留学ジャーナル|留学相談から滞在中のケアまで

留学のことなら、なんでも相談ダイヤル フリーコール:0120-890-987

高校生の留学で利用できる返済不要の給付型奨学金まとめ

# 留学

# 高校生

# 奨学金

公開 : 2019.12.28

更新 : 2020.10.05

近年、高校生の海外留学の人気が高まる中、行かせてあげたいけれど金銭的な余裕がなかなか持てないなど、実現が難しく感じることも多いかと思います。そこで重要になってくるのが、留学費用に使用できる「奨学金」の利用です。

ただ、最近は奨学金の種類が増え、どの制度がどういうプログラムに使えるのか、どれくらいお得なのか、返済が必要かどうかなど、分かりづらくなってきています。そこで今回は、一部ですが奨学金の情報をプログラム別にご紹介します。

高校生の留学相談はこちら
無料の留学相談をするバナー_350.png

高校生の留学で利用できる奨学金とは?

留学費用として使用できる奨学金(「助成金」と記されている場合もあります)には、支給元が大きく分けて「公的機関」「地方自治体」「民間団体」「現地学校」とあります。またその中でも、返済の必要がない「給付型」と、後日返済していく「貸付型」に分かれます。

それぞれに応募条件が設定されていて、ここに多くの場合適用できる留学期間やプログラムを紹介していますので、対象が在学中の留学か卒業後の進学留学かの確認をすることができます。また、地方自治体の場合は、その市町村での居住年数などの制限が設けられている場合がほとんどですので、そのあたりも確認が必要です。

そして気を付けて確認しなければいけないのが、「貸付型」の返済についてと併用について。制度ごとに返済の期間や方法が違いますので、返済にかかる期間や月々の支払金額もしっかりと計算をした上で利用を検討する必要があります。また、他の助成金や奨学金との併用を許可しているものもありますので、組み合わせて利用することが可能です。

また、審査内容もさまざまで、基本的には留学参加を証明する書類、成績証明書、留学費用が分かるもの、日本の在籍校からの推薦状などの提出が必要です。また、給付型のものは貸付型よりも審査が厳しいものが多く、上記にプラスしてエッセイや留学計画書の提出、面接が必要な場合もあります。

また、帰国後も留学経験を発信したり、地域プロジェクトに貢献をしたりすることが求められることも。特に、地方自治体の助成金や奨学金は「地域に貢献する国際人の育成事業」として実施しているため、留学の成果をそういう場で示す必要があるのです。

中には、音楽やスポーツなどある一定の分野の大会で好成績を収めていたり、国際的に活躍していたりする生徒向けの奨学金も存在します。その場合は大会での出場経験やその成績、持っている資格なども審査の対象です。

高校生の留学で利用できる奨学金制度を紹介!

では、具体的にどういう制度が存在するのか、いくつかピックアップして詳しく見てみましょう。ここでは、高校在学中の「交換留学」と「私費(正規)留学」、卒業後の「海外大学進学」に使用できる奨学金で、「給付型」のものに絞ってそれぞれのプログラムに特化した奨学金・助成金の制度をご紹介していくことにします。

◆交換留学で利用できる奨学金

「ロータリークラブ青少年交換プログラム」

ロータリークラブが主催する高校生向け交換留学プログラム。留学中の食費、学費、滞在費が免除され、渡航費、査証関係費、保険代などのみ支払いますので、もともと費用が安い交換留学の中でも、他の団体のプログラムと比べてもとてもリーズナブルに参加ができます。ロータリークラブ自体が各国で社会的奉仕活動や人道支援活動を行っているアメリカで設立された団体で、平和推進の一環としてこのプログラムを提供しています。

支給元 ロータリークラブ
対象者 15~19歳で、平均以上の成績を収めている者
審査 成績や志望動機などを含む書類審査・面接
面接では交換留学生としてふさわしい素質があるかどうかが問われます。

「AFS年間派遣プログラム」

AFSとは、世界各地に拠点を持つ国際教育交流団体で、日本には公益社団法人AFS日本協会があります。そこを窓口として、交換留学プログラムを実施しています。交換留学発祥の団体として第2次世界大戦後から平和を生み出すための方法として、交換留学プログラムを実施してきました。

