ワーキングホリデーの制度とビザについて

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ワーキングホリデーってどんな制度?
費用からビザの申請方法について

# ワーキングホリデー

# ビザ

2019.12.04

海外で働く経験ができることで人気のワーキングホリデー制度。魅力的な制度ですが、参加するには、いくつかの条件や決まりごとがあります。今回は、ワーキングホリデーの制度の中身から、準備すべき費用、ワーホリに参加する際に必要となるワーキングホリデービザの申請方法まで、ワーホリを実現するために必要な基本情報を一挙ご紹介します。

留学とはちがう、ワーキングホリデーってどんな制度?

ワーキングホリデーとは、政府が協定を結んでいる二国・地域間の若者が、お互いの文化や生活様式を理解することを目的に、それぞれの国への渡航と滞在、そして生活資金を補うための就労が認められる制度です。一般的に、海外に長期滞在する場合、よくイメージされる手段として「留学」が挙げられますが、留学の目的は勉強が主となります。

一方で、ワーキングホリデーの醍醐味は、なんといっても現地で働く経験ができること。レストランやカフェ、ファームなどで、英語を使いながら仕事し、異文化で働くために必要となる英語力の習得や、経験を積むことができます。また、働く前に語学学校や専門学校に通って英語力や専門スキルを高めたり、自由に国内や周辺国を旅行したりと、海外生活を思いっきり満喫することも可能。ただ、ワーキングホリデーに参加するには、いくつかの条件があるので注意も必要です。参加の対象となる年齢はビザ申請時に、18歳以上30歳以下(一部の国との協定で例外あり)の若者に限られることや、滞在期間は1年間(こちらも一部の国で例外があります)となることなどが挙げられます。

・ワーホリができる国ってどこ?

2019年11月現在、日本政府がワーキングホリデー制度の協定を結んでいる国・地域は、アジア・ヨーロッパなどを含む以下25ヵ国・地域になります。日本政府が、初めてワーキングホリデーの協定を結んだのは、1980年に締結したオーストラリア。そして、協定国は年々増え、2019年8月にはスウェーデンが加わり、さらに、2019年11月にエストニアとの間で文書が交わされ、2020年3月からワーホリ制度が導入予定です。国・地域によって、ワーキングホリデービザが発給される定員や、ビザ申請ができる時期など条件が異なりますので、自分の希望する国の条件をしっかり確認した上で、申請することをおすすめします。

●オーストラリア
ワーホリ大国とも言われているオーストラリア。世界中から若者が集まっているので、さまざまな国籍の人と働き、学ぶチャンスがあります。

定員:なし
募集時期:通年
滞在期間:最長3年間(セカンド、サードワーホリビザを申請した場合)

●ニュージーランド
おおらかで優しい人が多いと評判のニュージーランド。大自然やリゾート地などで観光客向けの仕事もあります。

定員:なし
募集時期:通年
滞在期間:1年間(一定の条件を満たした仕事に従事した場合3ヵ月延長可能)

●カナダ
さまざまな人種が混ざり合って生活をしている国で、留学先としても人気。海外が初めてという人も安心して生活できます。

定員:6,500名
募集時期:例年12月頃から募集開始となり、定員に達すると募集終了
滞在期間:最長1年間

●イギリス
2年間の滞在が認められることが魅力的のイギリス。ただ、ビザの発行は抽選になるので、高い倍率の中から当選する必要があります。

定員:1,000名
募集時期:例年1月・7月
滞在期間:最長2年間

●アイルランド
古代ケルト民族の影響が色濃く残る独自の文化をもつアイルランド。英語圏の中でも比較的日本人が少ないので、英語力を磨きたい人におすすめです。

定員:400名
募集時期:例年1月・7月
滞在期間:1年間

●ドイツ
日系企業が多く進出しているので、駐在員向けの食堂やベビーシッターなど、日本人であることを生かした仕事も見つけられます。

定員:制限なし
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●フランス
ファッション、料理、芸術など、洗練された文化が集まる国。センスを磨きながら働くことができます。

定員:1,500名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●デンマーク
国連の調査で、世界一幸福な国に選ばれたこともあるデンマーク。物価が高いので、渡航時に準備すべき費用には注意が必要。

定員:制限なし
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●ノルウェー
フィヨルドなどの絶景が堪能できます。日本でも人気の北欧家具がある空間で暮らせるのも魅力のひとつ。

定員:制限なし
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●ポーランド
東欧の可愛いらしいデザインがあしらわれた文房具や雑貨と出会えるポーランド。日本でも人気のポーランド食器も身近にあり、暮らしを楽しむことができます。

定員:500名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●ポルトガル
大西洋の美しいビーチも満喫できるポルトガル。食事も魚を中心に日本人の口に合うと言われているのが嬉しいポイント。

