留学ジャーナルコラム

国別の留学・ワーホリビザの申請ガイド!種類と取得方法を紹介

短期留学、長期留学、ワーキングホリデーなど、留学の種別や国によって、ビザの必要有無や種類は異なります。この記事では、ビザの基本から申請方法、留学の主要国別に必要なビザについて詳しくご紹介します。

目次

【ビザの基本情報】種類・申請方法

ビザとは?

ビザ(査証)とは、外国政府および大使館が発行する「入国のための推薦状」のようなもの。入国申請を行う資格があることを示す文書で、入国を保証するものではありません。入国可否を判断するのは、到着時の入国審査官になります。

ビザ取得には渡航前の申請が必要で、審査に通ればその国のビザが発行されます。渡航する国や目的、滞在期間などによって、取得するべきビザの種類は異なります。観光を目的とした短期間の滞在であれば、ビザの取得が不要な国もあります。

ビザの種類

ビザには、観光ビザ、学生ビザ、就労ビザなどの種類がありますが、ここでは留学に関わるビザをご紹介します。

観光ビザ

日本国籍を持つ場合、観光目的の渡航・短期滞在であればビザ取得の必要がない国が多いです。「Global Passport Ranking 2026」(Henley & Partners)によると、アメリカやイギリスをはじめ約190の国と地域にビザなしで渡航・滞在可能です。滞在できる日数は、国・地域によって違います。

ただし、ビザ申請は不要でも、「電子渡航認証システム」への登録を必須としている国もあります。事前登録がないと、入国を拒否される可能性がありますので、必ず申請しましょう。

学生ビザ

就学目的で渡航・滞在する際に必要なビザです。例えば、観光ビザまたはビザなしで滞在可能な日数はだいたい3ヵ月、長くても6ヵ月ほどですので、その日数を超えて留学したい時は学生ビザを取得することになります。ビザの名称は国によって異なり、Student VisaやStudy Permitなどと呼ばれます。

また、留学の目的によって細かく分類している国もあります。イギリスを例にすると、大学や専門学校などに留学する場合は「Student Visa」、語学学校で6ヵ月超~11ヵ月学ぶ場合は「Short-Term Study Visa (STSV)」を取得しなくてはいけません。

ワーキングホリデービザ(ワーホリビザ)

基本的に1年間、主に休暇目的で滞在する際に必要なビザです。滞在中の就労や就学も認められ、遊ぶ・働く・学ぶがかなう自由度の高いビザになっています。日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国で発給されています。1つの国につき一生涯に1回きりしか申請できず、18~30歳という年齢制限もあります(一部例外あり)。

申請方法

ビザ申請は入国・滞在したい国の在日大使館や領事館で行います。国やビザによってはオンラインで申請できる場合もあります。ビザごとに提出書類も異なり、学生ビザなら有効なパスポート、学校からの入学許可証、銀行の残高証明書などが必要になります。

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アメリカ留学に必要なビザ

滞在・就学必要なビザ備考
90日以内、授業が週18時間未満なし事前にESTA(電子渡航認証)の申請が必要
授業が週18時間以上または1学期12単位以上の履修学生ビザ(Student Visa)アメリカ大使館または領事館での面接が必要
交換留学など交流訪問者プログラムに参加交流訪問者ビザ(Exchange Visitor Visa)アメリカ大使館または領事館での面接が必要

90日以内、授業時間が週18時間未満の留学

滞在期間が90日以内で、授業時間が週18時間未満の場合、学生ビザは不要ですが、事前にESTA(電子渡航認証)のオンライン申請が必要です。渡米日の72時間以上前の申請が推奨されています。

参考:ESTA(エスタ)申請(在日米国大使館と領事館)ESTA申請公式サイト(米国国土安全保障省 税関・国境取締局[CBP])

授業時間が週18時間以上、または1学期12単位以上を履修する留学

アメリカでフルタイムの学生として学校に通う場合、学生ビザ(Student Visa)が必要です。フルタイムの学生とは週18時間以上の授業を受ける学生、または1学期に12単位以上の科目を履修する学生を指します。学生ビザは以下の通り2種類あります。

F-1ビザ:最も一般的な学生ビザ。4年制大学・2年制大学の学位プログラムや、私立中学・高校の本科、語学学校の英語プログラムなどで勉強する場合に取得します。アメリカに滞在できる期間は、就学期間に準じます。

M-1ビザ:2年制大学、専門学校、ビジネススクールなどで、職業訓練のための勉強やトレーニングを行う場合に取得します。アメリカに滞在できる期間は原則、最長1年間です。