このプログラムに参加するにあたり、3種類の奨学金の制度があります。支給額はそれぞれ異なりますが、50~80万円。交換留学はそもそもの費用が私費留学より安いので、合格すればとても助かる奨学金です。では、それぞれの概要をご紹介します。

(1)オデッセイIT奨学金
支給元 株式会社オデッセイ コミュニケーションズ
対象者 AFS年間派遣プログラム内定者かつ、オデッセイ コミュニケーションズが実施するIT資格もしくはIT分野における国家資格のいずれかを持っていること
審査 AFS選考試験結果と奨学金申請書類に基づき決定
その他、保護者の所得制限や成績審査もあります。受給者は出発前の支給元への表敬訪問、帰国後からの近況報告、AFSへ留学レポート提出、体験談などの広報活動への参加などが求められます。
(2)公益財団法人新潟市国際交流協会高校生留学支援事業
支給元 公益財団法人新潟市国際交流協会
対象 保護者が新潟市内に住所を有している、もしくは市内の学校区域内の高校に在学もしくは進学予定者、かつ海外で中学校以上の教育を1年以上受けたことが無く、AFSから推薦のあった者
受給者は留学前後に新潟市担当者への挨拶、留学体験談の提出と発表、年2~3回程度支給元主催のイベントへの参加、AFS新潟支部の活動参加などが求められます。
(3)AFS山形ふるさと奨学金
支給元 公益財団法人AFS
対象者 山形から世界各国へAFSプログラムに参加する高校生

◆私費(正規)留学(短期・長期)で利用できる奨学金

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】」

現在一番認知度が高い奨学金制度は、やはり「トビタテ!留学JAPAN」でしょう。文部科学省が2014年から民間の企業や団体と協働で始めた取り組みで、現在、第6期目が募集中です。14日~1年の期間で自由に国や地域を選んで留学プログラムを組むことができ、外部の留学エージェントのプログラムを利用することも可能です。

語学学校やサマースクールなど語学に特化したものでも、現地の高校に通うアカデミックなものでも、問題ありません。また、ある分野に特化した勉学に集中したり、スポーツや芸術分野の特技を活かして現地のトレーニングを受ける留学や国際ボランティアに従事したりするものも認められています。ただし、その中に下記の3つの活動を盛り込むことが求められます。

①自主活動:現地の学校やエージェントによって組まれたものではなく、自分で考えた活動のこと。
②アンバサダー活動:日本や地域の良さをPRする活動のこと。
③エヴァンジェリスト活動:帰国後に経験を生かした活動のこと。

これを留学計画書として審査に提出をしなければいけませんが、どのようなことが現地でできるのか、どのように計画を立てればよいのかなど、留学エージェントや学校の留学担当の先生と相談してみるのも良いかと思います。

また、参加生には出発前と後に研修が設けられていて、同時期に留学に行く仲間と交流する機会もあります。奨学金支給額は留学の内容、期間、留学先の地域、家計基準によって定められていますので、応募時に確認をしておくといいでしょう。

受給者は出発前後の研修への参加、および留学報告書の提出が求められます。

支給元 文部科学省、独立法人日本学生支援機構、その他支援企業のプロジェクトチーム
対象者 日本の高校に在籍しており、帰国後に学校へ戻る予定の生徒、かつ家計基準を満たす生徒。また、事前・事後研究にすべて参加し、留学生ネットワークに参加する生徒
審査 在籍する高校へ留学計画書、所得を証明する書類、動画を提出。書類審査後、面接審査もおこなわれ、採否が決定

◆私費(正規)留学(短期)で利用できる奨学金

「京都府教育委員会 海外短期留学チャレンジ補助事業/府立高校生夢チャレンジ留学支援事業」

京都府立高等学校に在学している高校生向けの助成金で、年2回応募するチャンスがあります。短期チャレンジは最大20万円、夢チャレンジは最大40万円の補助金が出ます。
受給者は留学修了後、留学修了報告書、かかった費用の領収書と内訳が確認できる書類などの提出が求められます。

支給元 京都府教育委員会
対象者 京都府立高等学校在学生で、学校長から推薦が得られる者。夢チャレンジは所得制限があり、それに該当する家庭の者
対象留学
期間
2週間以上、6週間以内
:短期留学チャレンジは4月1日~翌年1月31日の間
:高校生夢チャレンジは7月1日~翌年1月31日の間
審査 在籍する高校へ、応募用紙、留学の概要と費用が分かるものなど必要書類を提出する書類審査

