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パース留学体験談(2)社会人3年目に海外の大学院(修士課程)へ進学

# オーストラリア

# 体験談

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公開 : 2023.12.18

更新 : 2023.12.20

西オーストラリア州パースでなりたい自分を見つけ、目指してきた「留学ストーリー」をご紹介します。パースで大学の修士課程、いわゆる大学院に通う洲崎のぞみさん。日本で勤めていた企業を退社し、留学する道を選びました。積極性とコミュニケーション力を武器としながら、どのような多様な経験を積むことができているのでしょうか。

体験者のプロフィール

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洲崎 のぞみさん
The University of Western Australia(会計学修士コース2年生)

プロフィール

渡豪後3ヵ月でパースに魅了され、永住権の申請も視野に入れて会計学を学ぶ。ユニバディーとしても活動し、入学検討者からチャットで寄せられる大学やパース生活に関する質問に答えている。

洲崎さんの歩み

2019年3月 国際基督教大学 教養学部 経済学メジャーを卒業
2019年4月 法律事務所に秘書として入社
2021年9月 海外大学の修士課程を目指すことを決める
2022年2月 法律事務所を退職しオーストラリアへ。The University of Western Australia(UWA、西オーストラリア大学)の修士課程に入り、農業経済学を専攻
2022年5月 パースでの就職と永住を考え始める
2022年7月 専攻を会計学に変更
2023年7月 パースにある監査法人で長期インターン生として就労開始
2024年9月 修士課程を修了し、同監査法人に就職予定

社会人3年目、新天地を求めて海外へ

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私は日本の大学を卒業後、法律事務所で秘書として働いていました。社会人3年目になった頃、秘書職でのキャリアビジョンを描くのが難しく感じるようになり、新しい環境に飛び込もうと考えるように。海外の大学院(修士課程)を目指すことにしたのは、職場の弁護士の皆さんの影響が大きかったですね。海外の法律事務所に出向する人がいたり、海外出身の人がいたり。私が補佐をしていたのもオーストラリアのシドニーから来た人でした。彼らの姿を見て、専門的な知識や学位を持っていれば国を問わずキャリアを築けるんだと実感し、自分も同じように活躍したくなったんです。

当時たまたま見たTEDトーク「Why 30 is not the new 20(邦題:30歳は昔の20歳ではありません)」にも背中を押されました。年齢を重ねてから勉強しておけば良かったと後悔しないように、今のうちに自分の可能性を広げなきゃと。

大学院進学を決めた後、専攻を考えた時にピンと来たのが農業経済学です。大学で学んだ経済学と、かねてから興味のあった農業を掛け合わせた勉強ができるので。いくつか学校を検討した結果、ぴったりの専攻がある、英語圏である、気候が穏やかといった条件がそろうUWAに出願しました。いざ入学してみると、想像以上に充実した良い生活を送れています。

学業と課外活動の両方に精力的に挑む

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パースに来て早々、一つの転機を迎えました。2学期目から専攻を会計学に変更したんです。理由は卒業後もパースで暮らしたかったから。4ヵ月ほどの間に自然豊かな環境と、アウトドアスポーツやレジャーを気軽に楽しめる生活が非常に気に入ってしまって。さらに、大らかな性格の人が多く居心地がいい、理想のワークライフバランスを実現できそう、そうしたストレスの少ない環境で家庭を築きたい。これらの思いが重なった末の決断です。就職を意識して、オーストラリアで人手不足の職業リストに入っている会計士を新たな目標に定めました。

学校の勉強は特に今年の1学期は大変でした。専攻を変えたこともあり特別な許可を得て履修科目を増やし、アルバイトやボランティア活動にも力を入れたので、合間を縫うように平日も土日も夜まで図書館で課題や予習に取り組みました。もちろんしんどいだけじゃなかったですよ(笑)。例えば「データ分析と意思決定」という科目でインフォグラフィックを用いたポスター作りを課された時は、もともと絵を描くのが好きだったこともあり、オンラインツールでの作業がとても面白かったです。

課外活動に関しては入学当初からできる限りいろいろな場に足を運ぶようにしています。ネットワークを広げる大事な機会だと思っているからです。今まで私が参加したものをボランティア、アルバイト、インターンシップの三つに分けてご紹介しましょう。

まずボランティアについて。植樹スタッフ、新入生オリエンテーションウィークの学生スタッフを経験した他、昨年からユニメンターの活動を継続しています。ユニメンターは新入生サポートの役割を担う在学生のこと。基本的に同じ専攻の新入生に対して、授業に向けた準備の仕方など学校生活や、パース生活に関する情報を提供します。1学期以上従事すると、UWAに活動報告書や証明書を発行してもらえるんですよ。

