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公開 : 2023.06.15
更新 : 2024.04.08
短期留学、長期留学、ワーキングホリデ―など、留学の種別や国によって、ビザの必要有無や種類は異なります。この記事では、ビザの基本から申請方法、留学の主要国別に必要なビザについて詳しくご紹介します。
ビザ(査証)とは、各国が海外からの渡航者を審査するのに必要なもので、入国許可証のような役割を担っています。渡航前に、事前に申請が必要で、審査に通ればその国のビザが発行されます。
渡航する国や目的、渡航期間などによって、入国・滞在の目的を証明するためのビザの種類は異なります。観光を目的とした短期間の滞在であれば、ビザの取得が不要な国もあります。
ビザには、観光ビザ、学生ビザ、就労ビザなどの種類がありますが、ここでは留学に関わるビザをご紹介します。
日本国籍を持つ場合、日本のパスポートは世界からの信用度が高いため短期間の滞在であれば、アメリカ・イギリスをはじめ、190以上の国々で観光ビザは不要です。ただし、ビザ申請は不要でも、「電子渡航認証システム」への登録を必須としている国もあります。事前登録がないと、入国を拒否される可能性がありますので、必ず申請しましょう。
渡航先の学校で、長期間(約3ヵ月~6ヵ月以上)の就学をする際に必要なビザです。名称は国によって異なり、アメリカでは「F-1ビザ」と呼ばれています。
また、留学の目的によって細かく分類している国もあります。例としてイギリスでは、大学や専門学校などに留学する場合は「Student Visa」、語学学校で6~11ヵ月間学ぶ場合は「Short-term Study Visa」と分類されています。
日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国で発行されており、渡航先の国では観光・就学・就労などが可能な自由度が高いビザです。その国で使えるのは基本的に一生に一回きりで、対象は約18~30歳と、年齢制限があります。
>>ワーキングホリデーの年齢一覧と申請期限|海外で働く方法
ビザ申請は、主に渡航先の大使館や領事館で行います。国によっては、オンラインで申請できる場合もあります。ビザ申請書や入学許可証、銀行の残高証明書などの書類を提出する必要があります。
※例外あり |
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滞在期間が90日以内で、授業時間が週18時間未満の履修の場合、学生ビザは不要ですが、事前にESTA(電子渡航認証システム)のオンライン申請が必要です(渡米日の72時間以上前の申請が推奨されています)。
滞在期間を問わず、語学学校や大学、専門学校にフルタイム(授業時間が週18時間以上または1学期12単位以上の履修)で留学する場合は、学生ビザ(F-1、M-1、J-1など)の取得が必要となります。申請料金はビザの種類により異なります。
<2023年12月31日(日)までの特別措置>
現在、学生ビザを初めて申請・更新する場合、以下の条件を満たしていれば、面接を受けずに郵送でビザを申請することができます。
アメリカと日本の間でワーキングホリデ―制度が結ばれていないため、アメリカのワーキングホリデ―ビザはありません。
6ヵ月未満の留学 | 不要 | 事前にeTA(電子渡航認証システム)のオンライン登録が必要 |
6ヵ月以上の留学 | ||
ワーキングホリデー |
学生ビザは不要です。ただし、事前にeTA(電子渡航認証)の登録が必要。
6ヵ月以上留学する場合には学生ビザ(Study Permit)が必要です。学生ビザの申請は基本的にオンラインで行いますが、バイオメトリクス(指紋採取)をしたことがない場合は、カナダのビザ申請センターで顔写真撮影とバイオメトリクスの登録行う必要があります。
ワーキングホリデ―ビザは、例年6,500名と発給数が定められており、抽選式となっています。2023年度のワーキングホリデービザ申請受付は、1/9(月)から開始されています。詳細は、カナダ政府のWEBサイト「International Experience Canada」をご確認ください。
>>カナダ・ワーキングホリデー完全ガイド |ビザ、費用、仕事、体験談(6ヵ月未満) |
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(6ヵ月以上) |
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6ヵ月未満の短期留学ならビザは不要ですが、入国時に必要書類を提示したうえで、パスポートにスタンプを押してもらう必要があります。
短期学生ビザ:語学学校に6ヵ月以上11ヵ月未満留学する場合に必要。
学生ビザ:語学学校に11ヵ月以上または大学・大学院などに6ヵ月以上で長期留学する場合に必要。
日本国内で英国の査証申請および交付業務を請け負っているVFS Global Centreは業務を再開していますが、事前予約者のみの対応となっています。詳しくはビザセンターのウェブサイトで確認するか留学ジャーナルまでお問い合わせください。
ユースモビリティスキーム(Youth Mobility Scheme:YMS・いわゆるワーキングホリデー)の場合はYMSビザの取得が必要です。取得時期は年2回のみ。
2023年度の1回目の申請は1月17日(火)~1月19日(木)の間に行われました。詳細は、イギリス大使館WEBサイト「2023年Youth Mobility Scheme (日本国籍者) -第1回抽選」で確認できます。
(3ヵ月以内) |
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(3ヵ月以上) |
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学生ビザの申請は不要ですが、事前にETA(電子渡航認証システム)の登録が必要です。
オーストラリアの教育機関に3ヵ月以上留学する場合、学生ビザが必要です。
