アイルランドの首都ダブリンに位置する歴史ある語学学校Emerald Cultural Instituteの学生に、現地での生活費やアパート探し、留学中のアルバイト先やインターンシップ、休暇中の旅行先についてアンケートを実施。現地学生の生の声をまとめました。
アイルランド留学生の生活費を公開!
アイルランドの語学留学生の気になるお財布事情を聞きました。
家賃はいくら?
約80%の学生が1ヵ月の家賃は、EUR600~800と回答。ちなみに、ダブリン市内の1人部屋の相場価格はおよそEUR700です。
1ヵ月の食費は?
-学生の声- “外食は高いので普段は自炊するのが良いと思います。” “お昼はsandwichなど自前で作り持っていく。水筒を持ち歩き、水道水を飲む。学割が使えるお店を選ぶ。自炊をするようにしています。” |
スーパーなどで購入する食料品は、消費税の優遇などもあり日本と比べて1~2割程安く購入できますが、外食は日本よりも高額な印象。
アンケート結果でも、多くの学生が生活費を抑えるポイントとして、自炊をすることを上げていました。また、レストランやスーパーマーケットでアルバイトをしている人は、まかないやお惣菜などをもらい食費を節約しているそうです。
ちなみに、ダブリン市内の至る所に、アジアの食品を扱うお店があり、お米やうどん、粉末出汁、カレーのもとなど日本食を手軽に購入することができます。
また、大手のスーパーでは、醤油、みりん、のりなどがごく一般的に販売されているので、留学中でも日本食を作ることができます。
携帯代はいくら?
携帯代は5,000円以下と日本よりも安い結果に。
1ヵ月の交通費は?
毎月の交際費はいくら?
チップは必要?
アイルランドでは、チップは必須ではありませんが、少し高級なお店で良いサービスを受けた場合は、チップを渡すこともあります。
また、会計時に、チップを追加するかどうかを聞かれることも。レストランによっては、サービスチャージとして、会計時に自動的に10%などが含まれて請求される場合があります。
留学中の滞在先はどんなところ?
次に、留学生がどんなところに滞在しているのか、家探しの方法や気をつけるべき点などを聞きました。
滞在先は?
語学学校が提携・手配をするホームステイ、学生寮を差し置き、学生自身で手配するシェアハウスを滞在先として選んでいる学生が多いという結果になりました。多くの学生が、トイレ・バスルームはルームメイトとシェアをし、ベッドルームは個室を選んでいるようです。
家探しの方法は?
学生のコメントで一際多かったのが、Daft.ieやMyhomeといったアイルランドのオンライン家探しサイトを利用したという声でした。
日本ではあまり馴染みのないシェアハウスですが、アイルランドでは多くの学生がアパートを共有することで、家賃を抑えて暮らしています。
留学生Nさんに、シェアハウスの様子を詳しく伺いました。
留学生Nさんの場合…
【間取り】
ベッドルーム | 2人部屋 |
キッチン | ルームメイトと2人でシェア |
バスルーム | ハウスメイトと6人でシェア。週1回当番制で掃除をするので比較的綺麗 |
ハウスメイト | ブラジル人4名、メキシコ人1名 |
【家賃】
光熱費込みでEUR500
【家探しの方法は?】
知人の紹介
もうすぐ帰国する日本人の方と入れ違いで入居しました。知人紹介の場合、分からないことがあっても、事前にいろいろと聞けるのがメリットです。
【シェアハウスで気をつけることは?】
家の中の設備は全てシェアすることになるので、ある程度大らかな気持ちが必要になります。また、気遣いは絶対に必要ですが、気を使いすぎると疲れてしまうので、お互い程々に気遣う程度にしていました。
【シェアハウスで良かったと思うことは?】
24時間英語を話す環境に身を置けること。また、食事や生活スタイルなど、お互いの文化に触れることができるのもメリットです。多国籍の友達ができるのも大きなポイント。
【家探しをしている方へのアドバイス】
人づてに部屋を見つける方法が、一番安心安全だと思うので、とにかく行動して周りの人に声をかけてみるのが一番かと思います!
留学生のアルバイト先はどんなところ?
語学留学の場合、現地でのアルバイトが認められていない国が多い中、アイルランドでは、政府教育科学省が公認する語学学校に在籍し、週15時間以上のフルタイムコースを25週間以上受講する長期留学生の場合、現地でのアルバイトが認められています。
そのため、語学留学をしながらアルバイトで滞在費用をまかなう学生もしばしば。ここでは、学生のアルバイト事情について根掘り葉掘り聞いてみました。
アルバイトしてる?
