イギリスの隣に位置する島国、アイルランド。ケルト文化が色濃く残り、ヨーロッパ大陸とは異なる雰囲気を醸し出しています。ヨーロッパ内では教育水準が高いことでも知られており、治安の良さは随一です。今回は、長期留学やインターンシップ、その先の海外大学への進学まで、英語プラスαの留学を考えている方におすすめの、アイルランドの語学学校Emerald Cultural Institute(エメラルド・カルチュラル・インスティチュート)をご紹介します。
留学先としてアイルランドが選ばれる理由
英語が公用語
アイルランドの公用語は、英語とアイルランド語(ゲール語)です。道路標識や駅名などは、英語とアイルランド語の両方が表記されていますが、日常的には英語が使われています。なお、ヨーロッパ諸国の中で英語を日常的に話しているのは、実は、アイルランドとイギリス、マルタだけです。
ヨーロッパからの留学生が多い
アイルランドは、ヨーロッパでは人気の渡航先として知られています。夏になると、同じEU圏のスペインやイタリアから学生グループが留学や旅行目的にやってきます。また、時期を問わず社会人が休暇を利用して留学しています。日本人が少なめなので、ヨーロッパ諸国の友人とのネットワークを作りやすいというメリットがあります。
海外有名企業のヨーロッパ拠点
自然豊かな緑の国アイルランドは、低い法人税率でGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)等の海外資本の企業誘致に成功したことでも知られています。ダブリンには世界的IT企業や医薬品、医療器具産業の開発拠点が集まっており、アイルランドの大学を卒業したEU諸国の留学生がアイルランド国内の有名企業に就職するケースも多く見られます。
フレンドリーな国民性
アイルランドの国民性はとにかくフレンドリー。パブで隣り合わせても、電車に乗っていても、「どこから来たの?旅行者?留学生?」と笑顔で話しかけてきます。ヨーロッパ諸国や中南米など世界各国からの留学生や移民が多いことから、多種多様な文化や人々を受け入れることに慣れているのです。また、アイルランド人自体が移民としてアメリカやオーストラリア、カナダなど世界中に移住して苦労を重ねた歴史的背景からも、海外から訪れる人に対して温かく接しようという気持ちが働いているようです。
年間を通じて過ごしやすい気候
首都ダブリンの気候は、夏は20度程度と涼しく、冬は北海道より高緯度に位置しますが、メキシコ湾流の影響で、年間を通じてもそれほど寒くありません。1年中緑に彩られた「エメラルドの島」とも呼ばれています。
ダブリンでおすすめの語学学校Emerald Cultural Institute
高級住宅地の落ち着いた環境
Emerald Cultural Instituteは、ダブリン中心部からバスやLUAS(路面電車)で約20分の、アイルランド屈指の閑静な高級住宅街に位置しています。ヴィクトリア朝の屋敷をリノベーションした校舎は内装がエレガントで歴史を感じられる雰囲気を醸し出しています。校内はWi-Fi完備、図書室やカフェテリア、中庭もあり、都会の喧騒から離れて落ち着いた環境で学びたい人にピッタリです。世界70ヵ国以上から留学生が集まり、国籍バランスのよい学校です。
質の高い教師陣、安心のサポート体制
通年、初級から上級まで細かく11段階のクラスを用意しています。クラスは、アイルランド渡航前に受ける「語彙・文法」および「スピーキング」のテストで分けられ、大学生から社会人、リタイアした方まで、幅広い年齢層の方が自分に最適なレベルで学んでいます。また、教師陣は英語教授法の国際資格CELTAやDELTA、言語教育などの学位を保持しており、日本を含む海外でのティーチング経験が豊富なため、学生が英語学習で悩むポイントを十分に理解しながら教えてくれます。
留学生のサポートが手厚いことでも定評があります。専門の学生サポートスタッフが常駐しているので、留学生活で困ったときは何でも相談できます。また、必要書類の申請やアクティビティの確認は、学校のウェブサイトから手軽に行うことができます。仕事探しセミナーやCVチェックなど不定期で開かれる無料セミナーやワークショップは、アルバイトを探している人には、心強いサポートです。
学校手配の安心した滞在先
アイルランドではホスピタリティあふれるアイルランド人家庭の家でホームステイ滞在をするのが一般的ですが、Emerald Cultural Instituteでは学生寮とホームステイの二つの滞在方法を選ぶことができます。
