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アメリカの2年制大学ってどんなところ?エルカミノカレッジを例に解説!

# アメリカ

# 大学留学

2020.01.16

大学留学先として世界中でもっとも人気な国アメリカ。世界中から集まった100万人以上の留学生が、現在アメリカの大学で勉強しています。日本で大学というと、一般的に4年制の総合大学のことを指しますが、アメリカでは2年制と4年制の大学があり、進学方法も多様化しています。日本でも知名度のあるハーバード大学やカルフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などは、4年制大学で学士号が取得できます。一方で2年制大学は日本語では短期大学と訳され、準学士号を取得できます。日本人にはあまりなじみのないタイプの大学ですが、10万人弱の留学生がこの2年制大学に通っています。
そもそも2年制大学とはどんなところなのか想像つきますか?いろいろ調べてみたけれども、いまひとつイメージできないという人もいるのでは。そこで、今回は2年制大学のひとつ、エルカミノカレッジ(El Camino College)を例に取り上げながら、2年制大学とはどういうところなのかについて解説していきます。

そもそも2年制大学とはどんなところ?

アメリカの州立の2年制大学はコミュニティカレッジと呼ばれていて、短期大学というより高校と4年制大学の中間的な学校という印象です。年齢層も幅広く、働きながら大学に通っている学生も多くいます。留学生には一定の英語力が出願の条件としてありますが、出願すれば基本的に誰でも入学できます。また学費は4年制大学に比べて安く、カリフォルニア州の場合、年間で100万~150万円程度です。入学審査がやさしい点と費用が安く抑えられる点がコミュニティカレッジの特徴といえます。

コミュニティカレッジの学生はどんな目的で大学に通っているのでしょう?大きく2つの目的に分けて解説します。

目的①:4年制大学に編入するため
経済的もしくは学力的理由から大学最初の2年間をコミュニティカレッジで過ごし、その後4年制大学の3年次に編入する学生が多くいます。大学の1、2年生は一般教養課程なので、そこをコミュニティカレッジで学び、編入後、専門分野を4年制大学で勉強して学士号を取得します。現在4年制大学に通う学生のうち35%以上が編入してきた学生で構成されています。

2年制大学は4年制大学より圧倒的に学費が安いので、アメリカ人でも学費を節約する目的で最初2年制大学に通う学生が多いのですが、留学生の中にも同様の理由で2年制大学からスタートする学生がたくさんいます。加えて、はじめから4年制大学入学を目指すのは留学生にとっては、学力的ハードルが高いという理由もあって、入学条件となる英語力や高校の成績の基準が比較的低い2年制大学からスタートし、英語力と成績を4年制大学のレベルまで引き上げてから編入するというのが留学生の主流となっています。この方法だと、頑張り次第では名門大学に編入できる可能性もあり、高校生がアメリカの名門大学を目指す際の王道となっています。実際、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)やカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)などの名門大学に通う日本人留学生の中にもこのパターンで4年制大学に進学した人をよく見かけます。

目的②:手に職をつけるため
2年制大学で専門性や実践的なスキルを身につけ、準学士号もしくはプログラム修了書を取得します。この場合、アメリカ人は働きながら、あるいは育児をしながらパートタイム(1学期11単位以下)で通っている人が多いです。例えば、育児をしながら週に2回ほどコミュニティカレッジに通って、仕事のステップアップにつながるプログラムを履修したり技術を身につけたりします。自分のペースや目的に合わせて大学に通うことができ、この柔軟性がコミュニティカレッジの良さでもあります。

エルカミノカレッジについて

カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にあるエルカミノカレッジを例にとって、実際のコミュニティカレッジとはどんなところなのか見てみましょう。

【エルカミノカレッジ】
基本情報
ダウンタウンロサンゼルスから車で30分ほどのところにあるトーランス市にあります。トーランス市には日系の企業が多く、日本のレストランやスーパーマーケットが多いことでも知られています。キャンパスはビーチから車で10分ほどの住宅街にあり緑も多く開放的な印象です。1947年に創設され、51ヘクタールほどの広さのキャンパスに37つの建物があります。学生数は2万人以上で、人気の学部は看護学部、生物学部、ビジネス学部、心理学部、コンピュータサイエンス学部などです。男女合わせて22の大学代表スポーツチームもあり、スポーツも盛んです。

学生生活
休日はビーチ沿いに並ぶカフェやレストランでブランチをしたり、ショッピングモールで買い物を楽しんだりする留学生が多いようです。また日本食の居酒屋などもあるので、日本人の学生はよく利用しています。近くにアメリカ最大級の大型ショッピングモールもあり多くの学生が利用しています。

滞在方法
学生寮はないので、ホームステイやルームシェアで生活している学生が多いです。エルカミノカレッジに限ったことではなく、コミュニティカレッジには基本、学生寮がありません。地元の学生でない限り、みなホームステイやルームシェアで生活しています。エルカミノカレッジにはバスを使っている学生もいますが、半数以上の学生が車で通学していてキャンパス内にはパーキングロットがたくさんあります。留学生も最初は車を買う予定がなくても後々必要に迫られて車を買う人が多数います。ロサンゼルスは車社会なので車なしでは不便に感じることも多いようです。