アルバイトをしていると回答した学生は約3割。アルバイト先は、レストラン、カフェ、バー、スーパーといった回答が多く、中には補修校の教員という回答もありました。
ほとんどの学生が、時給はEUR11.30~13と回答。その中で時給の他にチップがあると答えた人は半数で、1週間あたりEUR10~30をチップで稼いでいるという結果になりました。
【どうやってアルバイトを見つけましたか?】
CV(履歴書)を持ってレストランを事前の約束なしで訪問。アルバイトを募集しているかを聞いて、マネージャーとその場で簡単な面接をし、後日トライアルの電話がかかってきました。
実は、先に隣のレストランで面接をした際に、そのレストランは断られてしまったのですが「隣のレストランのオーナーがアルバイト探していると思うから行ってみたらいいよ。」と紹介していただいて、その足で行ってみたのが今のアルバイト先です。紹介や縁なども大事だと思います!
【アルバイトをしていて楽しいと思う時は?】
英語力の伸びを感じた時。アルバイトを始めた時に比べて英語力、対応力の伸びを感じる時がとても嬉しいです。お客さんとも話せる時間が長くなってより楽しいです。
【アルバイトをしていて大変だと思う時は?】
電話対応が難しい。アイルランド人が話す英語のスピードに電話で対応するのはなかなか大変です。その代わり、電話対応を1回経験したあとの満足感も大きいです。
周辺国への旅行も楽しめる!
イギリスやヨーロッパへのアクセスがしやすく、留学中に周辺諸外国へ旅行が楽しめるのもアイルランド留学の魅力の一つ。
アイルランドに訪れる留学生たちの多くも語学学校の休暇期間を使って旅行を楽しんでいるんだとか。ここでは、留学生がどんなところへ旅行しているのかをご紹介します。
アイルランド滞在中、何ヵ国旅をした?
滞在開始後1ヵ月以上たっている学生の62%が、アイルランド滞在中に1ヵ国以上へ旅行しています。
また、学校スタッフによると、滞在開始後3ヵ月以上の学生は88%、4ヵ月以上の学生は100%海外旅行に出ているとのこと。ビザ登録が終わる、3~4ヵ月目以降に旅行する学生が多いです。
どこへ旅した?
やはり多かったのが、隣国のイギリス、北アイルランドへの旅行。次いでスペイン、ドイツ、オランダが同率3位にランクインしました。
「その他」の国には、ギリシャ、クロアチア、ハンガリー、ベルギー、イタリア、なんと大西洋を超えてメキシコという回答もありました。ヨーロッパという立地を生かして、さまざまな国へ旅をしているようです。
また、学生の多くは、1回の旅行で2~5泊を目安に旅程を組んでいるようでした。
飛行機代等旅行にかかった往復の交通費はいくら?
77.5%の学生が1回の旅行の往復交通費はEUR100以下と回答。この金額であれば、留学中に数ヵ国を周遊することも夢ではなさそうですね。
次に、アイルランド留学中に5ヵ国9都市を巡った留学生Yさんの旅程をご紹介します。
留学生Yさんの場合…
【旅行先】
ドイツ→ハンガリー→ギリシャ→スペイン→ポルトガル
【交通費】
5ヵ国9都市を飛行機、バス、フェリーで移動。総交通費は約9万円。
例えばダブリンからドイツ・ベルリンまでの飛行機代は1万2千円、ドイツ・ベルリンからハンガリー・ブタペストまでの飛行機代は約4千円と日本から旅するよりかなり交通費を抑えられます。そのため、アイルランド留学中にできるだけ旅行を楽しんでしまうという人も多いようです。
語学だけじゃない!インターンシップもできる
アイルランド留学は学生ビザを使ってインターンシップができるのも魅力の一つ。そのため、Emerald Cultural Instituteに通う学生の多くも語学力をつけた後、インターンシップを行う人が多いのだとか。
ここでは、語学クラス終了後、セカンダリースクールでインターンシップを行った留学生Hさんと、訪問介護会社の人事部でインターンシップをされたSさんの体験談をご紹介します。
留学生Hさんのインターンシップ体験
【インターンシップ内容は?】
セカンダリースクールという、日本でいうところの中学校と高校が合わさったような学校でインターンシップをしました。