学生寮は学校からLUASで約20分の市内中心部にあり、授業後に出かけたりと時間を有効活用できる便利な立地にあります。ホームステイ先は特に治安のよい高級住宅街に多く、ホストファミリーは平均10年の留学生の受け入れ経験があります。また、学校にはホームステイの手配担当として3名のベテランスタッフがフルタイムで勤務しており、学生の相談やリクエストに丁寧に対応しているので、長期滞在するにも安心です。
充実したコース設定
Emerald Cultural Instituteでは、週20時間コース、週26時間コース、アカデミック・イヤー・プログラム、インターンシップ・プログラム(無給)、ギャップ・イヤー・プログラム、大学進学プログラムなど、各自の学習目的に応じて多様なコースを提供しています。
週20時間コースには、一般英語(インテンシブ)コース、ケンブリッジ英検対策、IELTS試験対策コースがあります。週26時間コースは、週20時間コースに加えて火~木曜日の週3日、午後に会話、ビジネス、EAP(大学進学準備プログラム)、IELTS試験対策の選択科目を受講するコースです。
一般英語(インテンシブ)コースは「読む」「書く」「聞く」「話す」の英語4技能をカバーしつつ、特に「話す」「書く」スキルを高められるように考えられたコースです。また、週20時間で中級レベル以上の英語力がある場合、学校独自のカリキュラム「インテグレーテッド・ランゲージ・ラーニング(ILL)」に参加することができます。ILLでは、英語を学ぶだけでなくプレゼンテーションやワークショップを通じて21世紀型スキル*を習得できるので、帰国後の就活やキャリアアップにつながります。
*21世紀型スキル…国際団体ATC21sにより定められた、創造力や問題解決能力、クリティカルシンキング、コミュニケーション能力、情報リテラシーなど、次代を担う人材が身に付けるべきスキル。
さて、ここからは留学生に特に人気の、アカデミック・イヤー・プログラム、インターンシップ・プログラム(無給)、ギャップ・イヤー・プログラム、そして大学進学プログラムを具体的にご紹介しましょう。
アカデミック・イヤー・プログラムで計画的に学ぶ
アカデミック・イヤー・プログラム(AYP)は、25~35週間の期間内で、各自の英語レベルや目指すべきゴールに基づいた学習計画に沿って英語を学ぶプログラムです。
学生は計画立案の段階から個別メンターに相談し、定期的な面談を通じて学習進度を確認することができます。アイルランドに長期滞在するうちに、当初の学習目標に変わったり、将来的な進路を考えるようになったりするかもしれません。そんなときも個別メンターにコースの変更や卒業後の進路も相談できるので安心です。
こんな人におすすめ!
- 計画を立てて確実に英語力を身に付けたい人
- 学校や日常生活を通じてアイルランド文化に触れながらアイルランドに長期滞在したい人
期間・サンプルスケジュール
AYP1、AYP2、AYP3の3つのパターンを用意しています。期間はすべて25~35週間から選ぶことができます。
【AYP1】週20時間コース(受講可能な英語力:すべての英語レベル)
【AYP2】週26時間コース(受講可能な英語力:初中級レベル~)
【AYP3】週20時間コースと週26時間コースを半分ずつ(受講可能な英語力:初中級レベル~)
就活に効くインターンシップ・プログラム
就活やキャリアアップを目指す方には、インターンシップ・プログラムがおすすめです。年間数百名の留学生が参加する人気プログラムで、インターン先は通常、面接を経て決定され、IT、マーケティング、サービス業、旅行会社、アパレル、メディア、アート、広告、イベントプランナー、政治、法律、NGO、医療、会計など多岐にわたっています。期間中は無給ですが、フルタイム(9~17時)の勤務が可能です。
インターンシップ・プログラムに参加するには、B1レベル(TOEIC550/英検2級)以上の英語力が必要です。日本を出発する際にそこまで英語力がない人でも、まずは英語コースで英語力を上げてから現地で学習進度を見ながらインターンシップ・プログラムに申し込むことができます。なお、希望の就業分野によっては、職務経験や関連する学位が問われる場合があります。学生ビザ保持者は英語コースを25週間以上、ワーホリビザの場合は英語コースを1ヵ月以上受講した後にインターンシップを行います。
終了時に証明書が発行されるので、帰国後の就活や転職活動時には、海外での就業経験をアピールすることができます。
こんな人におすすめ!