また、学生ビザの申請者はアメリカ大使館または領事館での面接と、ソーシャルメディア審査を受けなければいけません。

参考:学生ビザ(USTravelDocs JAPAN、米国国務省公式ビザ予約サービス)よくある質問:ビザ・滞在資格(EducationUSA Tokyo)Student Visa(米国国務省)Students and Employment(米国移民局)

交換留学など

教育機関や教育団体の交流訪問者プログラムに参加する場合、交流訪問者ビザ(J-1ビザ)が必要です。交流訪問者プログラムには、交換留学やインターンシップなどが含まれます。

学生ビザと同様、申請者はアメリカ大使館または領事館での面接と、ソーシャルメディア審査を受けなければいけません。

参考:交流訪問者ビザ(USTravelDocs JAPAN、米国国務省公式ビザ予約サービス)よくある質問:ビザ・滞在資格(EducationUSA Tokyo)Exchange Visitor Visa(米国国務省)Exchange Visitors(米国移民局)

ワーキングホリデービザ

アメリカと日本の間でワーキングホリデー制度が導入されていないため、アメリカのワーキングホリデービザはありません。

カナダ留学に必要なビザ

滞在・就学必要なビザ備考
6ヵ月以内なし事前にeTA(電子渡航認証システム)の申請が必要
6ヵ月を超える就学学生ビザ(Study Permit)ビザ申請センターでのバイオメトリクス(個人識別情報)の登録と、PALまたはTALの提出が必要
12ヵ月以内の滞在、うち就学は6ヵ月以内ワーキングホリデービザ(Working Holiday [Open Work Permit])ビザ発給数は年間6,500で抽選制。
ビザ申請センターでバイオメトリクス(個人識別情報)の登録が必要

6ヵ月以内の留学

学生ビザは不要です。ただし、事前にeTA(電子渡航認証)の申請が必要。

参考:電子渡航認証(eTA)の概要電子渡航認証 (eTA) を申請する(ともにカナダ移民・難民・市民権省[IRCC])

6ヵ月超の留学

6ヵ月を超えて留学する場合には学生ビザ(Study Permit)が必要です。日本語では就学許可証とも呼ばれます。ビザ申請にあたり、バイオメトリクス(個人識別情報)の登録が不可欠です。東京または大阪のビザ申請センターにて、指紋採取と顔写真撮影が行われます。

あわせて、Provincial Attestation Letter (PAL)、またはTerritorial Attestation Letter (TAL)の提出も必要です 。PAL/TALとは、カナダの教育機関が発行する受け入れ証明書のこと。現在はこれがないと学生ビザを申請できません。

※カナダは2024年に学生ビザに関する方針を変更し、2024年からの2年間、留学生の受け入れ数に上限を設けました。まずカナダの州・準州ごとに受け入れ人数が定められ、次に各教育機関の受け入れ人数が決められます。教育機関は、州・準州が決めた人数分のPALまたはTALしか発行できません。つまり定員に達すると、6ヵ月超の留学生の出願を受け付けられなくなります。

参考:Study permit(カナダ移民・難民・市民権省[IRCC])Study permits and visas(EduCanada)

ワーキングホリデー

カナダには、海外からの若者の旅行や就労を認める制度・International Experience Canada(IEP)があります。その制度の一つがワーキングホリデーです。ワーキングホリデーを利用すると最長1年間の滞在&就労と、6ヵ月以内の就学が可能です。

厳密にはワーキングホリデービザという名前のビザはなく、Open Work Permitという就労ビザを取得することになります。1年間のビザ発給数は6,500と決められています。抽選で選ばれないと、ビザを申請できません。

一方で日本国籍者は一生涯で2回、カナダのワーキングホリデービザを申請できます。

参考:Work and Travel in Canada with International Experience CanadaWho can apply(ともにカナダ移民・難民・市民権省[IRCC])

ビザ、費用、仕事、体験談
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オーストラリア留学に必要なビザ

留学期間必要なビザ備考
短期留学
(3ヵ月以内)
不要事前にETA(電子渡航認証システム)の登録が必要
長期留学
(3ヵ月以上)
学生ビザ事前に申請が必要
ワーキングホリデーワーキングホリデービザ事前に申請が必要

短期留学(3ヵ月未満)

学生ビザの申請は不要ですが、事前にETA(電子渡航認証システム)の登録が必要です。

長期留学(3ヵ月以上)

オーストラリアの教育機関に3ヵ月以上留学する場合、学生ビザが必要です。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデービザは、通年発給されています。基本的に1年間有効ですが、セカンドワーキングホリデー、サードワーキングホリデーの両制度を使えば最長3年間滞在することが可能です。