主に事務を担当しましたが、パソコンに向かって何かを行うというよりも、オフィスの最前線で、生徒さんの要望に答えたり、先生方の授業準備をお手伝いしたり、保護者対応をしたりとさまざまな業務を体験することができました。
【インターンシップの感想は?】
校長先生、副校長先生、各科目の先生方、直属で業務を教えてくださった上司の方、用務員の方、生徒さんまでもがウェルカムな雰囲気で出迎えてくださり、大変温かい雰囲気の中、伸び伸びと業務することができました。
中でも、先生方、上司の方皆さんが本当に楽しそうに、先生としての尊厳を持ちながら、業務にあたっていて、気持ちの良い挨拶、笑い声が飛び交い、廊下を歩いているとお喋りが止まらない、ジョークが止まらない、そんなアイリッシュを目の当たりにして、私自身も将来こんな職場で働きたい、こんな大人になりたいと初めて感じた場所となりました。
英語力の問題で、失敗をしたり、迷惑をかけたりしましたが、フォローアップ体制がしっかりしていて、最後には自信を持って生徒さんや保護者の方との対応ができるようになっていました。
また、働く中で、日本人どころか、アジア人は私1人だけで、英語を使わざるをえない環境に身を置き、業務で使用する単語やフレーズを覚えることができました。また他者とのコミュニケーション能力、分からないことは分からないとはっきり自身の意見を伝えることができる能力など、今後の人生において大切になってくるであろう要素を習得できました。
【Emerald Cultural Instituteで学んだことで、インターンシップに生かすことができた点は?】
レジュメにおいて、自身が日本で体験、就業してきた中で得られた能力の効果的な書き方、アピールの仕方、インタビューの準備などがインターンシップに生かされたと思っています。
【留学生活やインターンシップを通して、学んだことや自分自身が成長したと思うところは?】
留学を検討していた当初、新型コロナウイルスや、円安の影響など、休学してまで留学に行くには不利な状況が続いていた中、一歩踏み出す決断をしたことで、日本で出会えるはずのない友人達、先生たちに巡り会えたり、自分にはできないだろうと思っていた英語を使用して就業することができたり、IELTSにおいて設定していた目標点数に届くことができたりといった素敵な体験をすることができました。
特に日本以外の国籍の方とのコミュニケーションの仕方において、大変学びが多かった留学生活となりました。
以前までの私であれば、固定観念に縛られて考え方が小さくなっていたのですが、留学を通して、価値観は国によって、人によって異なることであったり、日本にいる時より配慮しなければならない点が出てきたり、空気を読まない文化であるため、自身の意見をはっきり言わないといけない場合が出てきたりと全てが今後に生きる学びとなりました。
留学生Sさんのインターンシップ体験談
【インターンシップ内容は?】
Home health care service(顧客の自宅にて、高齢者の生活サポート等を行うサービス)を提供する会社に人事メンバーとしてインターシップしました。社員の採用、入社サポート等を体験しました。
【インターンシップの感想は?】
“英語を使って仕事”ができたので、活きた英語を学ぶと共に、海外ビジネスを本格的に体験することができました。総じて、表面的なインターンシップではなく有意義な経験をすることができました。
インターンシップに臨む際、
(1)このインターンシップで何を得たいか?
(2)具体的にどのような業界、分野、仕事でインターンシップをしたいか?
(3)自分自身がインターンシップ先にどのような価値を提供できるか?
を整理することが大切だと思います。
「おすすめされたからやってみる」、「履歴書に書けるからとりあえずやっておく」という発想は少し危ないかもしれません。今一度、日本にいる間に可能な限り考えを整理しておくと良いと思います。ただ、臨む理由さえ明確であれば非常に貴重な経験が待っていることでしょう!