ワーキングホリデ―ビザは、通年発給されています。基本的に1年間有効ですが、セカンドワーキングホリデー、サードワーキングホリデーの両制度を使えば最長3年間滞在することが可能です。また、ワーキングホリデーで同一雇用主の下での就労は最大6ヵ月までに限定という規制は、2023年6月末まで一時的に撤廃になっています。
>>オーストラリア政府WEBサイト「ワーキングホリデービザについて」参照
短期留学(3ヵ月以内) | ||
3ヵ月未満の短期留学の場合、ビザ申請は不要ですが、事前にNZeTA(電子渡航認証システム)へのオンライン登録が必要です。
3ヵ月以上の留学をする場合は、学生ビザの申請が必要です。
ワーキングホリデービザは通年発給されています。滞在期間は基本1年間ですが、フルーツピッキングなど特定の仕事に3ヵ月間以上就いた場合、3ヵ月の延長が可能です。
>>ニュージーランド・ワーキングホリデー完全ガイド短期留学 (90日以内) |
不要 | 入国時、パスポートに押される滞在許可スタンプ(観光ビザ)で滞在可能 |
長期留学 (3ヵ月以上) |
学生ビザ | 現地で申請が必要 |
ワーキングホリデー |
ワーキングホリデー | 取得時期は年2回のみ (例年、1月と7月) |
アイルランドは滞在期間が3ヵ月以内であればビザ不要
3ヵ月を超えて留学する場合、学生ビザは現地でオンライン申請をした後に、現地の警察に出向いて取得します。
年2回、申請受付が行われ、抽選式で申請が許可された方だけが取得することができます。2023年度の2回目のビザ申請受付期間は、7月20日(木)~8月10日(木)です。対象は、2023年10月1日~2024年3月20日までに渡航予定がある方になります。
詳細は、アイルランド大使館WEBサイト「ワーキングホリデープログラムについて」で確認できます。
90日以内の留学の場合は、ビザ申請は必要ありませんが、ESTA(電子渡航認証システム)のオンライン登録が必要となります。
90日以上の長期留学をする場合は、現地にて、滞在許可(Residence Permit)を申請する必要があります。
ビザ申請の流れは主に以下のステップで行います。
まず、各国の大使館サイトで、自分の留学目的に適切なビザと、申請に必要な書類を確認しましょう。学生ビザの申請には、主に以下の書類が必要となります。
書類が用意でき次第、大使館やビザ申請センターに訪問の予約をします。大使館では、面接や顔写真撮影、バイオメトリクスの登録(指紋認証)などが行われます(国により実施内容は異なる)。
申請が通れば、約1ヵ月ほどでビザを受け取ることができます。ビザの受け取り方法は、大使館で直接受け取る、郵送で送付、オンラインでダウンロードなどがあります。
ビザ申請の流れ、必要な書類は渡航先やビザの種類によって異なりますので、詳細は各国の大使館サイトなどでしっかりと確認しましょう。ビザ発給までに時間がかかることもありますので、早めの準備と申請が大切です。
A.留学する国や期間により異なります。
1~3ヵ月ほどの短期留学であれば学生ビザが不要な国もあります。ただし、学生ビザの申請は不要でも、電子渡航認証システムの登録が必須となる場合ありますので、ご注意ください。
A.条件を満たしていれば就労できる場合もあります。
基本的に学生ビザでの就労を認めている国は少ないですが、以下の留学主要国では、一定の条件を満たせば就労が可能です。
●アメリカ
→F1ビザを保有し、一定の条件を満たす場合は、キャンパス内で働くことが可能。また、OPT(Optional Practical Training)制度を利用すれば、修了後も最大1年間キャンパス外で就労することが可能です。
>>参照:USCIS「OPT制度のガイダンス」
●カナダ
→カナダの大学や専門学校、短大にフルタイムで就学している人は、パートタイム(週20時間まで)で働くことができます。
※就労制限は2023年12月31 日まで一時撤廃中
>>参照:カナダ移民局サイトのニュースリリース
●オーストラリア
→就学開始時から、2週間で48時間(2023年7月から上限を増加した上で再導入)までアルバイトが可能です。
>>参照:オーストラリア州政府WEBサイト「学生ビザ保持者の就労制限」
●ニュージーランド
→語学学校で英語を学ぶ場合、ニュージーランド政府が定める優良校に就学し、14週間以上フルタイムで学ぶコースであれば、パートタイム(最大20時間/週、休日はフルタイム)のアルバイトができます。
>>参照:ニュージーランド移民局サイト「学生ビザで働く」
●アイルランド
→政府が認める語学学校に25週間以上在籍すれば、通常は週20時間まで、休暇期間中は週40時間までアルバイトやインターンが可能です。
>>参照:アイルランド移民局サイト「アイルランドに留学する非EEA国民に関するポリシー」
A.留学日の2ヵ月前までに申請しておくと安心。
ビザの発給は通常1週間~4週間ほどかかります。混み合っている場合は、発給が遅くなったり、面接の予約がなかなか取れなかったりする場合も。万が一のことを考えて、できるだけ早めに申請をしておきましょう。
A.留学エージェントなどのビザ申請代行を利用する。
学生ビザを申請する際は必要書類が多く、申請方法も国によって異なるため、自分で調べて、書類を準備して、申請して・・・・・・となると、手間と時間がかかります。ビザ申請を1人で行うのが不安、時間的に難しいという方のために、「学生ビザ申請代行」を提供している留学エージェントもありますので、そちらも確認しておくと良いでしょう。
留学やワーキングホリデ―の目的・期間などに応じて必要となる電子渡航認証システムやビザ。ビザ申請時、必要書類に記入漏れやミスがあると、余分に時間がかかったりビザ発給が拒否されたりする可能性があります。あたなの留学プランに合わせて、渡航日まで十分な余裕を持って必要書類等を準備し、面接なども早めに予約をしましょう。
留学ジャーナルでは、プロの留学カウンセラーと手続きカウンセラーの2名体制であなたの留学をトータルサポートします。あなたにぴったりな留学プランのご相談から、必要に応じてビザ申請についてもアドバイスしますので、まずは無料のカウンセリングでお気軽にご相談ください。一緒に留学を実現しましょう。
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