>>オーストラリア政府WEBサイト「ワーキングホリデービザについて 」参照

ニュージーランド留学に必要なビザ

留学期間必要なビザ備考
短期留学(3ヵ月以内)不要事前にNZeTA(電子渡航認証システム)の登録が必要
長期留学(3ヵ月以上)学生ビザ事前に申請が必要
ワーキングホリデーワーキングホリデービザ事前に申請が必要

短期留学(3ヵ月未満)

3ヵ月未満の短期留学の場合、ビザ申請は不要ですが、事前にNZeTA(電子渡航認証システム)へのオンライン登録が必要です。

長期留学(3ヵ月以上)

3ヵ月以上の留学をする場合は、学生ビザの申請が必要です。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデービザは通年発給されています。滞在期間は基本1年間ですが、フルーツピッキングなど特定の仕事に3ヵ月間以上就いた場合、3ヵ月の延長が可能です。

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イギリス留学に必要なビザ

留学期間必要なビザ備考
短期留学
(6ヵ月未満)
不要2025年度から事前にETA(電子渡航認証システム)のオンライン登録が必要
長期留学
(6ヵ月以上)
短期学生ビザ、学生ビザ事前に申請が必要
ワーキングホリデーユースモビリティスキームビザ(YMS)事前に申請が必要

短期留学(6ヵ月未満)

6ヵ月未満の短期留学ならビザは不要です。事前にETA(電子渡航認証システム)のオンライン登録が必要になります。ETA申請料は2025年4月9日申請分から£16です。

>>英国政府WEBサイト「Apply for an electronic travel authorisation (ETA) 」参照
>>在英国日本国大使館Webサイト「ETA(電子渡航認証)」参照

長期留学(6ヵ月以上)

短期学生ビザ:語学学校に6ヵ月以上11ヵ月未満留学する場合に必要。

学生ビザ:語学学校に11ヵ月以上または大学・大学院などに6ヵ月以上で長期留学する場合に必要。

日本国内で英国の査証申請および交付業務を請け負っているVFS Global Centreは業務を再開していますが、事前予約者のみの対応となっています。詳しくはビザセンターのウェブサイトで確認するか留学ジャーナルまでお問い合わせください。

ワーキングホリデー

ユースモビリティスキーム(Youth Mobility Scheme:YMS・いわゆるワーキングホリデー)の場合はYMSビザの取得が必要です。2024年度からビザ申請方法等が変更となり、ビザ発給数の上限が6,000に増え、先着順で取得可能になりました。詳細は、イギリス大使館WEBサイト「Youth Mobility Scheme」で確認できます。
イギリス大使館WEBサイトはこちら

アイルランド留学に必要なビザ

留学期間必要なビザ備考
短期留学
(90日以内)
不要入国時、パスポートに押される滞在許可スタンプ(観光ビザ)で滞在可能
長期留学
(3ヵ月以上)
学生ビザ現地で申請が必要
ワーキングホリデーワーキングホリデー取得時期は年2回のみ
(例年、1月と7月)

短期留学(3ヵ月以内)

アイルランドは滞在期間が3ヵ月以内であればビザ不要

長期留学(3ヵ月以上)

3ヵ月を超えて留学する場合、学生ビザは現地でオンライン申請をした後に、現地の警察に出向いて取得します。

ワーキングホリデー

年2回、申請受付が行われ、抽選式で申請が許可された方だけが取得することができます。2025年度2回目のビザ申請受付期間は、2025年10月1日以降、2026年3月20日までにアイルランドへ渡航を希望する方向けに、2025年7月15日(火)~8月1日(金)に行われる予定です。

詳細は、アイルランド大使館WEBサイト「ワーキングホリデープログラムについて」で確認できます。
アイルランド大使館WEBサイトはこちら

マルタ留学に必要なビザ

留学期間必要なビザ備考
短期留学(90日以内)不要不要
長期留学(90日以上)学生ビザ日本で事前に申請が必要

短期留学(90日以内)

90日以内の留学の場合は、ビザ申請は必要ありません。

長期留学(91日以上)

91日以上の長期留学をする場合は、日本で事前に学生ビザを申請する必要があります。

ビザ申請の流れと必要書類

ビザ申請の流れは主に以下のステップで行います。

STEP1:必要書類を用意

まず、各国の大使館サイトで、自分の留学目的に適切なビザと、申請に必要な書類を確認しましょう。学生ビザの申請には、主に以下の書類が必要となります。

入学証明書

留学先の教育機関に入学申請を行う

銀行の残高証明書(英文)

必要額は渡航先によって異なる

ビザ申請書(英文)