【Emerald Cultural Instituteで学んだことで、インターンシップに生かすことができた点は?】
(1)英語の上達、(2)英語を使ったコミュニケーションの上達の2点だと思います。
(1)英語の上達
文字通り英語力の上達はインターンシップ先で生かされたと思います。
(2)英語を使ったコミュニケーション
英語自体ができることに加えて、会話力や対人スキルも重要だと考えています。
その点、エメラルドではこれらを高める環境が揃っていると思います。現地の人はどのような話題を好むのか?どんな言い回しをするのか?この話題は触れてはいけないなど、教科書だけでは学ぶことができない貴重な情報をたくさん得ることができます。このおかげでインターンシップ初日からスムーズにコミュニケーションを図ることができました。
【留学生活やインターンシップを通して、学んだことや自分自身が成長したと思うところは?】
目標を持ち、その達成に向けて自発的に勉強することの大切さを実感しました。私の人生を振り返ると、「〇〇の理解を深めて、××ができるようになりたい」という理由で勉強をしたことは正直なかったです。半ば強制的に勉強させられているといった姿勢でした。これは勉強の本質ではないと頭では理解しながらも、正しく向き合おうとはしてきませんでした。
しかし、この英語学習に関しては自発的に勉強と向き合うことができたと感じています。なぜそれができたのかというと、先にお伝えしたように、英語を学ぶ理由があり、英語を使って何をしたいのかが自身の中で確立されていたからだと思います。このような心持ちを持てると勉強自体が本当に楽しく感じられます。
当たり前のようではありますが、この確立は案外難しいことだと皆さんも感じていると思います。ぜひ、留学という大きな決断と経験を通してレベルアップしていただければと思います。「留学のための留学」ではなく、「自身の目標達成のための留学」になるよう応援しています!
Emerald Cultural Instituteのインターンシッププログラム
Emerald Cultural Instituteで英語を学んだ後、無給・フルタイムのインターンシップに参加できる人気のパッケージプログラム。インターンシップ先の分野を選ぶことができ、グローバル企業やアイルランドのさまざまな機関で英語を使った就労体験が可能。修了時に証明書を発行、帰国後に履歴書にも書けるため、キャリアアップを目指す方にもおすすめのコースです。
インターンシップ先例 | マーケティング、一般事務、ホスピタリティー分野、 IT、観光、アパレル、メディア、アート、広告、イベントプランナー、政治、法律、NGO、医療、会計、環境など |
対象年齢 | 18歳以上 |
英語力 | インターンシップ開始時までにB1レベル(目安として TOEIC550/英検2級)以上の英語力が必要 |
シンプルパッケージ 英語クラス | 週20時間の英語クラス+2時間の個人レッスン(履歴書添削、面接練習等) |
総合力アップパッケージ 英語クラス | 週20時間の英語クラス+2時間の就職対策レッスン(履歴書添削、面接練習等)+週6時間 スピーキングクラス ※申し込み状況により内容が変わる可能性があります。詳しくはお問い合わせください。 |
Emerald Cultural Instituteとは?
Emerald Cultural Instituteは、アイルランドの首都ダブリン中心部からバスや路面電車で20分ほどの治安の良い高級住宅街に位置する歴史ある語学学校。徒歩圏内にショッピングモールやスポーツジム、映画館などが複数あり、学生生活に便利なエリア。
通年、初級から上級英語まで、11段階のレベルでクラスを開講。平均年齢は27歳で、大学生から社会人、定年退職された方など、幅広い年齢層の方が学んでいます。
長期留学コースの学生向けに、仕事探しやCV(履歴書)作成、銀行口座開設などの無料セミナーを定期的に実施しており、留学生が安心して生活できるよう学生サポートに力を入れている学校です。
Emerald Cultural Instituteで学ぶ学生の国籍
ヨーロッパ イタリア、スペイン、フランスなど | 25% | 中南米 ブラジル、チリ、パナマなど | 30% |
アジア 日本(15%)、韓国、台湾など | 28% | 中東 トルコ、オマーン、UAEなど | 17% |
お問い合わせ
Emerald Cultural Institute(エメラルド カルチュラル インスティテュート)に通う現地学生の声として、生活費や滞在先、旅行、アルバイト、インターンシップについて体験談なども交えて詳しくご紹介しましたが、実際のアイルランド留学生活を少しでもイメージできたでしょうか。
学校は、ダブリン市内中心部からバスや路面電車で20分ほどの治安の良いエリアにあり、生活もしやすい環境です。総合的な英語学習の他、英語+インターンシッププログラムなどを提供しています。長期留学コースの学生向けに仕事探しなどのレクチャーもあり、充実した学生サポートも魅力です。
もっと詳しく知りたいという方や、アイルランドへの留学をお考えの方は、まずはお気軽に留学ジャーナルへお問い合わせください。経験豊かな留学ジャーナルのカウンセラーが一人ひとりのニーズに寄り添い、あなたにぴったりの留学をご提案します。
「Emerald Cultural Institute」の詳細は
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