定員:制限なし
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●オーストリア
モーツァルトなど世界的に有名な音楽家を輩出したオーストリア。有名な劇場もあるので、音楽を堪能しながら暮らすことができます。

定員:200名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●ハンガリー
19世紀に建てられた歴史的建造物が多く残るハンガリー。ヨーロッパの世界史が好きな人におすすめの国です。

定員:200名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●チェコ
可愛い街並みは、まるで絵本の世界にいるよう。ドイツやポーランドなど近隣諸国に気軽に旅行できるのも魅力的です。

定員:400名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●アイスランド
青い温泉「ブルーラグーン」がフォトジェニックと話題のアイスランド。独自の音楽文化をもつことから、音楽好きにもおすすめの国です。

定員:30名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●スロバキア
治安もよく、美しい自然と素敵な街並みの中で生活できる、魅力的な国です。

定員:400名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●リトアニア
バルト三国最大の国。美しい教会など、ぜひ訪れてみたい観光地がたくさんあります。

定員:100名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●スペイン
世界遺産が多くあるスペイン。建築に興味がある人にもおすすめの国です。

定員:500名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●韓国
コスメや音楽など、人気の韓国文化を存分に楽しみにながら、生活することができます。

定員:10,000名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●台湾
親日の人も多いと言われる台湾。地理的にも日本と近いので、気軽にワーキングホリデーができます。

定員:10,000名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●香港
中国語と英語が混ざり合う社会での生活が魅力的な都市です。

定員:1,500名
募集時期:4月、10月(2019年の場合)
滞在期間:1年間

●アルゼンチン
サッカーが好きな人にもおすすめのアルゼンチン。南米独自の文化を肌で感じることができます。

定員:200名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●チリ
スペイン語も勉強できるチリ。モアイで有名なイースター島など見所たっぷりです。

定員:200名
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●スウェーデン
国民の多くが英語も話せるので、スウェーデン語初心者も安心です。

定員:未確定
募集時期:通年
滞在期間:1年間

●エストニア
バルト三国のひとつエストニア。英語を話す人が多く、治安や衛生面も良好。

定員:未確定
募集時期:2020年3月から制度導入予定
滞在期間:1年間

【参考サイト】外務省
ワーキング・ホリデー制度
日・スウェーデン・ワーキング・ホリデー協定の署名
エストニアとの間のワーキング・ホリデー制度に関する口上書の交換

ワーキングホリデーに必要な費用はどのくらい?

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・ワーホリするのに必要な費用ってどのくらい?

ワーキングホリデーで必要となる費用を計算する場合、1. 出発までにかかる費用(ビザ申請料、学校に通う場合の授業料やホームステイ費用、片道航空券など)、2. 現地での支出・収入の2点を考慮する必要があります。出発前に必要となる費用は国・地域によって異なりますが、1年間滞在する目的で準備すべき予算は、およそ100〜150万円が一般的と言われています。現地で働けるといっても、仕事が見つかるまでの当面の生活費は必要なため、ある程度の費用は渡航前に準備しておくことを強くおすすめします。また、現地で稼ぐことができるお金は、仕事の内容によって大きく変わりますので、その点も考慮して準備しておきましょう。
今回は、ワーキングホリデーの渡航先として人気のあるオーストラリア、ニュージーランド、カナダを例に、予算の目安をご紹介します。

 
オーストラリア
ニュージーランド
カナダ
出発までにかかる費用合計
約145万~175万円
約132万~162万円
約124万~154万円
▼内訳
語学学校の授業料
約44万円
約40万円
約32万円
ホームステイ費用
約35万円
約31万円
約28万円
ビザ申請料
約5万円
約0円
約3万円
片道航空券
約11万円
約11万円
約11万円
海外旅行保険料(1年間)
約30万円
約30万円
約30万円
予備費
約20万~50万円
約20万~50万円
約20万~50万円
▼現地での支出と収入
現地での支出
生活費 約110万円
生活費 約109万円
生活費 約97万円
現地での収入
約138万~184万円
約138万~184万円
約138万~184万円

※ホームステイ滞在をしながら語学学校に3ヵ月間通った後、9ヵ月間ルームシェアをしながら、1日6時間・週5日働いた場合の費用例

ワーキングホリデーのビザについて

ワーキングホリデーに参加する上で欠かせないビザの申請。実際、自分が希望する国のワーキングホリデービザを申請するにあたり、押さえておくべきポイントがいくつかありますので、参考にしてみてください。

●申請時期、申請から許可が下りるまでの期間を把握する
申請時期は、国・地域によって違います。イギリスやアイルランドは年に2回のタイミングしかないので、事前に調べ、チャンスを逃さないようにしましょう。また、申請してから許可が下りるまでの期間も国によって異なります。後述するカナダなどでは、申請手続きの過程で指紋の提出も必要となりますので、余裕を持ったスケジュールを組んで、ビザの申請に臨むようにしましょう。