出願方法
英語力の条件さえクリアできればだれでも出願でき、入学することができます。出願に必要な学力や条件は以下の通りです。

・英語試験:TOEFL IBT:45以上/IELTS4.5以上/TOEIC620以上/英検2a以上
・高校の成績:提出義務のみ

4年制大学への出願はエッセイなどもありますが、基本的にコミュニティカレッジは一定の英語力があれば成績の足切りなどもなく入学できます。英語力のハードルも低く、英検2級があれば入学できます。もしくは語学学校で一定のクラスをクリアすれば英語試験なしで入学できる場合もあります。

エルカミノカレッジから4年制大学に編入
現在、アメリカ大学留学を考えている人の中にはコミュニティカレッジから4年制大学に編入を考えている人もいるかもしれません。アメリカではかなり一般的な進学方法で、エルカミノカレッジも例外ではありません。毎年エルカミノカレッジから1500人ほどの学生がカリフォルニア州内の4年制大学に編入しています。これは州内のコミュニティカレッジの中でも上位の数です。編入先としてカリフォルニア大学群やカリフォルニア州立大学群の大学が人気です。カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)やカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などのカリフォルニア州内の難関校にもエルカミノカレッジから編入している学生もいるので、頑張り次第でこれらの名門大学に編入するのも夢ではありません。

エルカミノカレッジの学校生活

大学の概要や入学方法は大体わかりましたか?では、実際エルカミノカレッジに入学したらどういう学校生活が待っているのでしょうか?オリエンテーションはあるのか、授業はいくつとるのか、どんなクラスがあるのかなど、入学から実際に授業が始まっていくまでを詳しく解説していきます!

1. オリエンテーション
エルカミノカレッジに入学することが決まったら、まずオリエンテーションに参加します。アメリカの大学には日本のような入学式はなく、基本的にはオリエンテーションのみです。オリエンテーションでは学校の概要や学校生活の過ごし方などについて説明を受けます。

例えば...

・どんな学位が取得できるのか、どうやって4年制大学編入するのか
・クラス登録の仕方
・大学施設や勉強サポートシステム
・どうやったら充実した大学生活を送れるかのアドバイス

学校生活を送るうえで必要な情報について説明してくれます。また友達を作る良い機会でもあります。

2. 授業登録
オリエンテーション後、アカデミックカウンセラーと相談しながら授業登録をしていきます。どういう授業を取るのかは人によって変わってきます。専攻による違いはもちろん、編入を目標としているのか準学士号の取得だけを目標としているのかでも取るべき授業が変わってきます。編入の場合は、編入先の大学が指定している授業を編入前までに取らなくてはいけません。どの大学がいいのか、どういった授業を履修していけばいいのかをカウンセラーと面談しながら決めていきます。

エルカミノカレッジでは、留学生が学生ビザを維持するためには12ユニット以上登録しなくてはいけません。12ユニットだと大体1週間に取るのは、3クラスか4クラス分です。大学によって取らなくてはいけない最低のユニット数が異なりますが、セメスター制(2学期制)の場合、12ユニットのところが多いです。

3. 授業について
クラスごとに規模は違いますが、20~30人程度です。授業スタイルはその教授によって違いますが、人数がそこまで多くないため比較的教授との距離が近いです。

学生は20歳前後が多いですが、そうでない人もたくさんいます。年齢層は比較的幅広いです。生徒の授業に対するモチベーションにはかなりばらつきがあり、難関4年制大学編入を目標としている生徒はかなり真剣に取り組んでいますが、そうではない学生も残念ながらいます。

テストに関してですが、基本的には中間と期末テストがあります。しかし中間試験を2、3回に分ける場合もあり、試験が多くなればなるほど1回のテストの配分が小さくなります。

4. 学習サポート
授業についていくのが大変な時やちょっとした助けが必要な時があると思います。そういった時は学校の学習サポートを頼りましょう。

◆ライティングセンター
アメリカの大学ではエッセイ(英作文)をたくさん書かなくてはいけません。エッセイを書くときに助けが必要な時や、文法や文脈などを直してほしい時にライティングセンターを利用できます。ネイティブスピーカーたちも頻繁に利用していて、授業を乗り切るうえで欠かせない施設です。

◆チューター
チューターとは日本語で家庭教師のことを言います。さまざまな科目のチューターが学校の図書館にいるので、わからないところや勉強で不安なところがあればいつでも相談できます。

◆オフィスアワー
アポイントメントなしで教授のオフィスを訪ねることができる時間です。授業でわからなかったところや勉強方法などで相談したいことがあった場合、オフィスアワーの時間に教授のもとを訪ねて質問することができます。授業について一番詳しく知っているのは教授なので、わからないことは教授に聞くのが一番早いです。

それ以外に、クラスメイトと仲良くなることも学校生活をうまく切り抜けていくうえで重要なことです。一緒に勉強したり助け合ったりしていく中で、難しい授業を乗り越えていくことができます。

まとめ

入学審査がやさしく、費用が安く抑えられるのが魅力のコミュニティカレッジですが、それだけでなく高校時代には手も届かなかった名門4年制大学編入への可能性も広がるという利点もあります。日本の短期大学と比較するとかなり印象が違いますよね。
コミュニティカレッジをうまく利用すればアメリカ大学留学の費用も抑えられますし、英語力や成績を上げることもできます。もしかしたら皆さんが思っているより大学留学のハードルは低いかもしれません。

アメリカ大学留学のことやコミュニティカレッジから4年制大学に編入する方法などについて、詳しく知りたい方は留学ジャーナルカウンセリングセンターまでお問い合わせください。

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