次にアルバイトですが、1年3ヵ月ほどしていたのはUWAの教授宅で清掃とアイロンがけをする仕事です。教授の家族と仲良くなり、おすすめのレストランや観光場所をよく教えてもらっていました。今しているアルバイトはUWAのアウトドアインストラクターのアシスタントです。スタンドアップパドルボード(SUP)などアクティビティを通してリーダーシップを身に付ける、「アクティブリーダーシップ」という科目がきっかけで始めました。もう一つしているのがユニバディーです。チャット形式でUWAへの進学を考える留学生からの質問に答えたり、学生ガイドとしてキャンパスツアーを実施したりしています。

インターンを契機に就職チャンスをつかむ

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最後に課外活動の三つ目、インターンシップについて。昨年大学の窓口を通して申し込んだところ、配属されたのがストリートローセンターでした。同センターは西オーストラリア州のホームレスやホームレスになる恐れのある人々のために無料法律相談サービスを提供する組織です。私は大学の夏期休暇期間を利用して3ヵ月ほど、データ入力や資料の作成などオフィス事務を体験。実際の職場で働き、社員の皆さんとのカジュアルな交流を通して、パースで働く姿がイメージできるようになりました。

そして今、私は卒業後に就職予定の監査法人で長期のインターンに励んでいます。糸口となったのは昨年末に参加した、その監査法人のネットワーキングイベントです。オーストラリア全土から関係者が集まる場でとても緊張したのですが、英語のトレーニングと希望する会計職関連のネットワークを広げる良い機会だと思い、自ら積極的に参加者に話し掛けるようにしました。

その後つながりができた1社から個別に声を掛けてもらい面接が実現。2024年卒業後の就職と、卒業までのパートタイムインターンのオファーをもらえました。正直、受けるかすごく迷ったんです。他の企業から夏期休暇中のインターンのオファーが来ていましたし。悩んだ末に受諾した理由は、人事担当者が私のキャリアステップやビジョンについて丁寧に説明してくれたから。そしてお世話になっているUWAの教授に「夏だけより長期のインターンに取り組んだ方が卒業までに得られる経験値がずっと多い」とアドバイスされたからです。

今後、直近の目標は会計学の専門科目の勉強に集中すること、そして前述のインターンで新たな知識を吸収することです。中長期目標はパースで会計士としてキャリアを築くことですね。私見ですがパースの会計業界には白人男性が多いように思うので、非英語圏からの留学生であり女性である私がこの目標を達成するには、人一倍努力が必要だろうと感じています。私がパースで働き生活の基盤を固めることで、将来留学する日本人の選択の幅を広げられたら、また励みにしてもらえたらうれしいです。

留学生にとってのパースの魅力

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自然が豊か

UWAからビーチまで公共交通機関で約30分、ハイキングスポットも車で約1時間で行けます。

勉強の妨げが少ない

ナイトライフを含め都会的な娯楽が限られるので勉強に集中できます。決して不便ではないです。

日本に関心のある人が多い

日本に興味を持ってくれる人がいると会話を続けやすく、友達になるきっかけができやすいです。



以下の記事では、オーストラリア・パースの特徴や魅力、パース留学のメリットについて詳しくご紹介しています。
パース留学を徹底解説!メリット・デメリットや費用は?

雑誌留学ジャーナル2023年11月号は『仕事につながる留学』

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『留学ジャーナル2023年11月号』は仕事につながる留学。仕事に結び付く経験をするために、英語圏への語学留学、専門留学、ワーキングホリデーの情報をまとめた一冊になっています。学び、働く体験ができる留学の情報やパースの教育機関についてもご紹介しています。
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この記事では、社会人3年目に海外の大学院(修士課程)を目指すことを決め、パースのThe University of Western Australiaで会計学修士コースへ進学をした方の体験談をご紹介しました。

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EDITOR

雑誌『留学ジャーナル』編集部

本稿は『留学ジャーナル 2023年11月号』の記事を抜粋・再編集したものです。 雑誌『留学ジャーナル』は、1983年の創刊以来、留学情報誌として強い信頼と人気を得ている専門誌。出版元である(株)留学ジャーナルは創業以来、20万人近い留学生を送り出してきました。そんな留学会社だからこそ知っている質の高い情報やトレンドを、毎号さまざまな角度からクローズアップして発信し続けています。

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