◆私費(正規)留学(3ヵ月以上の中長期)で利用できる奨学金

「埼玉発世界行き奨学金高校生留学コース」

埼玉県のグローバル人材育成センター埼玉が平成29年から実施している奨学金制度。海外の高等学校へ留学する高校生を支援してくれます。これとは別に海外大学進学を目指す生徒への支援として「学位取得コース」実施しています。
受給者は留学出発前の壮行会、留学後の報告書の提出、埼玉親善大使としての活動、帰国後フォローアップ調査への回答などが求められます。

支給元 埼玉県グローバル人材育成センター埼玉
対象者 埼玉県内の高等学校に在籍する者で、学校長から留学許可書を交付されている者
対象留学
期間
海外の高等学校へ3ヵ月以上
審査 オンラインで応募書類を作成し、作文や自己PR、学校長から発行された留学許可書や留学先からの入学許可書の写しなどの必要書類と一緒に提出する書類審査

「山梨県若者海外留学体験人材育成事業(高校生コース)」

山梨県内の高等学校に在籍している高校生の留学を支援する制度。所得制限があるが、50万~100万円の補助を受けることができます。
受給者は留学後の報告書などの提出が求められます。

支給元 山梨県県民生活部
対象者 山梨県内の高等学校に在籍し、学校長からの推薦が得られる者。留学の目的が語学研修でない者(正規の学校に入学する必要があるということ)
対象留学
期間
海外の高等学校へ6ヵ月から1年程度
審査 応募書類、作文、学校長の推薦書、成績証明書、留学先からの入学許可書の写しなどの必要書類を提出。書類審査ののち面接審査があり、採否が決定

「富山市海外留学奨励事業補助金」

富山市に居住している世帯に属する高校生の留学を支援する制度。保護者が富山市内に住んでいれば市外の高等学校に在籍している生徒でも受給できるので、富山出身の高校生は要チェック! 最大30万円が支給されます。
受給者は留学後の報告書や留学先学校からの最終評価通知書の写しなどの提出が求められます。

支給元 富山市学校教育課
対象者 富山市に居住している世帯に属する高校生(中学後期課程の生徒も可)で、各種留学取り扱い団体が主催する留学プログラムに内定している者。また、在籍する学校の学校長から留学を許可され、補助金の申請に対し推薦を受けた者
対象留学
期間
半年以上
審査 申請書、留学計画書、学校の推薦書、成績証明書、留学先からの入学許可書の写し、世帯全員の住民票などの必要書類を学校(市外の学校に在籍している生徒は富山市の学校教育課)へ提出。書類審査ののち面接審査と小論文の試験があり、採否が決定

「広島県教育委員会高校生海外留学等助成事業(一般留学)」

広島県立学校に在籍している高校生の留学を支援する制度。最大30万円の助成金を受けることができる。併用可としている奨学金であれば、他の民間団体が行っている奨学金の給付を受けることが可能です。
受給者は留学後の報告書の提出、学びの変革推進課が実施する留学に関わる事業への協力、帰国報告会での情報共有などが求められます。

支給元 広島県教育委員会
対象者 広島県立学校に在籍し、 外国の正規の後期中等教育機関へ、民間の留学団体が主催するプログラムに参加して留学する者
対象留学
期間
3ヵ月以上
審査 応募書類、成績証明書、プログラム出願調書などの必要書類を提出する書類審査

「佐賀県中学生・高校生海外留学等助成事業」

保護者が佐賀県内に居住している中学生、高校生対象の助成事業。通っている学校が佐賀県外でも、保護者が県内に居住していれば問題なく申請できます。留学期間によって金額は変動しますが、最大30万円の助成を受けられます。
受給者は留学後の報告書の提出、帰国報告会での情報共有などが求められます。

支給元 佐賀県教育委員会
対象者 保護者が佐賀県内に居住し、民間の留学団体が主催するプログラムに参加して留学する者。出発時点で、高等学校、中等教育学校後期課程などに在籍している者
対象留学
期間
3ヵ月以上(3ヵ月~6ヵ月:中期、6ヵ月以上:長期と区分)
審査 応募書類、成績証明書、留学証明書などの必要書類を提出する書類審査

