーキングホリデーやCo-opプログラムの学生が、スムーズにより良い社会経験ができるように、在学中から卒業後まで経験豊富なキャリアアドバイザーが1人ひとりの目標や経歴に合わせたサポートを行っています。
- 週替わりのオンラインワークショップ
 - 履歴書・カバーレター作成のアドバイス、添削
 - 応募職種の間口の広げ方
 - 面接準備など
 
卒業生の声
Masaki Katadaさん:
語学コース12週間(フルタイム28レッスン) + International Trade & Co-op Diploma(2年)

【CCを選んだ理由】
特に国際貿易コースに力を入れているようだったから
【語学コース受講で役に立ったこと】
英語を聞く、話すことになれることができた。カレッジ入学前に友達を作ることができた。
【一番印象に残っている科目や授業内容】
Speaking and Presentingは英語力への不安から正直選択したくない科目だったが、そこを敢えて履修した。人前に立って英語でプレゼンする度胸、自身が見についた気がする。
【Co-op体験】
バンクーバー空港で、Stock Positionで注文管理や在庫管理、店舗作業に加えて新店舗立ち上げまで経験した。消費者への対応やかかわり方を学べたこと、英語環境で仕事ができたことはとてもいい経験になった。
【就職まで】
IndeedとLinkedinに登録した。面接になれるため、適当に応募し面接まで進んだ企業で面接練習をした、就活を通して苦労したことは、自分の思いや価値を正しく伝えること。自分の経歴と応募した企業(業種、業界、ポジション)との親和性は、日本の就活と比べより重要視されているように感じた。準備していて良かったことは履歴書とカバーレターの完成度を上げたこと。初めはネットから引っ張ってきたフォーマットを使っていたが、学校のコープスタッフに何度も相談し変更をくわえたところ、面接まで進める数が格段に上がった。
【大変だったこと】
全国から利用者が集まり、例えばコミュニケーションエラーによってお客さんが登場に間に合わないといったことが発生しかねない職場だったので、コミュニケーションを正しくとる、適切に対応しなければならないといったプレッシャーのようなものがあった。
CCEL / CCとは?

バンクーバーの中心部、観光客が賑わうショッピング街にキャンパスがあります。ビル1棟がキャンパスで、世界50カ国以上から集まるCCELとCCの留学生が共に学んでいます。
Canadian College of English Language (CCEL)
英語を学ぶだけで終わらせない、ビジネスや専門分野で通用する使える英語を鍛えられる語学学校です。授業では会話力・発信力を重視し、実際の職場や社会でのコミュニケーションを想定したアクティビティが多く取り入れられています。独自で開発したデジタル教材(Smrt)の導入し、TED、YouTube、CNNなどの生の英語教材も活用することで、より身近な話題で学生の関心や理解度を深めています。
Canadian College (CC)
CCELの姉妹校。社会人のキャリアアップを支援する専門教育機関です。理論だけでなく、現場の実践力を重視した内容に注力しています。多くのプログラムにCo-op(有給インターンシップ)が組み込まれており、カナダ国内での勤務を通して、現場で通用する英語力とビジネススキルを磨くことができます。
2校が同じキャンパス内にあるので、“英語学習 → 専門スキル習得 → 実務経験”というステップを一貫してサポートできるのがCCELとCCの強みです。帰国後のキャリアアップ・キャリアチェンジに直結する留学が実現できます。
お問い合わせ
忙しい毎日、目の前の業務に追われ、自分を見つめなおす機会を逃している方も少なくないはずです。この記事に手を留めた今こそ、国際感覚と専門スキルでキャリアを再構築する時かもしれません。CCELとCCでは、皆さんのキャリアに最適な“学び”の場を提供しています。
Canadian College of English LanguageとCanadian Collegeのプログラムにご興味のある方は、ぜひ留学ジャーナルにご相談ください。経験豊かなカウンセラーが一人ひとりのニーズに寄り添い、あなたにベストな留学をご提案します。
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