
早稲田大学と渋谷教育学園が共同運営する早稲田渋谷シンガポール校は、2025年4月から保護者が日本国内に在住している生徒の受け入れをスタートします。生徒たちは学校敷地内の生徒寮で暮らしながら、治安のいいシンガポールを舞台にのびのびと学んでいます。
定員120名の内100名以上が早稲田大学に内部進学

安心・安全なシンガポールで自由に外出できる寮生活
早稲田渋谷シンガポール校は、1991年に開校された文部科学省認定の在外教育施設。現在は早稲田大学と渋谷教育学園が共同で運営しています。2024年11月現在、316名の生徒が在籍しており、約半数がシンガポール国内に住む自宅生で、残りの半数が学校敷地内の生徒寮で同世代の仲間と共同生活を行っています。
同校はこれまで保護者が日本国外に居住・就労している生徒を受け入れてきましたが、2025年度入試から保護者が日本国内に在住している生徒の受験を認めることになり、大きな注目を集めています。
毎月2~3回の国際交流ブログラムで国際感覚を身につける
その魅力は、なんといっても国際都市シンガポールでの異文化体験を通じて、国際人としての資質を養えること。シンガポール国立大学の学生や現地の高校生と交流できる国際教育プログラムを毎月平均2~3回、年間で20回以上実施しており、授業の中で自然にグローバル人材としての自覚が芽生えるカリキュラムになっています。
主体性を育みながら研鑽を積む独自のカリキュラム

普段の授業は、文部科学省の学習指導要領に基づいて、日本語で行われている一方、独自の英語教育にも力を入れています。ネイティブスピーカーによる少人数制の英会話に加え、「時事英語」の授業では、現地新聞などで世界情勢について調べて英語で発表するような課題にも挑戦しています。
気になる進学に関しては、早稲田大学系属校だけに、定員120名の内100名以上が早稲田大学に内部進学できるほか、日本国内の他大学への進学実績も多数あります。海外志向の強い卒業生たちは、大学での学びを経て、世界各国で活躍しています。
早稲田渋谷シンガポール校3つの特徴
1.国際都市シンガポールでグローバル感覚を養える

年20回以上の独自の国際交流プログラムのほか、マレーシア宿泊研修、オーストラリアへの修学旅行などで海外の多彩な文化を体験できます。
2.学校敷地内の生徒寮完備高校生が単身で留学可能
親元を離れ、学校敷地内の生徒寮(一人部屋)からも通学可能。寮生は許可なく外出可能で、シンガポールの街で大いに視野を広げることができます。

3.生徒の8割以上が早稲田大学の各学部に内部進学可能

生徒120名に対して早稲田大学の推薦枠100名以上が確定(2025年度入学者の卒業時)。GMARCH/関関同立を含めると143名以上の推薦枠!
Student’s Voice
早稲田渋谷シンガポール校で生徒たちは、どのような生活を送っているのでしょうか?寮生活を経験した現役生と卒業生に話をお聞きました。
探究活動のテーマは「シンガポール」

古賀幹人さん(高校2年)
シンガポールでの生活を通して、今までよりも自己表現ができるようになった気がします。この理由は英語での生活にあると思っています。小さい頃から自分の気持ちを口にも顔にも出さないタイプでしたが、ネイティブの先生や海外経験の長い友達と英語で会話をする中で、より自分の感情を言葉にすることに慣れていきました。
学校ではさまざまな国際交流イベントが用意されています。一番印象に残っているのはISF(International Student Forum)です。ISFでは、自分の設定したシンガポールに関するテーマをもとに探究活動をして、本番は現地校生を招いてポスタープレゼンテーションやディスカッションを行います。
昨年度はリサイクル問題について探究しました。シンガポールへの理解が深まることや、英語力が伸びることはもちろんですが、探究活動のプロセスを学べたことも成果の一つです。生活に関しては、シンガポールに来て大変だと思ったことはほぼありません。
気候はもちろん、人の雰囲気も自分に合っていて、日本よりも住みやすいようにさえ感じます。寮では友達と四六時中一緒にいるので、毎日のように楽しい出来事があります。その中でも定期的に開催される寮生イベントは特別な思い出になっています。寮生活で身の周りのことを自分でやるようになり、家族のありがたさを再認識しています。
保護者より「多民族国家シンガポールでの生活に魅力を感じた」
シンガポールでの学校生活で、息子に自律の精神が養われたと感じます。これまでは面倒くさがりのところがありましたが、今は、学業面だけでなく、スポーツや生活面でも、自分なりの目標を立てながら過ごしている様子が大きな変化だと思います。「学校で尊敬する友達と出会えた!」と聞いたときはとてもうれしかったです。
我が家の場合、夫が海外単身赴任中で、日本国内の高校も選択肢にある中での受験準備でした。説明会やWebサイトで早稲田渋谷シンガポール校を詳しく知るにつれ、特色のある英語教育や明るい校風、多民族国家シンガポールでの生活に惹かれ、本人の志望度が高まっていきました。興味のある方は、可能であれば、現地を訪問されると学校の魅力を体感することができると思います。
卒業まで頑張れたのは寮の仲間のおかげ

吉野百香さん(31期卒業生早稲田大学基幹理工学部1年)
早稲田渋谷シンガポール校のイベントで、最も印象に残っているのは、シンガポール国立大学の学生との交流会です。現地の大学生と直接話すという貴重な機会を得て、異なる文化や視点を共有することができました。彼らは日本の文化や習慣について興味を持って熱心に質問してくれました。行事や食文化だけでなく、アニメなど多岐にわたる質問に答えることで、改めて日本の文化のすばらしさを再認識する機会となりました。
入学前は英語圏の人々を相手に英語を話すことが苦手でしたが、シンガポールでの生活を通じて、とにかく失敗を恐れずに話してみることの大切さを学びました。シンガポールに住む方々はとても親切で、私の英語が間違っていても、一生懸命聞き取ろうとしてくれたため、英語に対する自信も深まりました。
また、寮生活を経験したことで、家族のような友だちがたくさんできました。寮生は、学校だけでなく、生活のあらゆる瞬間を共に過ごすため、クラスメイトとはまた違った絆が生まれます。例えば、テスト期間には、一緒に勉強することで、得意分野を教え合ったりできます。週末は、みんなでシンガポールの屋台にチャレンジしたり、観光地に行ったりして過ごしていました。成績が思うように伸びず、辛い時期もありましたが、最後まで頑張り続けることができたのは、寮の仲間たちのおかげだと思っています。
保護者より「娘の自立と成長を実感した3年間」
高校生を一人で海外に送り出す決断は親としては非常に重く、出発前は不安でたまりませんでした。しかし、入寮後も娘とはSNSで毎日のように話をすることができましたし、先生方や寮監さんがしっかりとサポートしてくださったおかげで、次第にその不安は軽減し、安心して娘をお任せすることができました。
学校の特徴である国際教育プログラムでは、同世代の現地校の学生さんが日本語をはじめとする数か国語を流暢に使いこなす姿を目の当たりにし、良い刺激となったようです。
また、多民族国家シンガポールで外国人として日々の生活を送ることで、積極的に異文化を受け入れる力が自然と身につき、多様性への対応力も鍛えられたと思います。早稲田渋谷シンガポール校での3年間は、娘にとって自立と成長を促す貴重な経験になったと実感しています。
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早稲田大学系属早稲田渋谷シンガポール校入試広報部
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