◆進学留学に対しての奨学金

続いて、高校卒業後に海外の大学へ進学を目指している方向けの奨学金をご紹介します。大学進学となると、留学期間は1年以上の長期にわたります。奨学金制度の中には1年間だけ支給のものや、4年間支給するものもありますので、支給期間に関してもしっかりと確認をしておくといいでしょう。

「日本学生支援機構 海外留学支援制度(学部学位取得型)」

日本の政府が実施する奨学金制度が、この独立行政法人日本学生支援機構が行っている海外留学支援制度で、海外進学を目指す方の中では比較的ポピュラーな制度だと思います。支給期間は原則4年間、大学入学準備コースも含めて学位を取得予定の学生が利用できるものです。また、併願が可能なその他の奨学金制度との併願が可能です。
受給者は、支援期間中に定期的な報告、支援期間終了から5年間は年1回の状況調査への回答などを求められます。

支給元 独立行政法人日本学生支援機構
対象者 高等学校卒業と同等の資格を持ち、留学後国際社会に貢献する意思のある者。また、一定基準の英語能力と成績を持ち(詳しくは資格条件をご確認ください)、支援機関開始前までに留学先の大学の入学許可が得られる者。また所得制限に該当する家庭の者
審査 願書、自己PRや日本社会への貢献についてのレポート、成績証明書や推薦状、入学許可書、所得証明書などの必要書類による書類審査、面接で審査

「British Council Japan IELTS Award(IELTS奨学金)」

公益財団法人日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが主催する奨学金制度で、年間4名選出し、大学への進学支援を行っています(IELTSの成績を入学条件にしている大学に限る)。
受給者は体験談や写真などの提供、各広報資料への協力が求められます。

支給元 公益財団法人日本英語検定協会/ブリティッシュ・カウンシル
対象者 応募時点で日本に在住しており、IELTSでOverall Score6.0以上を取得している者。またその結果を使用して大学留学をする者
審査 応募用紙とIELTSのスコアレポートなどの必要書類による書類と面接による審査

「福岡県アンビシャス外国留学奨学金」

福岡県が県内の高校生を対象に、海外の大学進学を支援する制度。最大200万円(所得水準により変動)、最長4年間の受給が可能です。
受給者は学期修了後とのレポート、出発前後に知事・支援者への挨拶や成果報告、青少年アンビシャス運動の活動への参加などが求められます。

支給元 福岡県アンビシャス外国留学支援基金
対象者 高等学校に在学、もしくは卒業しており、かつ福岡県に1年以上継続して居住している者(保護者でも可)
審査 願書、小論文、成績証明書や推薦状などの必要書類による書類審査、面接で審査

◆その他短期語学留学・長期語学留学・進学準備で利用できる奨学金

「現地校からの奨学金」

留学生向けに進学準備コースを開講している学校や、実際に進学する先の大学から留学生奨学金として支援を受けられることがあります。学校によって内容はさまざまですが好成績を維持すれば卒業まで、学費や滞在費に対し奨学金として一定額の割引が受けられたり、学費が半額になったりします。ぜひ情報を収集してみてください。

「夏休み留学奨学生募集」

民間の留学エージェント「留学ジャーナル」が毎年夏休みの留学奨学生を募集しています。高校生はカナダのトロント大学 トリニティ カレッジ(運営 CISS)で行われるプログラム、大学生はアメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校付属集中英語コース(UCSD Extension)の短期留学で募集があり、授業料、滞在費、往復航空運賃の全額が支給されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。海外への高校留学や大学留学はかなりハードルが高い、費用がかかると思われている方は多いと思いますが、このようにさまざまな支援制度が存在します。

また、これほど多くの制度が存在するほどに海外への留学には価値があり、その経験を活かせる場が多くあるということです。このような支援制度を使用し、しっかりとした目的と成果を意識して留学することは重要ですし、なんとなく留学する場合と全く身につくものが変わってきます。

約50年にわたる実績を誇る留学ジャーナルでは、一人ひとりの目的に応じた最適な留学プランをご提案しています。海外の学校から提供される期間限定の奨学金情報などもありますので、皆さんのご相談をお待ちしています。

高校生の留学についてのご相談はこちらから
無料の留学相談をするバナー_350.png

自宅にいながらオンライン相談

高校留学の記事をもっと読む
1年間で行ける高校留学の種類とメリット・デメリット
高校生ができる留学について知る

  • twitter
  • facebook
  • line