各国の移民局サイトや大使館サイトで申請書のダウンロードが可能

海外留学保険証明書

不要な場合も、保険に入っておくと安心

健康診断書

国により必要の有無は異なる

STEP2:大使館、ビザ申請センターに予約、ビザを申請

書類が用意でき次第、大使館やビザ申請センターに訪問の予約をします。大使館では、面接や顔写真撮影、バイオメトリクスの登録(指紋認証)などが行われます(国により実施内容は異なる)。

STEP3:ビザの受け取り

申請が通れば、約1ヵ月ほどでビザを受け取ることができます。ビザの受け取り方法は、大使館で直接受け取る、郵送で送付、オンラインでダウンロードなどがあります。

ビザ申請の流れ、必要な書類は渡航先やビザの種類によって異なりますので、詳細は各国の大使館サイトなどでしっかりと確認しましょう。ビザ発給までに時間がかかることもありますので、早めの準備と申請が大切です。

ビザについてよくある質問Q&A

Q.留学には必ず学生ビザの申請が必要ですか?

A.留学する国や期間により異なります
1~3ヵ月ほどの短期留学であれば学生ビザが不要な国もあります。ただし、学生ビザの申請は不要でも、電子渡航認証システムの登録が必須となる場合ありますので、ご注意ください。

Q.学生ビザで働くことはできますか?

A.条件を満たしていれば就労できる場合もあります。
基本的に学生ビザでの就労を認めている国は少ないですが、以下の留学主要国では、一定の条件を満たせば就労が可能です。

学生ビザで就労できる国

●アメリカ
→F1ビザを保有し、一定の条件を満たす場合は、キャンパス内で働くことが可能。また、OPT(Optional Practical Training)制度を利用すれば、修了後も最大1年間キャンパス外で就労することが可能です。
>>参照:USCIS「OPT制度のガイダンス

●カナダ
→カナダの大学や専門学校、短大にフルタイムで就学している人は、パートタイム(週20時間まで)で働くことができます。
※就労制限は2023年12月31 日まで一時撤廃中
>>参照:カナダ移民局サイトのニュースリリース

●オーストラリア
→就学開始時から、2週間で48時間(2023年7月から上限を増加した上で再導入)までアルバイトが可能です。
>>参照:オーストラリア州政府WEBサイト「学生ビザ保持者の就労制限

●ニュージーランド
→語学学校で英語を学ぶ場合、ニュージーランド政府が定める優良校に就学し、14週間以上フルタイムで学ぶコースであれば、パートタイム(最大20時間/週、休日はフルタイム)のアルバイトができます。
>>参照:ニュージーランド移民局サイト「学生ビザで働く

●アイルランド
→政府が認める語学学校に25週間以上在籍すれば、通常は週20時間まで、休暇期間中は週40時間までアルバイトやインターンが可能です。
>>参照:アイルランド移民局サイト「アイルランドに留学する非EEA国民に関するポリシー

Q.ビザ申請はいつまでに行えば良いですか?

A.留学日の2ヵ月前までに申請しておくと安心。
ビザの発給は通常1週間~4週間ほどかかります。混み合っている場合は、発給が遅くなったり、面接の予約がなかなか取れなかったりする場合も。万が一のことを考えて、できるだけ早めに申請をしておきましょう。

Q.必要書類が多くて自分一人でできないときは?

A.留学エージェントなどのビザ申請代行を利用する。
学生ビザを申請する際は必要書類が多く、申請方法も国によって異なるため、自分で調べて、書類を準備して、申請して・・・・・・となると、手間と時間がかかります。ビザ申請を1人で行うのが不安、時間的に難しいという方のために、「学生ビザ申請代行」を提供している留学エージェントもありますので、そちらも確認しておくと良いでしょう。

まとめ|ビザ申請は余裕を持って準備をしよう

留学やワーキングホリデーの目的・期間などに応じて必要となる電子渡航認証システムやビザ。ビザ申請時、必要書類に記入漏れやミスがあると、余分に時間がかかったりビザ発給が拒否されたりする可能性があります。あたなの留学プランに合わせて、渡航日まで十分な余裕を持って必要書類等を準備し、面接なども早めに予約をしましょう。

留学ジャーナルでは、プロの留学カウンセラーと手続きカウンセラーの2名体制であなたの留学をトータルサポートします。あなたにぴったりな留学プランのご相談から、必要に応じてビザ申請についてもアドバイスしますので、まずは無料のカウンセリングでお気軽にご相談ください。一緒に留学を実現しましょう。

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(株)留学ジャーナルは1971年の創業以来、約21万人の留学生を送り出してきました。50年以上の間で培ったノウハウと、各国の教育機関や大使館などとの強固なネットワークで、最新情報を得ながら、質の高い留学・ワーキングホリデーの情報を発信しています。
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