- 海外でのインターンシップ経験を就活に活かしたい人
- 海外での就労経験を役立ててキャリアアップしたい人
期間
インターンシップの実施期間は、6週間~半年間です。
ギャップ・イヤー・プログラムで海外での大学生活を体験
Emerald Cultural Instituteは、ダブリン近郊に位置する国立大学メイヌース大学(Maynooth University/MU)と提携しています。メイヌース大学はTimes Higher Educationの「創立50年未満の世界大学ランキング」で88位を獲得しており、世界90ヵ国以上から14,000人の学生が集まる国際色豊かな大学です。
ギャップ・イヤー・プログラム(GAP)は、Emerald Cultural Instituteで英語を学んだ後、メイヌース大学の学期聴講ができるプログラムです。現地の大学生と共に、法律、ビジネス、歴史、メディア、工学、科学など34分野から興味のある分野を選んで専攻することができるので、大学生の休学留学に最適です。受講後、ECTS(ヨーロッパ共通の大学の単位)が取得できるので、自分の在籍している大学で単位認定が認められているか事前に確認しておくとよいでしょう。
プログラムに参加するには、日本の大学での成績がGPA2.6以上、IELTS5.5以上の英語力が必要です。英語以外の何かを学びなおしたい社会人にもおすすめです。
こんな人におすすめ!
- 休学・認定留学など、海外の大学で学部聴講をし、単位取得を目指す大学生
- 英語プラスαを学びたい、興味のある分野を学びなおしたい社会人
期間・サンプルスケジュール
英語力により、GAP1、GAP2の2つのパターンを用意しています。期間は英語力により異なります。
【GAP1】大学進学準備プログラム12週間+学部聴講1学期
Emerald Cultural Institute入学時にIELTS6.0以上のスコアを保持している場合、EAP(大学進学準備プログラム)を12週間受講した後に、メイヌース大学で1学期学部聴講
【GAP2】大学進学準備プログラム25週間+学部聴講1学期
Emerald Cultural Institute入学時にIELTS5.5のスコアを保持している場合、EAP(大学進学準備)を25週間受講した後に、メイヌース大学で1学期学部聴講
大学進学準備プログラムでアイルランドの名門大学へ
語学留学後や高校卒業後の進学先として、海外の英語圏の大学を選択肢に入れている人には、アイルランドの大学への進学がおすすめです。
アイルランドの大学の在学期間は3年もしくは4年間で、入学後、すぐに専門課程の勉強を始めます。そのため、教育システムの異なる日本の高校を卒業したばかりの人は直接、入学することができないため、まずは「ファウンデーションコース」と呼ばれる大学進学準備コースに入る必要があることがほとんどです(私立大学によっては、日本の高校卒業後すぐに入学できる大学もあります)。
Emerald Cultural Instituteの進学準備プログラムPre-Sessional Foundation Programme(PFP)は、アイルランドで一番の名門大学Trinity College, Dublinをはじめとしたアイルランドやイギリスの60大学への進学準備を行うプログラムです。同プログラムでは総合的な英語力を上げながら、エッセイの書き方やプレゼンテーション、ディスカッションの練習を行います。また、合わせて創造性、クリティカルシンキング、タイムマネージメント、問題解決能力などの社会スキルを養うことも重視しています。
プログラムは初級レベルの英語力の方から参加できますが、多くの大学が入学レベルとして求めているIELTS5.0-6.0への到達を目指して学習します。日本の高校の成績は進学先により異なりますが、例えば名門Trinity College, Dublinの場合、高校3年次の成績の平均値が5段階評価で4以上が必要です。
大学の入学判定は、各大学により異なりますので、詳細はお問い合わせください。
こんな人におすすめ!
- アイルランドやイギリスの大学への進学を視野に入れている人
期間
Emerald Cultural Instituteの進学準備プログラムPre-Sessional Foundation Programme(PFP)は通年開講しています。コース開始前のレベルチェックテストによって、受講期間(3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月)が決定します。
お問い合わせ
Emerald Cultural Instituteは、就活に効くインターンシップから学部聴講ができるギャップ・イヤー・プログラム、アイルランドの大学に進学できるプログラムまで、いろいろな目的で長期の語学留学を検討している方におすすめの学校です。
もっと詳しく知りたいという方や、アイルランドでの長期留学をお考えの場合は、まずはお気軽に留学ジャーナルへお問い合わせください。経験豊かな留学ジャーナルのカウンセラーが一人ひとりのニーズに寄り添い、あなたにぴったりの留学をご提案します。
「Emerald Cultural Institute」の詳細は
留学ジャーナルの無料相談にお問い合わせ下さい