●申請手段を確認する
ビザの申請は、各国の大使館など駐日外国会館に対して行いますが、国によって申請方法は異なります。オーストラリアやニュージーランドでは、Webサイトから申請できるようになっています。イギリスやアイルランドなどの国では、大使館のWebサイトから申請フォームをダウンロードして記入後、メールで提出するようになります。

●記入は英語で行う
英語圏でワーキングホリデーを希望する場合、申請フォームの入力は、基本的に英語で行わなければならない場合がほとんどです。そのため、辞書や翻訳サイトを使いながら慎重に行うことをおすすめします。(フランスなど、非英語圏の国・地域に申請する場合、申請フォームは、現地の言葉が使われていますが、日本語訳などで補足されています)。

●対象年齢をよく確認する
改めて自分がワーキングホリデービザの発給対象年齢に該当するかを確認するようにしましょう。ほとんどの国で対象年齢は、ビザ申請時の年齢が、18~30歳が条件となっていますが、一部の国で例外もありますので注意が必要です。また、あくまでも、対象年齢は、ビザ「申請時」の年齢で定義されており、「渡航時」の年齢ではありません。そのため一般的に、31歳になる前に申請をすればワーキングホリデーに参加することができます。また、日本に在住していて、日本国籍を持っていることも条件としてよく挙げられます。

●申請料を調べておく
申請にあたり、申請料がかかる国とかからない国がありますので、ご注意ください。例えば、オーストラリアの場合は、オンライン申請時、AU$485相当の日本円をクレジットカードで支払わなければなりません。カードの名義は、必ずしも本人でなければならないということはないようですが、利用できるクレジットカード会社に制限がありますので、事前に調べ、有効なクレジットカードを用意しておくことが必要となります。

●申請時に提出すべき書類を確認する
例えば、ビザ申請時、ほとんどの国でパスポートのコピーの提示が求められます。パスポートは有効期限が十分にあるかどうかを確認してください。また、申請時に、銀行の預金残高証明書を提示しなければならない国など、提出書類が国・地域によってかなり違ってくるので、余裕を持って確認することが必要となります。
オーストラリアでは、2019年4月より、ワーキングホリデービザ申請時に、銀行の預金残高証明書の添付が要件として加えられました。預金残高を提示して、原則としてAU$5,000+帰りの航空運賃が支払えることを証明しなければなりません。銀行の預金残高証明書を発行してもらうには、1週間ほど時間がかかる場合もあるので、ビザの申請は、余裕を持って行うようにしましょう。

また、カナダでは2019年度より、ビザ申請の手続きの中で、指紋登録が義務付けられるようになりました。登録は、東京のビザ申請センターで行わなければならず、その点も考慮した上で、余裕のあるスケジュールで申請を進める必要があります。

●申請時に記入すべき項目を確認する
ビザ申請時には、自分の個人情報を入力する他、健康に関する質問、海外経験、ワーホリの規則に沿って行動をするという宣誓など、さまざまな質問に答える必要があります。一見複雑そうにも感じますが、英語を母国語としない国の人でも理解できるようシンプルな英語(または日本語)が使われていますので、落ち着いて一つひとつの質問に回答していくことが重要です。

ここまでが、ワーキングホリデービザを申請する前に押さえておきたいポイントになります。申請を終えると、一旦、手続きは終了。その後、大使館の方から発給許可が下りると「ビザ発給許可通知書」が届きます。「ビザ発給許可通知書」はあくまで通知書で、ビザそのものではないことを、ご注意ください。「ビザ発給許可通知書」には、入国猶予期限が記載されており、その期間内に入国をする必要があります。そのため、ビザの申請が下りたから、近日中に渡航しなければならないというわけではありません。そして、ワーキングホリデーは入国した日から、1年間の滞在ができます。途中、旅行や帰省などでその国を離れたとしても、その期間はワーホリ滞在期間内に含まれてしまいますので、ご注意ください。限られた期間、思いっきり現地生活を楽しみましょう。

まとめ

以上が、ワーキングホリデーの基本情報となります。ビザの発給条件や申請期間などは、毎年変わる場合もあるので、最新情報は大使館などのWebサイトを確認するようにしてみてください。また、ワーキングホリデーの準備を進める際は、留学エージェントに相談してみるのもひとつの方法。留学ジャーナルでは、ワーキングホリデーの渡航者も数多く送り出しており、最新情報や渡航までのスケジュールを立てるコツ、1年間のワーホリ生活の過ごし方をご案内していたり、ビザ申請などをアドバイスしたりするサポートプログラムもあるので安心です。ワーキングホリデーは、18歳から30歳の特権。ぜひ、今しかできないチャンスを生かして、海外で貴重な経験をしてきてくださいね。

ワーキングホリデーの基本情報について

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